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Jewely-宝石-  作者: 梨仔
4/6

宝石

『そぉなのぉ?』そっかぁ…ぢゃなくて!!なんで恋君嘘ついたんだろう…衣宇は不思議そうに恋を上目遣いで見ていた。

『そうだよ』その時恋君がチラッとこちらを向き言った。『さっきは悪かったな。よかったら友達になんねぇ?』と言いながら恋くんは手を出す。私も手を出し。『亜久阿です…よろしく。恋くん』実はそれを見ていた。『亜久阿』低いトーンの声に私は振り替える。正直顔が見れなかった。

『なっ何??』動揺見せっぷりの私には戸惑いを隠せない。その空気に耐えられなくなった私は衣宇に声を掛けた。『衣宇っ!!教室戻らない?』『え―もう??わかったょお…ぢゃあね恋☆』『……』無視??!!彼女なのに?!『じゃあな。亜久阿』頬をピンクに染めそう言う恋くんは凄く可愛くて。

『亜久阿…私…実くんが好きなの』そう衣宇が言ってきたのは告白を放置して

1週間が経った頃だった。『え??!!恋くんは?』

『だいぶ前にわかれた。お互い好きな子いるから別れようって。』ほぉ…そうですかぃな。『まぁいいんじゃない?頑張って☆』『でも…実くんは亜久阿じゃん…』そうだった。うちってば無神経すぎ…

『でっでも私は実じゃないし?!安心しなって!!』

その言葉を衣宇に残して私はF組へ行った。『実…いる?!』『実なら屋上だけど。』私は急いで実のいる屋上へ向かった。

『みっぁっ…ぁんっ…』

甘くエロイ声。なんだろ??『みっん…実ぅ』

えっ…実?!!!

ガチャン!!

やばっ…私はすぐに隠れる。『実ぢゃあね』

女の子はこちらに気づかずに通りすぎた。ムカムカする。なんで??この前から実にムカムカする。モヤモヤする。ドキドキする。

私…もしかして??

『亜…久阿?』

トクン……………

低い実の声。

自然と顔が熱くなる。

『そっそうだけど』

私はドアをあけて実を

精一杯の平常な顔で見る。『見た??』『見た』

実の見た??と言うのは

さっきの女の子の事だ。

『…私に告白したくせに』『だってどうせ無理ならって思ってたら…』

ドキドキする。

『そんなんわかんないじゃん。私だって悩んでるから』目が見れない。恥ずかしい。『おいで亜久阿』

言われるままに私はあぐらをかいている実の足の上に座る。チョコンと。

『亜久阿おめぇ…』

『じゃあおりる!!』グイッ私が立とうとしたときに

実の手が私を包んだ。




ごめん。衣宇…

私実が好き…大好き。

だから…衣宇に実は

渡せない。ごめんね。




私は心のなかでそういうと実の腕の中にはいり放課を過ごした。


『ごめんね。衣宇』

教室に戻った私は衣宇に

自分の気持ちを伝えた。

『ぁ―だるかった!!』

『え??』

『実くんが好きなのは嘘!!だって衣宇わ恋だもん☆』『でも好きって…』

『実くんに協力してって言われたから☆( ̄∀ ̄)』

私は安心した。自分の大親友がライバルなのは絶対嫌だから。じゃあ…実にも伝えなきゃ…



―放課後―

ピーンポーン。

『はぃ』実の低いエロイ声。私の好きな声だ。『あっ亜久阿だけど…』恥ずかしくて声がでない。ガチャッ私服の実は見慣れた姿なのにカッコよく見える。

『おいで』二回目の実のおいで。嬉しい。

『あのね今日は…ぇっと…』自然と声が小さくなる。『何??はっきり言って』

実は顔を近づけてきた。

約三センチ。“(ひゃぁ―…はずい…)”『こっ告白の返事いいにきた!!』

実は最初ビックリしてたけど正座をしはじめた。なりゆきで私も正座をする。

『いつでもどうぞ』

私の答えは決まってる。

『私でよければ。お願い』

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