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Jewely-宝石-  作者: 梨仔
5/6

もうすぐ完結となりました。早いですね…今回は実の気持ちも載せてみました。



『…まっまぢ??!!』

実は驚きながらこっちを

見る。『うん。まぢ(^_^』私…実となら幸せになれる。…なれるよね?



―高2夏―

実と付き合って一年と半年。『もう付き合って一年ちょっとかぁ…』

実がつぶやく。私と実は

お昼を屋上で過ごしていた。『そうだね…なんか…早いや(汗;』『亜久阿…卒業したら結婚しよう。』

実はいつのまにか正座をしていた。結婚…。実なら…『うん…!!』

お昼を終えて私と実は手を繋ぎながら階段をおりる。実は手をはなし先に行く。『実…?!』『競争(^_^)v』実を追いかけた私は足元を見ていなかった。

『きゃっ』私は足をもつれさせ階段から落ちた…

『亜久阿!!』実が寄り添うが実の顔も実の声も遠ざかっていく…

ピッピッピッピ

気がつくと私は病院にいた。『…?』起きると頭が痛い。『亜久阿!!』起きた私の目の前にいた男の子。

誰だ?見覚えがない。

『あっくぁぁ((((泣』

衣宇が抱きついてくる…

『衣宇…』

『亜久阿』またあの男の子。誰なんだろう?

『あなた…誰??』私は目の前の男の子が誰かわからない。その男の子は実くんと言った。



―*Minoru*―



亜久阿は何言ってるんだ??俺が誰かわからない??

俺はすぐに医者の元へ駆けつけた。『説明しろよ!!』医者の胸ぐらを掴み拳を強く握る。『実は―』医者が言うには一部記憶喪失になり俺の事だけ覚えてない。(ふっざけんなよ!!せっかく…約束したのに…でも絶対思い出させる。)

その言葉を強く胸に押し付け、亜久阿のベッドを後にした。『ふぃ―』俺は中学生の時に吸っていたタバコを久しぶりに吹かす。

嫌な事が忘れられる。

『ふぃ―( ̄, ̄)/』

その時だった。『みっ実くん…?』そこには亜久阿の姿があった。“実くん”

前まで呼び捨てだった。

まるで同一人物なのに中身が入れ替わった様に…『関係ねぇだろ。俺との約束なんて覚えてないくせにさ。ふぃ√』俺は亜久阿をそっけなく言い放した。




―*Akua*―



思いだせない……きっと実くんと私は恋人なんだ。確か…今年で一年ちょっと?するとそこにはタバコを吹かす実くんがいた。『みっ実くん…?』私は実くんをのぞいた。『関係ねぇだろ。俺との約束なんて覚えてないくせにさ。』ひどい…私は無意識にそう思った。確かに覚えてない!でも!私は心より体が動いていた。手の甲に熱い違和感。

私は何も考えずに実くんのタバコを奪い自分の手の甲で消していた。

『何やってんだ!亜久阿!!あとが残るだろ!!亜久阿!!』実くんの声なんて私の耳には届いてなかった。熱い。熱い。熱い!!!!でも…でもそれ以上に胸が熱く、痛い。苦しい。涙が鼻水か訳もわからず泣きながら子供のように話し始めた。『私っは…!!みっ実くんっとの約束っは覚えて…っないっけど』もはや自分が何を言ってるのかもわからない。あいまあいまに小さい『つ』が入り、うまく言えない。でも私は伝えなきゃ駄目だと思った。『実っくんが好きっだしっ………実くんっの気持ちっがわかる。私っだっって思い出せっなくてっ…苦っしいっ!!』もう他には言葉がでてこなくて。手の甲のあとは消えない私の現実。乗り越えたい…乗り越えたいよ…

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