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最凶の存在  作者: 翔さん
第壱章*学園編
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五校戦・3

「へぇ~まだ生きてるんだ」


爆発の後、勝負はついた…

アレイル魔法学校の五校戦メンバーは終了と同時に近くに走っていった

俺達も向かっていたのだが、近くまで行くともめていることが目に入った


「もう試合は終わった筈です」

「別に何もしてないじゃん」


馬鹿にした風に話す青の制服を着たヌカルタ魔法学校の生徒

それを追い返そうと話すのはラウエルだ


「何もしてないのなら帰ってください」

「じゃあこれだけ言わせて貰うよ」

「何でしょうか?」

「ソフィ様を差し出せ

そしたらもう手は出さないって」

「そんな事は出来ない…それに本当に出来ると思っているのか?」

「おぉ~怖い怖い」


そう言って立ち去るヌカルタ魔法学校の生徒…


「様子は?」


ラウエルに近づき訪ねる


「五校戦中に戻れるかは怪しい所です…症状は思ったより酷い様なんです

ただの爆発ではなく、別の魔法も使われていた可能性がありますし、どうやらメリハラさんを庇われた様ですしね…」

「その為に無防備になった…」

「えぇ推測ではありますが」


さて、どうするかな…

バウラには悪いが、別になんとも思わない…

ソフィは少しの罪悪感があるらしいが、まぁ無視出来る範囲だ

それはそうと、次は誰が出るんだ?


「俺が行くぜ!!」

「いいのかいタリウス?」

「はぁ?当たり前だろ!!それに、仲間がやられて黙ってられねぇよな!!」

「そうですね、あなたは昔からそうでしたね」

「おぅよ!!」

「敵は次も3人だと思われます…気を付けて下さい」

「あぁ、そう簡単にはやられねぇぜ!!」


またもやタイミング良く次の試合のメンバーへ招集がかかる


「じゃあ行ってくるわ」

「頑張って下さいタリウス」

「おぅよ!!」

「気を付けて下さいね」

「あんたは気にしなくていいんだぜ?あの変態が悪いんだ」

「そうですわね」


最後にソフィに声をかけられ、タリウスは会場に向かっていった


「戻るか…」

「はい」


戻るとアレクにバウラの様子を聞かれ、大体の事は話した


「そうか…」

「さぁサバイバル戦第2回戦を始めたいと思います!!

先程の試合は予想外の結末でしたが気を取り直して行きましょう!!

では、選手の皆さん入場してください!!」


5名が入場するが、べリア第1魔法学校とヌカルタ魔法学校、メルサ魔法学校の選手にブーイングが聞こえてくる…

やはり観客も納得は出来てないらしい…


「今回はステージ変更があります」


ステージにあった木々はなくなり、砂漠みたいなステージになる…

これなら視界は良くなるな

すると隣のアレクと目が合い、アレクは笑った

もしかするとアレクのおかげかもしれない…


「それではサバイバル戦第2回戦…始め!!!!!!!!」


それぞれバラバラにされた選手達…

タリウスは全速力で何処かに向かっていった

合流する前に潰そうと思っているのかもしれない


すると、何処からか音がした

これは剣と剣がぶつかりあったような音…


戦闘しているのはヴァルキリア魔法学校の生徒とべリア第1魔法学校の生徒だ

もしかしたらヴァルキリア魔法学校もタリウスと同じ考え方だったのかもしれない


すると、タリウスにも動きがあった

前方に風の魔法を飛ばす…風の魔法は見えにくい為、避けることは難しい…

魔法が飛んでいった方向には人影が見える

人影は魔法が当たる寸前に気づき回避行動に移るが、完全に避ける事が出来ず、当たった腕から血が滴り落ちる…


相手が驚いている間にタリウスは距離をつめていた

タリウスは魔法を放ちながら、どんどん距離をつめていく

相手は魔法の対処とタリウスとの距離をとることを両立出来ず、徐々に傷は増え、距離は縮まっていく…

遂にタリウスが剣の届く距離まで近づくことに成功する

タリウスは剣を振り抜こうとしたが、後ろに勢い良く飛んだ

すると、タリウスが居た位置に氷の剣が突き刺さる…

第3者による攻撃だ…

だが、1人は手負いだ

どうする?

手負いを先に倒してもいいが、もう1人は確実に乱入してくるだろう…

ならば第3者から?

その場合、手負いに遠くから攻撃されながら第3者と戦う事になる…もし手負いが遠距離魔法を知らなかった場合はこちらの方がいいが、流石に五校戦に出場出来るくらいなのだから、遠距離魔法も出来る可能性が高い…


よって結論は1つ!!

タリウスは魔法で第3者に牽制しながら手負いに突っ込んでいく…

だが、第3者から氷の剣が襲いかかってくる

ただの牽制では抑えきれない…

タリウスには避けるより、手負いへの攻撃が優先だ

例え右腕を失おうとも…

観客から悲鳴があがる

だがタリウスだってそんな事じゃ終わらない

タリウスの左手は手負いの体を貫いている

手負いは倒れこんでそのまま動かなくなる

タリウスは俺達に笑顔を見せた…あぁこっからが本番だ!!


