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最凶の存在  作者: 翔さん
第壱章*学園編
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大会へ向けての特訓・1

基本的にイベント事以外では使われない闘技場、その中には今14人の人影が見える


「あなた方にはまずこれと戦ってもらいます」


そう言ってソフィ先生は1つの氷の塊を造る…

その塊はラウエルの目の前まで飛んでいき止まった

注目の氷の塊は少しずつ形を変えて、最後にはラウエルそっくりの氷の人形になった


「これは…」

「これは会長さん自身ですわ♪

力、技は今のあなたと同じですが、闘い方を少し弄ってありますわ

あなたの苦手意識を引っ張りだし、そこをつくように設定してありますわ♪」

「僕と同じ…ですか…」

「あら信じていませんの?」

「そうゆう訳ではありませんが、やはり違和感がありますね」

「特訓ですから我慢してくださるかしら」


それから詳しい説明が行われる

詳しいと言っても難しい事ではない

勝てば良いのだ


「制限時間は三時間…

クリアした方から次のメニューに移ってもらいますので、ふふっ…何人が合格出来るかしら♪」


ソフィの合図と共に闘技場に氷の壁が一人一人を分けていく

ありこちから衝撃音が響く


俺の予想はシェルとエレナだけがクリア出来ると思う

なんせシェルとエレナはソフィに教わったのだ…

ならばこの様な特訓…もっと言うとこれよりも難しい事をやっている筈なのだ

カイラ?勿論クリアしてくれるさ!!


「はぁ…はぁ…、くそっ!!」


三時間はあっという間に経過した

合格者3名…

あぁ、俺の予想は当たった


「何故私達はクリア出来たのでしょうか?」

「ソフィさんに教えてもらったからじゃないの?」

「なら俺はどうなんだ?」


合格者から戸惑いの声が上がる


「簡単な事ですわ♪」


ソフィが口を開く…

カイラ達3人が勝てた理由は簡単なものだ


「力と技が相手と同じなら後は対応だけですわよ?今回は相手の方がいい判断を出来る様に設定してあった…ならばそれを越える様に成長すればいい…簡単な事ですわよね?」


ソフィが言ってる事は簡単な様で難しい…しかし、出来る者には直ぐに出来る


「どうしたらいい判断を出来る様になるのでしょうか?」


あがる疑問の声…


「自分で考えなさい…って言いたいですが、あなた達の新しい先生を呼んでいるわ」


ゆっくりと端の方から歩いてくる人影が二つ…


「子供!?」

「何故子供なんだ?」

「可愛らしいですね!!」


様々な声が上がる

子供でソフィが知っている奴は、物凄く限られている…

つまりミルとフェスの2人だ!!


「感謝しますわ♪」

「ソフィお姉ちゃんの頼み事なんて初めてだね!!」

「僕が出来る事なら喜んでお手伝いします!!」


2人は初めての頼られた事が嬉しいようだ


「ごめんなさいね…ミル、フェス、挨拶をしてくださるかしら」

「はいお母様!!

僕はミルと言います!!師匠の弟子をしています…何をやるか分かりませんが宜しくお願いします!!」

「フェスはねぇ~フェスって言うんだよ!!

ご主人様の最強の弟子…それがフェスなのだぁ!!」


一旦静まったのを確認してから話し出す…


「誰か皆の前でもう一度戦ってくださらない?」

「なら俺が行こう」


そう言って出てきたのはユーマ…


「あぁ!!あの時のずるい人!!」

「あの時はすまないな」

「許したげる!!」

「ありがとう」


ユーマと、ユーマの氷像が向き合う

30分の制限時間が終わった…


やはり優勢だったのは氷像の方だった


「これで一体何が分かるんですか?」

「ミル!!」

「はい、体の重心が少し右に傾いている為に左の動きが少し遅くなっていますし、下からの斬り上げの時は毎回相手の足元に目線が行ってますので相手に分かってしまいます」

「………今のだけで分かったのか?」

「見てれば分かりますよ?」


普通なら気づかない物凄く小さな癖や隙…

ミルは並外れた観察眼で相手の些細な弱点を瞬時に見分ける事が出来る…これは凄い才能だ…


「凄いねミル!!」

「いえ、分かっても実行できる腕がないんです…それに、フェスさんの方が凄いと思いますよ?」

「だよね~!!」


そうだな…ある意味では凄いな


「感覚派…あなた達は感覚派の人間を相手にしたことは?」

「「「「ないです」」」」

「誰かここのフェスと肉弾戦で戦ってくださらない?」

「…俺が行こう」


そう言って出てきたのはバウラだ


「…いいのか?本気でやっても」

「フェス、ちゃんと優しくね」

「分かったぁ~」

「始め!!」


早い!!

バウラは一瞬にしてフェスの目の前まで行って、吹っ飛んだ…

皆一瞬の出来事に驚いている


土煙が晴れていく…

佇む人影…バウラは再びフェスに突っ込む

バウラは右ストレートを放つ

フェスは右に受け流し、足を払う

なんとか飛んで避けたバウラ…しかし空中では体制を整える事が出来ない…

フェスがバウラの後頭部を掴み地面に叩きつける!!

フェスはバウラの腕を掴み宙に投げた…

顔を蹴るつもりだったのか足を上げたフェスに対しバウラはフェスの足を捕まえるのか準備した

フェスは構わず足を振り上げ…はしなかった!!

直前で足を引き、バウラの足を掴み地面に叩きつける…


「フェス、充分よ」

「はぁい!!」


唖然としている面々…

バウラは拳闘部部長…拳闘部は近接戦闘に重点を置いた闘い方をする

つまり学校の最高峰の近接戦闘に特化した人物が瞬殺…

それも可愛らしい子供に…


「何故!?」

「簡単よ♪この子は馬鹿なの」

「馬鹿!?」

「違うもん!!フェスは偉いもん!!」

「えぇ偉いわ♪でも馬鹿なの…馬鹿だから考えない、一瞬の判断を一瞬で下し戦う…それが感覚派よ

理由はなんとなくやそんな感じがしたから等と言うけど、体が感じた事に従う…なかなか出来ないわ♪」

「も~分かんないよ!!」

「フェス…」

「なぁに?」

「何でもない…」


一体フェスとミルを使って何をするんだろうか?



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