表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偽勇者は世界を統一したいのです!  作者: 冥界
第八章 『人魚の探し物』
67/876

第六十二話 『襲来者』

 夜が明け、クロノは港へ来ていた、コリエンテへの船が来るのを待っているのだ。



「……やっぱ、無理みたいだなぁ」



 海の方を向き、小さく呟く。



「全然ダメだねぇ、何だったんだろ?」



「あの時限りの力だったみたいだな、不思議だ……」



 精霊達もそれに続く、内容は精霊技能エレメントフォースの事だ。あれから何度か試したが、精霊技能エレメントフォースが二段階目に達する事は無かった。



「そんなに簡単に強くなれないって事か……」



「クロノが言うには、誰かが力を貸してくれたんだろう?」



「口じゃ上手く言えないんだけど、それは確かだ」



「分からない事だらけだが、僕達の力はクロノ次第で必ずまた使えるようになるさ」



 ガルアとの戦いで分かった、やはり弱いままではダメだ。これからの為にも今より強くならなくてはいけない。あの夜の力を使いこなせるほどに……。




「クロノなら大丈夫だよ、ゆっくりでいいから頑張ろうね♪」




 頭の上からの励ましの言葉、そうだ、今はゆっくりでいい。一歩一歩踏み締めて進もう。そんな事を精霊達と話していると、背後から声をかけられた。



「クロノ君、こんな事でなにしてんの?」



 振り返ると、カルディナが手を振っていた。



「あ、カルディナさん」


「コリエンテ行きの船を待ってるところです」




「え、じゃあもう旅立ち!?」




 驚いたように駆け寄ってくる、そういえばまだお礼を言っていないのを思い出した。



「カルディナさん、助けて貰ったお礼を言ってなかったですね」

「本当にありがとうござ……」




「わーわーわー! お礼なんて良いよ! むしろ何か言いたいのはこっちの方で……」



 両手をぶんぶんと振って言葉を遮られた、その顔は真っ赤だ。



「……あたしさ、クロノ君見て分かったんだ、自分の気持ち」


「正直まだ怖い気持ちもあるんだけど、決めたんだ」


「あたしも、旅に出るってさ」



 その表情は明るい、一切の迷いを感じさせなかった。



「一歩踏み出す勇気をくれたのは、君だよ」


「だからさ、君の憧れる勇者になれるよう、お姉さんも頑張ってみるよ」


「だから、クロノ君も頑張ってね、応援してる」



 その言葉は、何よりの励みになる。



「はいっ! カルディナさんも頑張ってください」


「また、どこかで会いましょう」




「勿論! それまで元気でね!」



 両者笑顔で握手を交わす、カルディナは笑顔で去って行った。




「……へへっ」




 言葉では言えない喜びを、クロノは静かに噛み締める。こう言った出来事が前に進む力になってくれた。



 潮風を感じながら、再び海に視線を移す。船が来るまではまだしばらく時間があるのだが、じっとしていられなかった。



 そんなクロノを見つけ、魁人と紫苑が近寄ってきた。 



「クロノ、随分早いな」


「船が来るまで、まだ一時間はあるぞ?」




「魁人か、何かじっとしていられなくてさ」




 2週間以上も寝込んでいたのだ、それも当然である。



「そうか、お前らしいと言えばお前らしいな」


「旅の途中にまた会う事もあるだろう、その時まで元気でな」





「あれ、魁人達はここに拠点を置いたよな?」


「また旅の途中に会うことなんてあるのか?」





「大きな退治屋なら依頼が勝手に入ってくるからな、拠点待機でもいいだろう」


「だが俺達はまだ2人、しかも出来たばかりで知名度もクソもない」


「だからこそ、各地に出向いて、自分達で依頼を探す必要があるのさ」


「俺達自身で名を広げていかなきゃいけない、少しづつな」




 クロノが寝込んでいる間に、魁人は自分達の組織の名前も決めたようだった。


 『俗世の真理ボイドトゥルース』、魔物関係の問題を解決し、正す存在。ただ殺す退治屋とは、違ったやり方を取る存在だ。


 今までとは違う、前例も無い、魁人自身で切り開いていかなければならない道。




「紫苑と一緒なら大丈夫だ、すぐに名を挙げるさ」




 その言葉に顔を真っ赤にして俯く紫苑に、魁人は気がついていない。





「そっか、またすぐ会えそうだな」






「旅先で会った時は宜しくな、何かあったら助けになりたい」


「それと、元・退治屋として忠告しておく事がある」


「……『討魔紅蓮』には、関わらないようにしろ」



 クロノも聞いた事がある、数ある退治屋の中でも最も強く、過激な者が集まると言う、最大規模の退治屋だ。



「奴等は同じ退治屋として見ても、異常だ」


「特にトップのブリッツ・アディゲンと『八柱』と呼ばれる8人、奴等は群を抜いてやばい」


「魔物必滅の方針は勿論、魔に加担した人間も裁く」


「それが例え同胞であっても、容赦する事はないと聞いた」


「お前の夢の事、奴らの耳に入ると面倒になるぞ」



 魔物とは勿論、人間との戦いも出来れば避けて行きたい、クロノはその忠告をありがたく受け止めた。



「分かった、覚えておくよ」


「けど、場合によっては俺から首を突っ込みそうだな」




「自重してくれ、頼むからさ」




 そう言って、笑い合う2人、そこに騒がしいのが乱入してきた。



「クロノ様ーっ!! やっと見つけたのですよー!!」



「ピリカ! 寝癖直ってないって! 待てってば!」



 髪が跳ねまくっているピリカと、レラが走ってきた。




「質問2つっ! まだ聞いてないのですよ!」





「あ、そうだったな……」


「エティル、頼むよ」



 その言葉に、頭の上のエティルが頷いた。



「質問の内容は決めてるの?」




「とりあえず、前提として聞いておきたいことがあるのですよ」


「伝説の勇者様、ルーンさんは……何故共存の世界を、成せなかったのですか?」


「話によると、過去の四天王や、魔王様とも良好な関係を築いたらしいじゃないですか」



 その言葉が、エティルの表情を一瞬で暗い物に変えた。

 

 その話題は、タブーなのだ。アルディがフワッと浮き上がり、俯いたエティルの頭を撫でた。




「エティル……」




「分かってるよ、大丈夫……」


「ごめんね、それはあたし達も、分かんないの」





「なんと……」





「本当に、もう少しだったんだよ?」


「共存の世界は成せる筈だった、それなのに……」


「ルーンは、姿を消したの」


「あたし達に残したのは、ほんの少しの言葉だけ」


「あたし達だって、納得してない、出来る訳、ない」



 エティルがクロノと契約をした理由の一つ、それはルーンの真実を知る為でもあるのだろう。それがなんなのか、この先に進めば真実があるのか、分からない。クロノもそれを見つけてあげたいし、知りたいとも思うのだが……。




