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偽勇者は世界を統一したいのです!  作者: 冥界
第十七章 『陽の心・サラマンダー』
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特別編・第一回キャラ紹介 『主人公と精霊達』

「はい! 特別編を担当するエティルちゃんです!」

「今回紹介されるのはクロノとロー君にセシルちゃん! そしてあたし達四精霊です!」

「尚! 内容はフェルド君と合流後! 大体作中、百十六話辺りでの紹介になってまーす!」



「同じく担当のアルディオンです、今回は特別編、作中との時間軸は一切関係ありません」

「まぁ、旅の道中こんな会話もあったんだって補足してくれると助かるかな?」

「表面上の紹介だしね、僕達の本当のEpisodeはまだまだずっと先なんだ」



「横に、同じ……ティアラです」

「当然……未公開な…………部分も、ある」

「キャラ紹介……今後もしていく、と……思うよ」



「だらけてんなぁ……下に同じくフェルドだ」

「読んでもいいし、飛ばしてくれても構わねぇ、そんな適当な話になってるぜ」

「ま、俺達の掘り下げはずっと先だしな……この辺で上っ面だけは知っておいてくれると嬉しいぜ」

「んじゃまずは、我等が契約者のプロフィールだ」





名前:クロノ・シェバルツ

性別:男(たまに女に間違われる、間違えると怒る)

種族:人間

年齢:17

身長:174㎝ 体重:68㎏

趣味:料理、修行、読書(勇者関連)

好きなもの:ロー、友達、仲間と共に過ごす時間

嫌いなもの:諦める事が大嫌い



 本作の主人公である、自他共に認める銀髪の馬鹿タレ。幼き頃魔物に救われ、魔物とも分かり合えると確信を持つ。考え無しに突っ込んだり、感情のままに行動したりと割と直感で動くタイプ。基本敬語を心掛けるが、すぐに崩れる。その癖考え込むと面倒くさい。父親の存在は不明であり、小さい頃母親を亡くしている。魔物との共存を訴え、孤立気味だった為か、結構繋がりに執着する。自分を救った兄貴分の影響が非常に大きく、行動がそっちに引っ張られがち。友達を大事にし、培った絆が何よりの宝物。諦めが非常に悪く、そのせいで死にかける事も……。自分では気づいていないが、人や魔物を惹き付ける何かを持っている。武器や魔法がからっきしな為、戦闘方法は我流の武術。最近は精霊達に改造され、我流とは呼べない物になっている。何故か魔素や呪い、浸食の影響を受けない。ローから貰った約束の指輪が宝物。





「ここだけの話! クロノの料理は本当に凄いんだよぉ!」


(君が邪魔して酷いことになったりするけどね)


「次は……クロノの、お兄さん……役」


「俺達はよく知らねぇが、クロノは本当にこいつの事信頼してるよな」





名前:ロート・ルイン(愛称・ロー)

性別:男

種族:人間

年齢:18

身長:182㎝ 体重:83㎏

趣味:修行、クロノ弄り

好きなもの:家族、クロノ

嫌いなもの:悪、他を貶める者



 幼いクロノを勇者への道へ誘った張本人。黒い長髪が特徴的な青年で、良く笑っている。辛いことは笑い飛ばせが信条であり、笑うことが少なかったクロノは彼の影響で明るくなった。少年時代はクロノと常に過ごしており、二人の絆は何者にも切れやしない。二人で誓い合った約束を胸に、勇者の証を刻んだ指輪を肌身離さず持っている。剣術に秀でており、魔法も達者、クロノ曰く異常に強い。妹を亡くしており、無力故に何かを失う事がトラウマ。クロノの為、常に強くあろうとした結果、精神面が多少脆い。





「えへへ、ロー君の事考えてる時のクロノ、凄く優しい顔してるよねぇ」


「それだけ大事なんだろうね、良い繋がりだ」


「次……セシル……」


「クロノにとっちゃ、2人目の恩人ってとこか」





名前:セシル・レディッシュ

性別:女

種族:幻龍種ドラゴニュート

年齢:自称・20

身長:168㎝ 体重:(聞いたら燃やされたよぉ……)

