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神ナリシ模倣者ト神門審判  作者: 高木カズマ
最終章 承/壱 人世ノ業、詠イ奏デルハ『厄災遊戯』――『厄災少女』、愛憎劇ノ其ノ果テニ
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第二十七話 《魔力点α》ゼムリャ・ゲオルグ【遊戯難度A+】 淫靡艶麗廃墟都市ラグニアⅩⅩ――求めるモノを掴む為に/把握、掌握、そして支配

 最愛の人を姉たちに任せ、少女は戦場へと舞い戻る。

 地下の空気にも慣れた。精神的な動揺も一旦落ち着き、演算も安定している。ディアベラスも峠は越えた。生生によって輸血の措置を受ければ、確実に助かるだろう。


 ならば今自分がやるべき事は何だ?


 ……そんなの決まっている。決まっているだろう、クリアスティーナ=ベイ=ローラレイ。

 光を失った瞳をきっと閉じたまま、少女は己の干渉力で世界を拡張していく。



 ――把握する。

 戦場を、認識する。


 ――掌握する。

 空間を、その手に掴む。


 ――支配する。

 世界を、俯瞰する感覚。



 視覚からの情報を失った分、以前よりも神の力(ゴッドスキル)による情報収集の比重は重くなる。

 それに伴い負担が増加するのも当然で、干渉力や集中力の消費速度は確実に上昇している。

 だが、それ以上に――神の力(ゴッドスキル)による空間認識の精度が以前とは比べ物にならないくらいに高くなっている。それだけではない。並列処理機能も演算効率も、全ての値が上昇しているような万能感がある。


 この瞳は光を映さない。

 けれど支配する者ディメンション・オブ・ルーラの力が、視力を失ってなおクリアスティーナに克明に世界を認識させる。

 肉眼で眺めるよりいっそ鮮明に正確に、細部に渡って世界を把握し掌握し支配する。

 地下という密閉空間である為に干渉力の浸透が早いという事も当然あるだろう。だが、違う。これはそれだけで説明のつく現象ではない。


 これまでとは根本的に情報の捉え方からして変質している。

 以前は視界や触覚を拡張するように補助し、五感全てを用いて空間を総合的に認識する形式を取っていた。それが今では座標情報の数値からありとあらゆる情報を引き出すが可能となっている。

 物体の構造を、世界の広がりを、地面の僅かな凹凸を、超高倍率の顕微鏡を用いて超広範囲を俯瞰し同時にごく一部にフォーカスを合わせて注視しているかのように、幅広い範囲を超高精度で眺める事が出来るのだ。

 

 視覚障碍者の聴覚が発達するように、クリアスティーナの支配する者ディメンション・オブ・ルーラが視力の喪失をカバーしようと平常時以上の性能を発揮しているとしか思えない。

 まるで処理機能を五感に回していた分使用できなかった機能が、視力の喪失によって使えるようになったような、そんな感覚だった。


(……人は情報収集のおよそ八割を視覚に頼っていると言われています。それが失われた事で、リソースを他の感覚器に割くことができるようになる。私の場合、それが聴覚や嗅覚ではなく神の力(ゴッドスキル)だった……という事なのでしょうね)


 皮肉な話だ、と。クリアスティーナは他人事のように思った。

 視力を喪失し光りの届かない闇の中へと堕ちた今のほうが、より世界の姿をはっきりと捉える事が出来るなんて。


 ……いや、今は余計な感慨に浸っている場合ではない。

 この厄災遊戯ゲームを一刻も早く終わらせる事だけを考えるべきだろう。

 

 もう一度、戦場を確認する。


 廃墟都市ラグニアの地下に広がる地下牢獄。

 地上から消え去った人類の一部、全人口の五分の一を収容し、快楽漬けにして飼い殺しにする家畜小屋にも似た最悪の場所。

 幅二十メートル以上の巨大な通路を幹として、そこから無数に枝分かれする小径の先に小部屋があり、人々はそこに囚われている。


 天井までの高さはおよそ十五メートル。通路はキロ単位の直線が伸びており、時折他の通路と交わって牢獄は広大な地下迷宮と化しているようだ。


 そしてクリアスティーナの数十メートル前方、普通の人間では視認すら出来ない速度でぶつかりあう『厄災』と『厄災』。

 さらに、その周囲で機を窺うようにしている仲間達の姿を捉える。

 レギンと貞波、リリレットとスピカがそれぞれ衝突する『厄災』の周囲を取り囲み、戌亥紗が少し離れた場所で意識を失っているダニエラとミランダの親子を守っている。未だ意識の戻らないディアベラスの元には輸血処置を施している生生とリズ、そして三人の少女の姿がある。


 こうして見ると、戦える者の数は決して多くはない。『厄災』という人類規模の脅威と戦うには、あまりにも心持たない戦力だ。

 とはいえ、状況はクリアスティーナ達を決して見捨ててはいない。

 敵の敵は味方……という程単純な話だとも思えないが、この魔力点に存在する二つの『厄災』が争い合っている現状は、クリアスティーナたちにとって千載一遇の好機と言っていい。


 しかし、これだけの幸運に恵まれてなお、楽観視していいような状況では全くなかった。


「ねえ。頑張ってよ、頑張りなさいよ、頑張らないとなんじゃないッ!? そんなだらしのない舞いじゃあ、貴女、ワタシと一緒の舞台ステージに立つ資格もなくなってしまうわよ?」


 攻勢に出るも攻めきれないエディエットと、相手の猛攻を回避し続けるも反撃に出れないノーラ。

 一見、戦況は膠着しているように思えるが、その実エディエット有利で進んでいる。

 ノーラはエディエットの攻撃をよく躱しているが、その全てを完璧に躱せている訳ではない。じわりじわりと、少しずつ刻まれていく小さな切創は、いずれ大きな差異となって両者の勝敗を決定づけるだろう。

 どちらにせよ現状攻め手がないノーラに勝利はあり得ないのだから、その結末は至極当然だ。

 こうしている今も、その天秤の傾きは着実にエディエット側に傾きつつあって――


(――っ、これは……ッ!)


