五校戦・2
「あの~」
パレット戦が終わりしばしの休憩の時間…
選手の元に行こうとしていた俺達は聖女マリアの声によって立ち止まる
「先程の補欠の件は本当なのでしょうか?」
「えぇ」
「では何故代表生を?」
「頼まれましたの」
「そうですか…」
「私達はそろそろ選手の元に行きたいのだけれど」
「あ、すいません!!」
俺達は軽く会釈した後、急いでシェルの元に向かう
エーテルがシェルに何を言ったか気になったからだ…
「それで、何て言われたんだ?」
待機室について直ぐにシェルにそう問いかける…
「えっと、ソフィさんはどの競技に出るか聞かれただけかな」
「それで?」
「うん、だから補欠だから出ないって言ったんだけど…」
「だけど何だ?」
「なら減らすかって言ってた」
「そうか…分かったありがとう」
減らすだけ…
瀕死の状態まで追い込むのか?
それとも、何か別の…
「大変です!!」
突然待機室に一般の生徒が入ってきた!!
「どうしました!?」
「それが…」
話を纏めるとこうだ…
先程、アレイル魔法学校の生徒が3名重症の状態で見つかった…
かなりの重症らしく、五校戦の間は必ず復帰することはないほどの…
聖女を含めてかなりの回復魔法を扱えるものが揃っていて復帰不可能…
つまり、並大抵の怪我ではなかったとゆうことだ…
「何故彼らがっ!!」
「申し訳ありません」
「どうしてソフィさんが謝るんですか?」
「多分、狙いはソフィだからだ…」
「どうゆうことでしょう?」
俺達はラウエルを含め、他の選手にも軽くエーテルの事を話す
「そうですか…」
「最悪俺が潰してもいいんだが…」
「いえ、僕達が最善の注意をしていればこれ以上は減りません!!」
「そうですか…申し訳ありませんがお願いしますわ」
俺達の話が終わるのを待っていたみたいなタイミングで選手の招集がかかる…
「では、頑張って下さいね♪」
俺達は特別席へと戻った…
「さぁ次の競技に移りたいと思います!!
これからは対人戦が行われます!!
この頂点を決める場所にのぼってくるまでどれ程の生徒を蹴落としてきたのか!?
いよいよ対人戦開始です!!!!!!!!」
一層盛り上がる観客…
「次の競技は各学校1名ずつによるサバイバル!!
求められるのは広い視野、1対多による戦闘!!
さぁ選手の入場だぁー!!!!!!」
司会の言葉と同時に5人の選手が会場に入ってくる…
アレイル魔法学校からはバウラが出るみたいだ…
「さて、選手は出揃いました!!
次はステージの変更てす!!」
ステージの変更?
俺が疑問に思っているとステージに木々が生い茂っていく…
そのおかげで選手は散り散りになった…
「では、サバイバル第一回戦…始めぇ!!!!!!」
開始と同時にバウラは木の上で身を隠した…
どうやら最初は様子を見るらしい
しばらく戦闘は行われなかったが1人1人の様子を見る映像魔道具にある映像が映し出された…
そこには3人が出会った映像…
だがいつまでたっても戦闘は起こらない…
これは…
「おおっとこれはアレイル魔法学校とヴァルキリア魔法学校以外の3校は手を組んだ様だ!!」
司会の言葉通り3校は手を組んだ…
目的はソフィか?
バウラがヴァルキリア魔法学校の生徒に近づく…
ヴァルキリア魔法学校と手を組むつもりだろう…
「俺の名はバウラ…参る!!」
「あたしはメリハラ、貴方が手を組む様な軟弱者じゃなくて良かった!!」
違った…正々堂々勝負を挑みにいった…
まぁそうこなくちゃな
バウラは素手、メリハラは剣だ
拳と剣がぶつかりあい、いよいよ始まった!!
「ついに戦闘が始まったぁ!!!!!!」
司会の言葉で会場は更に盛り上がる!!
まず始めに動いたのはバウラだ
魔法で身体能力を数段上げる
そこから猛スピードでメリハラに向かって行く
そうはさせないとメリハラは魔法を放ち牽制するがバウラのスピードは落ちる気配がない
勿論特訓の成果だ
魔法を避け、時には弾いて向かってくるバウラを困惑に顔を染めるメリハラ
だがその顔も一瞬
直ぐに嬉しそうに笑いながらバウラへと向かっていった
そこから始まったのは接近戦…
バウラが放つ拳をメリハラは避け、更に剣を放ち、それを避け拳を放つ…
激しい攻防…
盛り上がる観客…
だが、見惚れる様な戦闘は第三者の乱入により幕を閉じる…
二人が戦闘を行っている場所に激しい爆発が起きた
その爆発により起きた粉塵が晴れていく…
残されたのは傷だらけのバウラとメリハラ…
それと残りの3校の生徒だ…
そして二人がリタイア…
「えっと…1位はメルサ魔法学校2位べリア第1魔法学校3位ヌカルタ魔法学校…そして4位がアレイル魔法学校とヴァルキリア魔法学校です…」
司会も観客も呆然としてる…
あまりに可笑しいこの勝負に…