趣味:お風呂、戦闘、尻尾で何かを弄ぶ事

好きなもの:肉、美味しい物、お風呂、闘争、仲間達

嫌いなもの:野菜、お化け、寒い場所、仲間達



 本作のメインヒロイン、中々デレない。ウジウジしていたクロノを力技で叱咤し、旅立たせた張本人。意味深な言葉を並べるが、その真意は割とドストレート。内心迷ってばかりで、よくその辺を精霊に弄られる。種族は人と龍王種ドラゴニアの混血種である、幻龍種ドラゴニュート。体温調整をしくじり、身体が冷えると性格が激変する。元は500年前の伝説の勇者、『ルーン・リボルト』の仲間。彼女の背負う大剣はルーンの武器であり、伝説の宝具、『八戒神器はっかいじんぎ』が一つ、『霊王剣(れいおうけん・ヴァンダルギオン』。戦闘が好きであり、特に強者とのバトルがとても好き。まだまだ謎の多い彼女だが、その全てを打ち明ける時は来るのだろうか。





「実際あたし達は色々と知ってるけど……」


「僕らがベラベラ話す事でもないしね」


「……後が……怖い、しね……」


「んじゃ次は俺達だな、クロノと契約した順でいいだろ」



「はいはいはーい! そんじゃあエティルちゃんからでーす!」





名前:エティル

性別:なし、一応女の子がデフォ

種族:シルフ

年齢:秘密~♪

身長:32㎝(アホ毛込みで37㎝) 体重:軽いよ~♪

趣味:歌、ダンス、ふわふわする事

好きなもの:ルーン、仲間達、果物、楽しい事、クロ……なんでもないよぉ

嫌いなもの:辛い物、お化け、置いていかれる事、自分



 ふわふわ元気な風の子シルフ。妖精らしいふわふわな服に、アホ毛がチャームポイント。名付け親はルーン・リボルト。ルーン最後の精霊であり、クロノにとっては最初の精霊。とても元気で、時に飛び回り、時に吹き荒れる、風のように気まぐれな子。ちなみに精霊達の中で一番年上、お姉さんなのです。ルーンと契約したのが最後だった事もあり、契約の経験が無かった事も重なり追いつこうと必死になっていた時期がある。その為か成長を焦り、自らの力不足を嘆く事もある。内心ちょっと弱めの子、でもクロノにそれでもいいと言われ、ちょっと嬉しかった子。意外にも子供の相手が上手い、やはり分かり合える何かがあるのだろうか。気に入った相手の頭の上に乗る癖があるが、真面目な時はちゃんと目を見てお話しします。





「別段興味も湧かないね」


「酷くないっ!?」


「いま、さら……何年の……付き合いだと……」


「でもまぁ、少しずつ俺達も変わってるよな」



「次は僕かぁ……別に面白い物じゃないけど……」





名前:アルディオン(愛称・アルディ)

性別:なし、男がデフォ

種族:ノーム

年齢:500歳以上とは言っておこうかな

身長:171㎝ 体重:実際僕達スカスカなんだけど、多分力込めると山より重くなれるよ

趣味:朝のエティルを止める事、毒を吐く事、土・石を作った美術品作成

好きなもの:ルーン、仲間達、苦い物、面白い事、背中を預かる、預ける事、クロ……ごほんっ!

嫌いなもの:酸っぱい物、お化け、失う事、自分



 真面目で丁寧なノーム。いつも法衣のような服で、良く腕を袖にしまっている。肩まで伸びた茶髪を首の後ろで縛っている。見た目がクロノと同い年ぐらいなので、基本的に距離感皆無。基本初対面でもすぐに打ち解ける性格で、話しやすい真面目な子。でも内心結構黒い事は、仲間達の周知の事実。名付け親はルーンで、彼にとって3番目の精霊、クロノにとっては2番目の精霊。ルーンの前にも契約者がいたが、災害により死亡。ノームという種族だからか、護る事に執着する。己の未熟さから契約者を傷つける事にトラウマがあり、特に狐族に因縁がある。情けなく思いながらも、今の契約者と共にゆっくり前に進んでいる。認め合った者と背中を合わせるのが好きで、その時間を目を閉じながら静かに過ごすのがお気に入り。怒ると怖い。





「アルディ君ってエティルちゃんに対して雑だよね」


「愛ゆえさ」


「アル、の……笑顔……信用、出来ない」


「怒ると『超』怖いの間違いじゃねぇの?」



「次……私…………めんどー……」





名前:ティアラ

性別:なし、女の子がデフォ

種族:ウンディーネ

年齢:忘れた……

身長:149㎝ 体重:……多分、軽い……?

