全ての始まり
宜しくお願いします
「狂羅様。もう行くのですか?」
「あぁ。すまないな」
「いえ、狂羅様が楽しいのであれば私も嬉しいですわ」
今この場にいるのは二人の超絶美少女、いや一人は美少女顔の少年だ
1人は漆黒のマントに身を包み、顔を仮面で隠し、その手には巨大な大剣を持っている
もう1人は純白のワンピースを氷の鎧で覆い、その背後には巨大な氷の翼をつけている
「困ったときは助けに行こう。じゃあなソフィ」
「愛しております狂羅様」
今いる場所と合わない会話をする2人
その足下には幾千の死体が転がってある
何があったのか?
簡単な事だった
この2人を相手にし、戦った国の兵士の最期だ
「私も行きたかったなぁ~」
ソフィと呼ばれた少女の呟きを聞くものはいない
この地に生物はいない
この2人の標的になったものは生きていられないのだ
次の日あるニュースによって世界は喜びに満ちていた
何処もかしこもお祭り騒ぎである
だが一部の人間は恐怖に震えていた
権力を持った者達…貴族や王族の事である
そのニュースとは…
*戦争はアスラ国の勝利で幕を閉じた*
今まで戦争に参加しなかった"人神"の方たちが参加してくれた。
ランキング一位と二位の"狂神"様と"狂姫"様がイスラエル国を消滅してくれた。
我らアスラ国に勝利をもたらしてくれた"狂神"様と"狂姫"様がランキング一位と二位の座を放棄した
理由は未だに分かっていない。
何がともあれ、我らに勝利をもたらしてくれた"狂神"様と"狂姫"様に感謝を!!
何処か遠い場所
森の中程の場所に1つの人影がある
その人影こそが騒ぎの元凶の1人
話題の"狂神"は昼寝をしていたのだ
「ん…」
俺が今いるのは知らない森
あの後、行き先を決めずに適当に転移して今に至る…つまりは迷子だ。
「とりあえず適当に歩いていれば、町に着くだろう」
しばらくぶらぶらと歩いた
「きゃぁぁ~~~~!!」
何か聞こえた気がしたけど気のせいだろう
そう思い込みまた歩きだす
そして失敗した
進む方向を間違えてしまった
いつもなら気配を察知し続けているのだが、何も考えず歩いていた為、失敗した
何故なら前方に男達に囲まれた女の子がいるのだ
向こうもこちらに気づいたのか俺を見ている。
「俺達もラッキーだな!!こいつに続き更に美少女ゲットじゃねぇか」
「「「へへっそうですねお頭!!」」」
男共が騒いでる
まぁ俺は男だけどな
もう慣れたよその反応
「に、逃げてっ!!」
囲まれている少女が俺の心配をしてくれている
優しいな
優しい女の子は好きだよ
「行けっ、野郎共!!」
男達が俺に向かってニヤニヤしながら向かってくる
面倒だが殺してしまおう
こういう名言がある
『雑魚ならば、鮮やかに死ね、雑魚らしく』
これの倍くらいの文字数で投稿を続けていこうと思います。