初依頼
「今日はどうするの?」
隣を歩いているシェルが声を出す
「今日は依頼で良いんじゃねぇか?」
「私は狂羅と一緒なら…」
カイラ、ソフィの順に答えていく
結局は依頼を受ける事になった
俺達は校門前で話している…
昨日ばれてしまってからは、一般生徒は遠目から見てくるだけだった
力への恐怖…
予想通りだと思った。
暫く待っているとエレナがやって来たので、クラスに向かう
クラスでも距離はあったが、言葉使いが変わった程度だった事に驚いた
クラスの連中にも畏怖されると思っていたからだ…
「お、おはようございます!!」
だが、マルチ先生は違った見たいだ
こちらを見ながら挨拶してくる…
冒険者登録をしてからの学校は昼過ぎには行程を終える為、昼からは冒険者ギルドに向かう生徒が多い
学校が終わった後、俺達は装備を整えてからギルドに向かう事にした
「狂羅さんは買わないのですか?」
「あるからいい」
「そ、そうですか…なら買って来ますね!!」
エレナはローブと杖を王宮から持ってきているため、魔道具を。
シェルはローブと杖を、カイラは長剣と軽鎧を買った
エレナが支援術師、シェルが攻撃術師、カイラが魔法剣士…良い組み合わせだ
そこにソフィが加わってパーティーを作るらしい
ソフィは俺と組みたがったが、断ったからだ
談笑をしながらギルドに向かう
途中、町の何人かがエレナに声援を送っていた
ギルドにつくと視線が集まる…
俺とソフィへの職員からの目…
新人冒険者の俺達を値踏みする冒険者の目…
俺達は依頼書が張ってある掲示板に歩を進める
「取り敢えずDランクでいいよな?」
「えぇ」
「大丈夫です!!」
俺とソフィは黙ってついていく
「討伐系があまり無いわね…」
「そうですね…」
「Cランクも見てみるか」
「そうね」
「はい!!」
Dランクの掲示板からCランクの掲示板に移動する
「お!!これなんて良いんじゃねぇか?」
「定番ね…」
カイラ達が受けたのはゴブリンの討伐依頼
・ゴブリン20体の討伐
・依頼内容 ランクC
東の森にてゴブリンが出現した
近隣の村で問題が発生する前に討伐して欲しい
・依頼主 東門警備員
「受付に持って行けば良いのか?」
「あぁ」
「分かったぜ!!」
カイラ達が受付に向かう…
その後に俺とソフィが続いた
「お、おはようごさいましゅ!!」
「おはようございます、カードは出来てますか?」
「は、はい!!」
シルカが噛んだ…
新しく出来たカードを貰う…
ソフィ達が驚いた様な顔を向けてきている
「どうした?」
「いや、言葉使いが…」
「あぁ…俺はもう一般人だからな。
年配の方には敬語も使うさ。だが、お前達は別だが」
「そ、そうか…」
「それより早くしたらどうだ?パーティー登録もするんだろ?」
「お、おぅ…
あのこれを受けたいんですが…」
「では、これに名前、もしくはパーティー名をお願いします」
「パーティー名は"妖精と下僕"でお願いしますわ♪」
「「「ソフィさん!?」」」
「どうかしました?」
「「「何でもないです…」」」
パーティー名は"妖精と下僕"で決まったみたいだ…
カイラが物凄く落ち込んでいる…
「ではお気を付けて行ってらっしゃいませ!!」
シルカに見送られながら東門に向かう
俺は何も受けずに付いていく事にした
パーティーと言っても、ソフィをつけているのは安全の為だ
「今の俺の気持ち………全てゴブリンに……」
カイラが物凄くやる気だ…
今回は三人の力量をはかる為だから良かったかもしれない…




