表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最凶の存在  作者: 翔さん
第壱章*学園編
31/68

圧倒的な力

「死角からの攻撃…」

「やはりバレていたか…

ふっ、俺はお前に勝ちてぇ…

あの時からずっとそれだけを考えていた…」


ユーマは俺を睨み付ける…

放たれる殺気…


「すまないがそこの子供には眠ってもらったぜ…

修行し続け、体を鍛え続けた…

だが自分が強くなればなる程に上との差が明らかになる…

素質や隠している実力…

知らない敵を前に重要な事は情報だと思っている…

相手の力量を把握し、そこからの攻撃パターンな予測…


あの少女…いや、フェスって言ったな、あの娘は俺より強かった、資質だけならだが…

圧倒的な実戦の経験数でしか勝てていなかった…

あの娘は悲鳴をあげていたがダメージは無い…


だがまだ予測出来るだけ良かった…

人の力量を把握出来るようになってから俺は負けた事は無かった…


だが…

何故だ!!何故見えない!?

お前に関しての情報が見えない!!

いや、俺の力だと把握しきれない…」


野生の獣が身に付けているように、生物本来の危険信号…

野生の勘だとか言われているが、実際に戦いの場においては重要だ…


だが人間は余りに平和な世界に生きている為に野生の勘が鈍っているのだ…


ならどうすればいいか?

死線を潜り抜ける…

ひたすら戦いあるのみなのだ…


あらゆる分野の一流や達人等と呼ばれている人は必ず会得している技術である…


「………お前は一体何者なんだ?」

「俺は狂羅だ…それ以外の何者でもねぇよ」

「………教えはしないと…」

「今は本当に只の一般人だが?」

「今は…かぁ…」

「あぁ」


共に笑いだす…


随分と注目を集めてしまった…

最初から人目は気にしていなかったから当たり前か…


「俺はお前と戦いたい!!」

「俺はお前みたいな奴は案外好きだぜ…」

「行くぞ!!」


ユーマが空いていた距離を一瞬でつめ、斬りかかる!!

だが、紙一重で屈んで避けた狂羅がユーマの胸に拳を叩き込む…

「ゴッッ!!」と、鈍い音が響きユーマが上空に打ち上がる…


狂羅はユーマの真上に移動し、まだ上昇中だったユーマの背中に拳を振りおろす…


「ドゴッッンーー!!」


土煙が上がる…

町の人にはきっと何も見えてはいないだろう

音がなったと思ったら、土煙が上がってた…てな感じだろうな


「…やっぱり…見えない…か…」


土煙が晴れてゆく…

ユーマは血だらけになりながらも立っていた…


「随分と強くなった…」

「くそがっ!!」

「強くなったのは事実なんだから素直に受け止めたらどうなんだ?」

「それでもお前には届かない!!

何故だ!!お前にはどうやったら勝てるんだ!!」

「今はまだ俺に勝てる奴はいないだろう…

ならば近づけばいい…近づき追い越せばいい」

「…何を言ってるんだ…」

「ランキング…それは明確なる力の証明…」


そう、誰もが強くなりたいと望む…


「月に一度開かれるランキング戦…」


上に行きたいのなら引きずり下ろせ…


「"人神さいきょう"の座に、座る…」


あぁそうだ…勝ちたいならば上がってこい!!


「我こそは"狂神"なり、我に勝ちたいならば上がってこい…

貴様が"人神"の門を叩くとき…我が相手になろう…


ユーマ…俺は確信している…

あんたは俺達に近づけるよ…

だから強くなってから挑みに来たらいい…

それまでは俺は戦わない…」


静かになる…

その中で俺はユーマの視線を正面から受け止め、静かに場所を去る…


寝ているフェスを持ち上げ、メルを連れて去っていく…


俺達がいなくなるまで誰も動くことも話すことも出来なかった…




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