「ふむ、なるほど……分かりました」



「残り一つの質問は、次に会うまで取っておくのですよぉ」




 そう言って ピリカは荷物を持ち直す。



「ピリカ達も、もう行くのか?」




「あぁ、俺達はもう少し、ウィルダネスを回るよ」


「また会える時を、楽しみにしてる」



 ピリカの寝癖を直してやりながら、レラが言った。




「そっか、気をつけてな」




「クロノ様達も、お気をつけて!」



「武運を祈ってるよ」



 握手を交わしつつ、次の再会を誓い合う。しばらく港で他愛無い話を続けていると、複数の声が近づいてくるのを感じた。




「何かあっちが騒がしいな」




 クロノが声のほうに目をやると、魁人がそれに答える。



「ウルフ族とケンタウロス族が、到着したんじゃないか?」


「他族がこうも堂々と人の国に訪れるなんて、普通は考えられないしな」



 普通ならとんでもない事態だろうが、今日のそれは、この国の記念になる筈だ。

 きっと、その筈だ。




「クロノ、貴様、顔がにやついているぞ」




「うっ!? ……別にいいだろ、嬉しいもんは嬉しいんだよ」




 港の周りをブラブラしていた筈のセシルに突っ込まれる、相変わらず音もなく背後に立つ奴だ。 




「……しかし、ゾロゾロと引き連れて来たものだな」




 そう言うセシルの目線の先を、クロノも辿って見る。町の方から何人かこっちに向かってきていた。




「おークロノ! やっぱここだったか!」



「確かコリエンテ行きの船は今日だったと思ってな、見事にドンピシャだったぜ!」




 その先頭に居るのは、この国の王だ。護衛の兵を何人か引きつれ、笑顔で歩いてくる。


 その後ろの方に、ガルアとロニアの姿もあった。



「いやぁ、色々忙しくてな、結局まともに礼も言えず仕舞いで悪かった……」


「まぁだからこそ、こっちを優先したんだけどよ」


「同盟を結んだ各種族の長達が見送りに来たぜ、何か大物になった気になるだろ?」



 ハッハッハと笑いながら、こちらの肩をバンバンと叩いてくる。




「いやぁ、俺なんかの見送りにわざわざすいません……」




「馬鹿お前、お前が居なきゃこの光景は有り得ないもんだったんだぞ!?」


「つか謙遜すんな、十分お前は大物だ、ふははっ!」





「そうです、クロノ殿は素晴らしいお方です、ご謙遜なさらないでください!」




 ユリウス王の背後から、セントールが割り込んできた。




「ご挨拶が遅れてしまい、ご無礼でしたね、クロノ殿、またお会いできて光栄の極……っ!?」




 キラキラした表情でこちらの手を握ってくるセントール、その後頭部にロニアが蹴りを入れた。馬の蹄による蹴りは相当痛いだろう、実際凄まじい音がした。




「無礼を詫びた後も、失礼が継続中ですわよ、セントールちゃん?」


「人の王の言葉に割り込んだその態度、極まっているのは貴女の無礼です」


「少しは立場を弁えなさい、わたくし達は今日大事な話をする為に、ここを訪ねているのですよ」




「は、はい……申し訳ございません……」




 天使のような笑顔なのだが、その言葉には逆らいがたい雰囲気があった。




「クロノ様、ユリウス様、ご無礼をお許しください」




「あぁ、気にしてねぇよ」




「俺も平気ですよ」




 むしろ貴女の笑顔が怖いです、クロノはそんな事を思っていた。固まっているクロノの背後に、黒い影が近づいていく。振り向くと、ガルア・リカントが立っていた。





「うわぁ! ガルア・リカントッ!!」





 反射的に後方に飛び退き、構えを取る。そんなクロノに、ガルアは呆れた目をした。



「テメェ……それが共存を訴える人間の態度かこら」


「もう一度叩き潰してやってもいいんだぞ?」




「ややややや、やれるもんならやってみろっ!!」



 あれだけズタズタにされたのだ、多少警戒するのは仕方ないと思う。口で威嚇するが、もう一度戦えば間違いなく、負けるのはクロノだろう。