剣を構えるタリウスと氷の剣を浮かべる第3者…

飛んでくる氷の剣を風の刃で弾く

何度も何度も繰り返された

お互いが同時に前へと駆け出した

このままでは埒があかないと思ったのだろう…

2人の剣の腕は多少タリウスが上だった

徐々に追い込まれていく第3者は手数で勝とうともう一本氷の剣を出した…二刀流だ

だが結果は変わらない…タリウスの優勢だ

二刀流に馴れてないのに使われたところで意味はない

タリウスは第3者の腹に剣を突き立てた…


しばしの静寂の後観客から凄まじい声援が聞こえる


「素晴らしい!!素晴らしい決着です!!

残るは後2名、ここからは声も拾いたいと思います!!」


どうやら声も拾ってくれるらしい


会場を見てみると残る2名は向かい合っていた…


「初めまして、わたくしはアリシアと申します」

「俺はタリウス」

「先にお礼をさせてください…メリハラはアレイル魔法学校の選手に庇って戴いたお蔭で重症にならずに済みました

本当にありがとうございました!!」

「それはあいつに言ってくれ」

「そうさせて貰います…それと1つアレイル魔法学校の方にミンミ姫から伝言があります」

「全員にか?」

「はい、ですので声も拾って戴いてます」

「それで?」

わたくし達は毎年ある目的があり五校戦へと出場させて戴いてます」

「目的?」

「生涯の伴侶を見つける為です」


そう言って少し頬を赤く染めるアリシア…

観客も知らなかったのか静まっている


「へぇ~そりゃ知らなかったぜ」

「それでなんですが…ミンミ姫はアレイル魔法学校の生徒の中から選ぶように仰りました」

「それで?」

わたくしはタリウス様…タリウス様を伴侶にしたいと思います…ですので、わたくしが勝った場合は伴侶になって戴きたいのです!!」

「何故俺なのかは分からんが、あんたみたいな綺麗な人に言われたら嬉しいもんだな…だが勝たせて貰うぜ」

「そうですか…ではわたくしも勝たせて戴きます!!」


そう言ってタリウスとアリシアの戦いは始まった

アリシアは想像以上に速く正確に弱点をついてくる

片腕のタリウスでは少々部が悪い…


「あんた強いな!!」

「タリウス様こそ片腕ですのに!!」


徐々に追い込まれていくタリウス

遂にアリシアの剣がタリウスの腹を貫いた!!


「申し訳ありませんが私も本気でしたので…」

「甘いな!!あんたは甘過ぎるっ!!俺達の先生は両手両足の骨を折ってさらに剣を突き立てたってのによ!!」

「それは本当に先生なんですか!?」

「あぁ!!『鋼鉄アイアン』!!」


剣が刺さっている部分から徐々に鋼鉄に覆われていくタリウス


「ぬっ、抜けない!?」


抜こうとしても抜けない様だ…

タリウスはアリシアの首に剣を当てる


「あんたの負けだぜ?」

「参りました…」

「さて、俺はあんたが気に入った!!俺の妻になれ!!」

「宜しいのですか!?」

「こうゆうのは男から言いたいもんだ…だから俺の妻になれ」

「はい…タリウス様」


観客から拍手と声援が贈られる


「何とゆうことでしょう!?見惚れる様な戦いは終わり、ここに新たなカップルが…あぁなんて羨ましい!!

じゃなかった、1位アレイル魔法学校、2位ヴァルキリア魔法学校、3位メルサ魔法学校、4位べリア第1魔法学校、5位ヌカルタ魔法学校です!!」


盛大な歓声の中、アリシアに肩を支えられタリウスは会場を後にした


「素敵ですわね♪」

「そうだな…」


そう言いながらそっとソフィが俺に体重を預けてくる


俺達はしばらくしてから待機室に向かった

待機室は騒がしかった…

中に入るとアリシアがいた…だから騒がしかったのだろう

俺達が入ると視線が集まる


「おめでとうございますタリウスさん」

「ありがとよ」

「とても素敵でしたわ♪」

「そりゃ良かったぜ!!」

「この方々は?」


まだ医療班が来てないらしく横になっているタリウスへソフィが話しかけた

アリシアが俺達の事をタリウスに聞く…タリウスの左手を握りながら…


「俺達の先生だ、それ以上はいえねぇ」

「この方々が…初めましてアリシアと申します」

「初めまして、ソフィですわ♪」

「狂羅だ…」


さて、タリウスの傷だが…多分医療班では治らないだろう…


「ソフィ…」

「はい♪」


ソフィがタリウスの側に行き、何かを呟く…

激しい光がタリウスを包む…

光がおさまるとタリウスに腕が戻り、体の傷は全て消えていた


「これは?」

「アリシアさん、何も見なかった…いいですわね?」


そう言って有無を言わさぬ笑顔でソフィがアリシアをみる…


「あ、はい!!」

「感謝しますわ♪」

「そろそろ次の試合だな…」


すると、扉がノックされる…


「どうぞ」


ラウエルの声を聞き、扉は開かれた…

そこにいたのはヴァルキリア魔法学校のミンミだった…


「初めましてアレイル魔法学校の皆さん

わたくしヴァルキリア魔法学校生徒会長のミンミと申します

以後お見知りおきを」




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