純心なソフィ
「すまないな…いつも俺の為に…」
「狂羅は優しいですもの…」
「…優しい…か…」
「えぇ…」
家への帰り道、ソフィと話ながら歩く…
「私に任せてくださいな♪」
「何か手伝える事があったら何でも言ってくれ」
「あら、本当ですの!?」
「ん?本当だが…」
「ではお願いがありますわ♪」
「あぁ、何でも言ってくれ」
「特訓期間中は一緒に寝て欲しいですわ♪」
ソフィが満面の笑みで言う…
「俺は特訓に関係があることをって意味だったんだが…」
「関係ありますわよ♪私の疲れを癒して欲しいですわ♪」
「一人で寝た方が疲れはとれるぞ…」
「嫌ですわ!!それに先程何でも聞いてくれると言ってくれましたわ!!」
「そうなんだが…」
どうしてソフィは一緒に寝たがるんだろうか?
本当に疲れはとれるのか?
「お願いしますわ!!この様な時でしか、狂羅は一緒に寝てくれませんでしょ?」
「別にそんな事はないんだが…分かった、それだけでいいのか?」
「い、良いんですの!?他にも頼んでも良いんですの!?」
「あぁ、勿論だ」
「………手を………手を繋いで欲しいですわ!!」
ソフィが歩みを止めて俺を見る
俺は少々驚いている
何故ならソフィが何時にもなく必死だからだ
「分かった」
そう言ってソフィの右手をそっと握る
すると、みるみるソフィの顔が真っ赤になっていく
「恥ずかしいなら止めとくか?」
「駄目、駄目ですわ!!」
「そ、そうか…」
余りのソフィの強い意思にそれ以上何も言わない事を決意した…
「私と狂羅が手を繋いでいる…
どう見ても夫婦…もしくは恋人に見える筈ですわ…
遂に手を繋いでしまったのですから、次は…次は…キ、キ、キス………」
「ん?何か言ったか?」
「何でもありませんわ!!」
「なら帰るか…」
「はい♪」
家への帰り道、俺達は町の人々に注目され過ぎた…
「綺麗~!!」だの、「格好いい!!」だの、「お似合いすぎる…」だの…
道行く人は足を止めて俺とソフィが通り過ぎるのをただただ見ている…
「ねぇ狂羅…今の私と狂羅は恋人に見えてるでしょうね♪」
「そうかもな」
「ふふっ♪」
まぁソフィが楽しそうだからいいか…
「何処かよって帰るか?」
「はい♪」
家で待っているフェス達には悪いが、ソフィがこんなにも楽しそうなんだ…
少しばかりの寄り道くらいは良いだろう
家に帰ってからフェスにぐちぐちと文句を言われたが、気にしないでおこう…