「ふん、変な野郎だ、あの時の迫力はどこ行ったんだか」



「あの時のお前は、人間とは思えねぇほどの力だったんだがな」




 残念だが、それはクロノ自身が聞きたい。



「まぁいい、おい人間、手を出せ」




「な、なんだよ……」




「いいから出せ、食い千切るぞ」



 この黒狼は本当に同盟を結んだのだろうか、まったく友好的じゃない態度である。クロノは恐る恐る手を差し出す、ガルアはその手を握り、目を閉じた。



 一瞬、握られた手が輝き、ガルアが手を離す。クロノの手には紫色の球が残されていた。



「……なんだこれ?」




「俺の魔核だ、テメェに託す」




「へぇ、これが魔核か…………ってえぇ!?」



 セシルから少し聞いていた、ウェルミス大陸への『橋』を架けるのに必要な物。強大な力を持つ魔物にしか、生み出せないと言う物だ。



「何で、俺に?」



「さぁな、お前に託したくなったからじゃねぇのか?」



 まるで人事のように、ガルアは言った。



「認めたくねぇが、テメェには借りが出来たからな、それを返しただけだ」



「テメェは人間にしては、まぁ中々だ」



「この俺と引き分けたんだ、どうせなら行けるとこまで行ってみろ」



 そう言って、背を向けたガルアの雰囲気は、どこか優しい物を感じさせた。呆然とするクロノに、ハーミットが近寄ってきた。



「あ、ハーミットさん、体はもう大丈夫なのか?」



 彼はガルアの攻撃を、まともに喰らっていた筈だ。



「まぁな、あれくらいならすぐ治るさ」



「頭領だって、本気でやってた訳じゃない」

「何より、頭領だって病に侵されてたんだ、そんな体で無理し続けてた」



 聞き間違いでなければ、ガルアも病魔に侵されていたと聞こえた。




「え、何? 病気だったけどあの強さなの?」




「? あぁ、俺達の為に、苦しみを堪えて戦っていたんだ」

「それを止めてくれたお前には、感謝してもし足りない」



「本来、頭領は心優しい方だ、先代の言葉で何かを見失っていただけ」

「お前が頭領を元に戻してくれた、礼を言う」



 頭を下げるハーミット、そんなハーミットをガルアが怒鳴りつけた。



「ハーミット! 簡単に頭を下げてんじゃねぇっ!!」



「借りはもう返したんだ、もうその話は無しだ、無しっ!」





「はい、申し訳ないです」




 そう言うハーミットの表情は、とても明るい。その笑顔で察した、もうウルフ族は大丈夫だろう。



「感謝の深さならば、わたくし達も負けてはいないのですけれど……」


わたくしは残念ながら、魔核を有するほどの力はございません」


「ですから、こちらをお持ちください」



 ロニアが差し出したのは、古びた鍵だった。




「これって?」




わたくし達の種族に伝わっている鍵でございます」


「先代が言うには、魔族にとって大切な物の鍵だとか」


「鍵は全部で、『獣』、『鳥』、『龍』、『魔』の4つ存在していて、代々受け継いでいるそうです」


「その鍵は『獣』の鍵、獣人種ビーストに与えられた鍵ですわ」


わたくし達は人と生きていく事を選びましたし、この鍵を持っていても仕方ありません」


「クロノ様の旅に役立てば良いのですが……」



 用途は良く分からないが、あって困る物でもない、クロノはありがたく鍵を受け取った。




「ありがとうございます」




「クロノ様、貴方様の信念、決して忘れはしません」


「貴方様がくださった未来は、決して無駄には致しませんわ」


「我等ケンタウロス族、最大限の敬意を貴方に表します」



「クロノ様、それとセシル・レディッシュ様、旅のご武運をお祈りしております」



 そう頭を下げ、一歩下がるロニア、クロノはセントールやハーミットと会話を始めた。クロノと距離を取ったロニアに、セシルが近寄っていく。





「貴様、とんだ食わせ物だな」



