表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1話!新勇者爆誕!その名はサラミ!

初めましての方は初めまして、そう出ない方はこんばんちゃ!いにしえことようまじゅつしです

この小説を思いっきり楽しんでくださると幸いです

その日…俺は異世界へと誘われた……

それは普通とは思えない召喚だったんだけどね……?



みんな知っているであろう地球の料理

和食・洋食・中華など様々な料理が今世界に出回っている。しかしそれは地球上だけの話ではない……

そうっ!異世界にもその美味さは知れ渡っている!もはや異世界では日本で10円ほどする筒状のお菓子だって高級食材として扱われるほどにっ!もちろん地球から取り入れるので異世界召喚は必須なのだ……それ故に異世界では高いのである……これはその異世界召喚に巻き込まれたひとつのソーセージの物語である……


……俺の名はサラミ!みんなに愛される肉塊だ!

……ん?

……まてよ?

……そもそも食べられるはずの肉塊に意識があると思っているのか?

……バカめっ!どんな存在だっていつか意識は宿るんだよっ!

……つくも神って知ってるか?元々長い間大事にされてきた物に魂が宿るってやつなんだけどな……。

……俺はいわゆる熟成されてたんだよ、腐る直前の肉の方が美味いって聞いたことあるだろ?そこで大切に育てられて意識が宿ったんだけどな……。

……すまない、これ以上は言いたくない、泣きたくなる。はぁっ……俺はずっとここで暮らすのかなぁ…。


とその時フッと見えていた景色が変わった

最初はやっと食べられるのかと思ったがすぐにサラミは理解することが出来た

……ここは今までとは全く違う景色だ、一見中世ヨーロッパ時代の屋敷ような光景だが……まさか……

……【異世界召喚!?】……


サラミは既に食器の上に置かれて周りには人が沢山いた


「グヒヒッ……これが今日の料理かぁ、前のより美味くはなさそうだなぁ?」

「どれも同じもんだろぅ?結局は不味ければ捨てればいいだけだろぅ?ブヒヒッ……」


2人のまるで豚のような見た目をした肥えたおっさんが話していた

サラミは今の会話に反応した

……はぁ?

……美味くなさそう?捨てればいいだけ?

……【ふざけるな】……


この瞬間サラミが震え出した


……【食べ物を粗末にするな】……


その思いは周りに聞こえていたようだ

周りはその急激なことに驚いている


……【食べ物は元々あった命を奪い調理し美味しくしたものなんだ……貴様らは命をなんだと思っているんだっ!】……


『スキル【思念伝達】を入手しました。』


一瞬そんなものが聞こえたが気にしない


……【捨てられる食べ物の気持ちにもなってみろよ……っ!】……


「なんだっ!?この肉塊はっ!?気味の悪いっ!……ブヒッ。捨てておけっ!」


……【そうやって命を無駄にするんですね……分かりましたよ……】……


『スキル【腐食】を入手しました』


その瞬間食器が黒ずんでいった。どんどん辺りが黒ずんで脆くなっていく……そしてついには儚く辺りのものは砕け散った


……まっすることはひとつなんだけどね!こんな食べ物を粗末にしようとするやつになんか食われたくない!俺はどうせなら食べ物を大事にするそこらの一般的な家族に食われたいねっ!


サラミが力いっぱい跳ねて屋敷から逃げ出した……

如何だったでしょうか第1話!

その後も続くのでお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