大会へ向けての特訓・2
「ミルは悪い所があったら指摘してあげて♪」
「はい!!」
「もう一度同じ特訓をします」
「フェスは~?」
「では、初めて下さる」
無視だった…
フェスが話しかけてもソフィは無視した
「ねぇフェスは何すればいいの?」
「今はまだないわ♪」
「分かったぁ~」
どうやらソフィは見せしめにフェスを利用した様だ
学校内でも強い位置にいた彼達の気を引き締める為に、明らかに年下の子供が自分達よりも遥かに強かった事実を目の当たりにした
それから三日間…ずっと同じ事が繰り返された…
その頃になるとミルのアドバイスが項をなしたのか、五校戦のメンバーは氷像との特訓をクリア出来た
「今日からは新しい特訓をします」
「「「「はい!!」」」」
「ここにいる14人、それと私と狂羅、ミルとフェスを含めた18人で、試合をしてもらいますわ♪」
「試合ですか!?」
ラウエルが代表として質問した
「えぇ、ルールは簡単、魔法でも拳でも構いませんわ♪一発、相手より先に当てて下さい
負けた方には勿論特別メニューがありますわよ♪」
その笑みがとても怖いですよソフィさん…
と、まぁそんな感じで始まった特別メニュー
正直俺とソフィが負ける事はないが、他に飛び抜けてるのがもう一人いるよな?
あぁ、フェスなんだが…普通なら負けはしないだろうが、フェスなら負けることもあるだろうな…
「宜しくお願いします!!」
そんなこんなしてる間に最初の相手のラウエルが挨拶をしてきたので、軽く頷いてかえす…
「準備はいいですわね?それではこの球が弾けたら始めですわ♪」
そう言ってソフィは氷の球をだす
皆が注目する…
因みにソフィの相手はカイラだ…特別メニューが決定したな
パリィーン!!
ドォーーン!!
ドォーーン!!
氷が綺麗な音を立てて弾けた!!
と、同時に音速に近い速度でラウエルの背後に回り後頭部をデコピン…
ラウエルは動かなかった…いや、動くことも出来なかった
何があったかも分からないだろう…
あ、勿論手加減はしてるぞ
鳴り響いた音は二つ…
つまり、カイラとラウエルがぶっ飛んで何かに激突した音だ
他のメンバーが動きを止めて見ている…
それはそうだろう
自分達が氷が弾けたのを確認した時には俺とソフィは終わっていた…
自分達は動くことすら出来ていなかったのに…
「大丈夫ですか?」
「………なんとか」
「良かったです…この後頑張って下さい…」
「え?」
ほら、向こうから死神が歩いてきてるでしょ?
もの凄い笑顔で…
だが、思ったより(俺が思うに)特別メニューは易しいと思う…
特別メニュー…それは、本気のフェスとの勝負だった
勿論フェスは手加減しない為、当たれば痛いだろう
まぁフェスに一発入れれば済むから案外早く終わるだろう…
最初はそう思ってたさ…
どんどん特別メニュー送りになるメンバー…
結局全員がフェスと勝負することになるまで続けられた…ってゆうか、そもそも全員が特別メニューを受けるようになってるよな…
「狂羅、後はフェスに任せてご飯にしませんか?」
「………あぁ」
「私張り切って手料理を作ってみましたわ♪」
そう言ってソフィは弁当箱の様な物をだす…
向こうでは特別…
「はい、あ~ん♪」
ソフィに食べさせられながら飯を食う…
まだまだ終わりそうにない特別メニューの面々…
「あぁ~私夢でしたの♪明日もこのメニューで良いですわ♪」
すまないな皆…俺にはソフィは止められないよ…
「狂羅、あ~ん♪」
「あぁ」
結局誰もフェスには一発も入れれず、帰る頃まで行われていた…