「まぁ酷い、何の事でございますか?」



「私は貴様の前で、フルネームを言った記憶は無い」



「うふふっ、そうでしたでしょうか?」



「最初から知っていたのなら、貴様は最初からこうなる事を、確信していたのか」




「まさか、貴女様の事を知っていたとして、確信などできる筈がございませんわ」

「むしろ、不安のほうが大きかったと言うのが本心です」



「だけど、クロノ様は成し遂げた、わたくしの予想とは違い、貴方様も力を貸してくれた」

「不思議な人ですわ、貴女様ほどの方が一目置くのも分かります」




「ふん、女の笑顔の下は、何を考えているのか分からんものだな」




「あら、貴女様も女性でしょう? ならお互い様では?」




「……貴様は苦手だ、私の経験上苦手なタイプだ」




「あらあら、ショックですわ」




 顔を背けるセシル、そんなセシルをニコニコとロニアは見つめていた。







「まぁ言いたい事はスゲェあるんだけどよ、クロノのおかげで同盟も無事結ばれた」


「俺個人としちゃぁ、お前はこの国の恩人だ、言葉だけじゃ返せない恩がある」


「お前の旅の力になれることがあれば、協力させてくれよな」


「何か困ったら、この国の事を思い出してくれ」




 そう言って、ユリウス王は手を出してくる、クロノもそれに応じた。




「この国にはお前の味方が沢山だ、何かあったら必ず力になる」


「……マジで、ありがとうな」


「王じゃなければ、頭を下げたいんだがなぁ、立場ってのはマジ邪魔だよな」




「あははっ、十分伝わってますから、大丈夫ですよ」




「そうか? ならいいんだけどよ」


「おっと、そろそろだな」



 王が海の方へ視線を移す、見れば水門が開いていた。コリエンテ行きの船が来たようだ。




「それじゃあ、しばらくお別れですね」



「また、来ます、必ず」




 見送りに来てくれた者全員に頭を下げ、クロノは船へ向かう。セシルもそれに続いた。



「色々あったなぁ、この大陸でもさ」



「アルディ君にも会えたしねぇ」



「次はティアラとの再会だな、今から楽しみだよ」



 別れは少し寂しいが、また会える、今は次の出会いに胸を躍らせよう。船に乗り込み 甲板から身を乗り出す、港の皆に笑顔で手を振り返した。



 見送ってくれているのは、人だけでは無い、エルフや獣人種ビーストも居る。普通なら有り得ない光景が、クロノには堪らなく嬉しかった。




「へへっ……」



「何だ貴様、気持ち悪いな」




 隣から酷い言葉が飛んできたが、今はそれすら笑って受け流せる。船が動き出しても、クロノは手を振り続けた。




(まさか、魔核を託されるとはな)



(魔物の方から魔核を託す……まるでルーンの時のようだ)




 隣で手を振り続けるクロノは気がついていない、それがどれだけ凄い事かを。




(本当に、コイツなら……)




「ん? セシル、どうかしたか?」




 セシルの視線に気がついたクロノが、こちらを向いた。







 その瞬間、水面から何かが飛び出してきた。







 クロノのすぐ隣まで飛び上がった『それ』は、クロノが反応するより早く、クロノの首に手を回した。




「え、うわっ!?」




「にひひっ! ゲットッ!」




 そして、クロノを強引に引っ張り、海へと引きずり込んだ。




「クロノッ!」




 海へと落下したクロノを、セシルが甲板から身を乗り出して探す。




(今のは……海住種マーメイドか……?)




 思わず背負う大剣に手を伸ばすが、港の方に目をやって、手を止めた。港で見送っていた者達の中で、動き出している者達が居たからだ。




 不意に現れた海住種マーメイド、彼女が後悔するのは、恐らくもう遅い。


 特に、真っ先に動き出した黒狼は、恐らく手加減が苦手だろう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