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最凶の存在  作者: 翔さん
第壱章*学園編
9/68

閑話・エレナの気持ち

*同日更新です

*エレナ視点


凄い…それが狂羅さんです。


類を見ない美貌、伝説とまで言われた闇属性も、測定出来ないほどの魔力量、初級魔法で壁をも壊してしまうほどの魔力強度も、全てが規格外。


それが狂羅さん


私が盗賊に襲われている時は、余りに場違いな美人さんだと思ってしまったことは秘密です♪


でも、一緒に過ごした時間は少ないですが何故かとても楽しい…楽しくて仕方がないんです。


一つ一つの行動が余りに可笑しいんですよ?

仮面をつける時の子供みたいな笑顔が、何かに驚いた様な顔がとても可愛いんです♪


今もまた子供の様な笑顔でこちらに歩いてきています


「え!?・・・は?????」


どうやらカイラさんの反応を見ているんでしょうか


シェルさんと目が合いました

二人揃って笑ってしまいます


「狂羅…なのか?」

「おぃ…他に誰がいんだよ」

「すげぇ美人だと」


ボコッ


凄い音がしてカイラさんが飛んで行きました


「・・・ちょっと」

「何だよ?」

「何だよ?じゃないでしょ!?」


私もそう思います


「俺は男だってんのに…自業自得だ」

「カイラさんは大丈夫でしょうか?」

「大丈夫だ。全く力は入れてねぇからな」


力を入れてないのに人は飛ぶんですね…


「なぁ髪を止めるやつ持ってたりしねぇか?」

「これならあるけど?」

「おぅ、ありがとう」


シェルさんがカバンから髪を止める為のゴムを渡すと、狂羅さんは肩まである髪を全て後ろで括ろうとしています。


「これでどうだ?男らしく見えるって聞いたんだが…」


なんとゆうことでしょうか!!

今の狂羅さんはそのぉ…


とても格好いいのです!!

とても格好いいのですよ!?

頬が熱くなるのを感じてしまいます…


どうやらシェルさんも同じ様で、とても真っ赤になってしまっています


「どうなんだ?」


駄目です!!顔を見て話す事が出来ません!!


「とても、その…かっ、格好いいと思います!!」

「お、おぅ…ありがとう」


どうすればいいんでしょうか!?

もうお顔が熱くて熱くて…


「私も格好いいと思うわよ」

「おぅありがとな」


そう言って狂羅さんが微笑むんですよ!?

駄目です駄目ですよその笑顔は!!

反則です反則ですよ!!


「わ、私そろそろ帰らないと…」


あ!!シェルさんが逃げようとしています!!


「私も報告がありますので…」


上手くこの流れに乗る事が出来ました!!


「そうなのか?」

「「えぇ!!」」

「そっか。待っててくれてありがとよ」

「では、失礼します」

「また明日ね~」


私とシェルさんは急いでその場を離れました


それから私達は無言で帰る事になってしまいましたが…


家(王宮)に帰るとそのまま部屋に向かいます


「はあ…私…狂羅さんの事が好きなのかな…?」


寝るまでの間、ずっとずっと狂羅さんの事ばかり考えてしまいました


(明日普通に接する事が出来るように頑張らないと)


そう思いながら寝る事にしました

初めての別人視点

どうでしたでしょうか?

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