趣味:睡眠、暴言、サボり

好きなもの:ルーン、仲間達、甘い物、楽な事、水の中、クロ…………なんでも、ない……

嫌いなもの:不味い物、お化け、孤独、汚い心、自分




 いつも眠そうダウナー系なウンディーネ。殆どジト目であり、あまり笑ってくれない子。下半身は人魚と同じく尾びれになっており、透明な羽衣のようなものを纏っている。基本やる気なさげで、大抵誰かの背中に張り付いたりしている。身体を液状にする事も出来るので、誰かにのしかかり、そのまま溶けたりしてくる事も。生まれてすぐに人間と契約し、人の汚いところを沢山見てしまった経験がある。すぐに契約を破棄し、湖の底に引きこもっていたところをルーンに連れ出される。名付け親はやっぱりルーンであり、ルーンの精霊2番目、クロノにとっては3番目の精霊。生まれつき力が強いので、潜在能力は四精霊の中でも最強クラス。心の動きに敏感で、一時はクロノの事も拒絶した。光輝くような心を、『太陽』と称し、その温かい力を好む。気を許した相手にはとても友好的で、抱きついたりスキンシップが増える。フェルドとは一番付き合いが長い為、特別な絆がある模様。四精霊の中で一番年下なので、若干子供っぽい。無垢な笑顔を向けられるのは、信頼の証。





「いやぁ、初めてあった時を思い出すねぇ!」


「僕達にも色々あったよね、色々」


「うみゅぅ…………なんか、恥ずかしい…………」


「お前はもうちょい素直になれ、たっく……」



「最後は俺か? まぁ適当に流そうぜ」





名前:フェルド

性別:なし、男の姿がデフォ

種族:サラマンダー

年齢:聞いてもつまんねぇぞ?

身長:187㎝ 体重:クロノよりは重いんじゃねぇのかな

趣味:体を動かす事、修行、

好きなもの:ルーン、仲間達、辛い物、燃える事、熱い事、クロノの事は気に入ってるぜ

嫌いなもの:甘い物、軟弱者、しらける事、嘘、自分



 灼熱の兄貴分、サラマンダー。なんだかんだと世話焼きな、みんなの兄貴分。大体話さなくても察する事が出来るくらい、他の精霊の事を分かっている頼れる火炎玉。竜人の姿であり、尻尾を出すことも可能。種族的に近いからか、セシルのことも結構構ってやる奴。気が立つと肘と膝の部分から炎が噴き出すが、服が燃えたりはしない。精霊の衣服はイメージで具現しているものなので、実際全裸と変わらないのだ。名付け親はルーンであり、彼の最初の精霊。クロノの最後の精霊であり、最初の旅の終着点。終わりと始まりを担った、ある意味ではプロローグのラスボス的位置づけ。ルーンの前に3人の契約者がいたが、あまりにもつまらなかったので解雇。ルーンの夢に興味を抱き、契約のゲームで完敗、初めて心から契約者を認めた。クロノとルーンを重ね、過去の思い出を描き、約束を胸に今を生きる。色々考えてはいるが、決して表に出さない奴。全てを契約者に打ち明けた時、大切な物語が動き出すのだろう。





「やっぱ、いつかは伝えるんだよね」


「あぁ……きっともうすぐだ」


「…………ん…………」


「まぁあいつ次第だけどよ、俺はそう遠くないって思うぜ」

「意外とあいつは……」








「おーい! 朝飯出来たぞー!」

「まったく……全員好み違うから大変だよ、もぅ……」








「…………やる奴だからな、ふははっ!」


「ごはーん!」


「毎朝ご苦労様だね、我らが契約者は……はははっ!」


「じゃ、この辺で……お開き…………」



 人知れず開かれた特別編は、こうして幕を閉じる。精霊達は契約者のもとへ集い、物語を紡いでいく。またいつの日か、違う役者が掘り下げられるのだろう。その時まで、彼らの行く末を見守ろう。




次回は討魔紅蓮編後です。

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