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最凶の存在  作者: 翔さん
第壱章*学園編
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閑話・ミル2

*ミル視点

僕には夢があります!!

出来るだけ早く叶えたい夢が!!


先生になりたい、店を出してみたい…

色々な夢があると思います

でも、魔術師や剣士に聞いてみると、殆どの人が同じ事を言います…

「"人神じんしん"になりたい」って…


誰もが憧れる人神の第一位の師匠!!

第二位のソフィさん!!

伝説の魔物のフェスさん!!


それと王女様のエレナさんに、魔法を教えるのが上手なシェルさん、覚えが良くてどんどん強くなるカイラさん…


僕の周りには凄い人ばかりだ…

こんなに凄い人ばかりの中で僕だけが何もない…

僕は魔法が上手い訳でもなく、剣が上手い訳でもない…


最近はカイラさんが僕と師匠の特訓に付き合ってくれるようになった!!

でも、カイラさんと僕の差が開くばかりで…


僕は師匠に近づきたい!!

師匠の様に強く、かっこよくなりたい!!

何処までも強い師匠は特訓すればするほどに遠く感じる…

いつも師匠に迷惑をかけて…

僕は師匠を助ける事は出来ないの?

最近はずっと考えてしまう…


「ミルは部屋にいるかしら?」

「はい!!」


扉の向こうからソフィさんの声が聞こえる

直ぐに返事を返す…


「失礼するわ」


そう言ってソフィさんは入ってくる…

ソフィさんは黒のワンピースで、長く綺麗な銀髪を頭の横で纏めている…ツインテールって髪型らしい


いつもソフィさんと話す時は緊張してしまう…

とっても綺麗だから…


「どうしたんですか?」

「ふふっ…お姉さんのお悩み相談ですわ♪」

「お悩み相談?」

「最近ミルが煮詰まっているように見えるのよ」

「………。」

「お姉さんに言ってみなさい…少しは楽になれると思うわ…」

「………はい」


ソフィさんは僕を心配して来てくれたみたいだった…

凄いなぁ…僕なんて自分の事でいっぱいで他の人の事なんて考えてなかった…


「僕はいつも師匠に迷惑をかけてしまいます…

師匠の力になりたくても、僕は弱くて…

僕はいつになれば強くなれますか?

いつになったら師匠を助ける事が出来ますか?

僕の周りには凄い人ばかりだから…僕は…僕は……」


僕はソフィさんに思ってる事を全部言った…

目から涙が溢れてくる…


すると、ソフィさんが涙を拭いてくれた!!


「ミル…あなたが思う程、狂羅は強くないわ…」


急に凄く良い香りがすると思ったら、ソフィさんに抱き締められていた!!

ソフィさんは僕を抱き締めながら話してくれる


「狂羅には深い闇がある…

闇は狂羅の心の奥底で表に出る機会をずっと伺っているわ…

ねぇミル…あなたから見た狂羅ってどんな人なのかしら?」

「強くて格好いい人…」

「狂羅は確かに強くて凄く格好いいわ…でも、狂羅は狂羅よ?

あなたが狂羅に迷惑をかけている事にすら気づいていないのじゃないのかしら?

迷惑かどうかは狂羅が決める事よ?」

「でも、僕は何も返せていないんです!!

ずっと迷惑をかけてばかりで…」

「そう…案外頑固なんですわね♪

わたくしから一つだけアドバイスしてあげますわ~」

「え!?」

「強くなりなさい…狂羅を殺せる程に…」

「…どうゆう」

「ミルには才能がちゃんとあるわ…だから今は私を信じなさい

私を信じて特訓を頑張りなさい…良いわね?」

「…はい」

「この事は他の人に言っちゃ駄目ですわよ♪」


ソフィさんが部屋を出ていった後、どうしても考えてしまう…

「強くなりなさい…狂羅を殺せる程に…」あの言葉はどうゆう意味だったんだろう?


僕はその日ずっとその事だけ考えていた…



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