3/6
支払い
茶と饅頭を待っていると人相の悪い男達が店に入って来た。
「カネはいつ払うんだ」男達の一人が店主に言った。
「もう、ちょっと待って下さい」と店主は答えた。
「そのセリフは聞き飽きた。娘を貰って行こう」
そのやり取りを聞いていた李は立ち上がり、男に詰め寄り「私が払おう」と言い、かねを出した。
「ほう生きな奴だや」と男は言い、カネを受け取った。
「また来るからな」と男は言い立ち去った。
「ありがとうございます」店主は礼を言い、お金は入りませんから、食事をして泊まって下さいと李に言った。
「カネは払います」と李は言い、二階の寝室に上がって行った。