 まさにその瞬間だった。ノーラがエディエットの刃に胸を貫かれ、殺されたのは。


 背後でミロの甲高い悲鳴が響く。

 しかしエディエット=ル・ジャルジーの厄災遊戯は一度死んだ程度では終われない。

 勝利条件は死因でビンゴを作る事でのみ達成されるのだが、ルールを知らないミロにとって、自分を助けてくれた命の恩人が刺し貫かれる姿など最悪の光景に他ならないだろう。

 

 やはりビンゴは達成されなかったようで、胸を刃で貫かれたはずのノーラの傷はすぐさま塞がり、僅か数秒後には何事もなかったかのように復活を果たしていた。

 だが、その旗色は彼女の顔色同様にあまりいいとは言い難い。


 今の一殺で両者の格付けは済んだとばかりに攻撃の手をさらに強めるエディエットに、やはりノーラは防戦一方。

 反撃はおろか、ダメージが尾を引いているのか回避も儘ならない。何か精神的な動揺があるのか、動きが鈍い。完全に精彩を欠いてしまっている。


 そんな『厄災』達の戦い――というか増殖する刃の勢いに圧倒されて、貞波たち逃亡者の集い旗(エスケイプ・フラッグ)の面々は中々彼女達の戦場へと踏み込む事が出来ずにいる。

 そうしている間にも、二人の『厄災』の殺し愛はさらにその激しさを増していくのだ。

 エディエット=ル・ジャルジーによる、一方的な虐殺という形へと。


(……『厄災』と『厄災』の殺し合い)


 この状況は望外の幸運。

 なにせ、最悪でも『厄災』が片方勝手に消えてくれるというのだから、クリアスティーナ達にとっては得でしかない。この状況そのものが予期せぬ奇跡のようなものなのだ。

 ならばこれを利用しないのは自殺志願者と同じであり、生存する気のない怠惰な愚者だと言っても過言ではないだろう。


(この『魔力点』最大のイレギュラーであり、私達にとっては好都合な展開。私達がこの『魔力点』を突破する上で、この対立を利用しない手は絶対に有り得ない……)


 このまま順当に進めば〝貧困に生ずる色欲〟は〝嫉妬より出ずる愛憎〟の手で殺されるだろう。


 しかし、どちらが勝っても損はないとは言え、クリアスティーナ達が与しやすい『厄災』はノーラであり、エディエットに勝たれると都合が悪いのもまた事実。

 『厄災』の力を借りれるうちにより面倒な『厄災』を倒してしまおうとなるのは当然の流れであり、ノーラを援護しエディエットを打倒しようとしたクリアスティーナの判断は実に合理的だ。

 たった一言でその場の流れを決定付けた先の咄嗟の行動はなるほど、彼女が逃亡者の集い旗(エスケイプ・フラッグ)を導く聖女としての存在感を確かに発揮したワンシーンだったのだろう。


 仮にノーラがエディエットに敗れて消えてしまったとしても、それはふりだしに戻るだけ。

 依然として状況が苦しいのは事実だが、倒すべき敵が一人減る事に変わりはない。

 

 ……だが、それだけではない。


 決して、それだけではなかったのだ。


 都合がいいとか悪いとか、自分達が生き残る為にはどちらの味方に付いた方が利があるか得だとか、勿論そんな生き汚い算段や損得勘定があった事は否定しないし、そうでもしなければクリアスティーナ達は生き残れもしないだろう。

 そもそも己以外の愛される全てに憎悪と死を振りまくエディエット=ル・ジャルジーとはどう足掻いても共同戦線を張れないとか、消去法であった事も事実だろう。

 

 だけど。理屈とか合理性とか、そう言った冷たい計算や打算を抜きにして、クリアスティーナ=ベイ=ローラレイは〝貧困に生ずる色欲〟ノーラに死んで欲しくないと思っている。


 理由は自分でも分からない。

 それでも、このまま彼女がエディエットの厄災遊戯ゲームに敗北し、死亡するという結末を忌避する自分が確かにいる事に、聡明な彼女に自覚がない訳がなかった。


 もう一度言う、クリアスティーナとて確かな理由は分からない。

 それは、彼女がディアベラスを守ろうとしたミロと呼ばれる少女を守ろうとしているからかも知れないし、これまでノーラと遭遇する中で目にしてきた彼女の『厄災』として不可解な言動に、自分でも意識しないうちに思う所があったからかも知れない。


 あまりに幼い外見をした『厄災』が少女を守る姿はどこまでもちぐはぐで配役があびこべなハズなのに、その奇跡に対する奇妙な納得感を抱いたのをクリアスティーナは覚えていて。


 けど、それでもそれ以上に――


(――あの子をこのまま終わらせてはいけないと、そう強く思う自分がいるのです。ねえ、ディアくん。貴方がミロ(あの子)を助け、ミロ(あの子)が貴方を守ろうとしたように。ノーラがミロ(あの子)を助けたのなら、私は……)


 クリアスティーナが欲しいのは勝利だ。

 中途半端な悲劇なんていらない。全部終わって皆が笑顔で手を繋いで、誰もが胸に誇れるような幸福な結末を。

 いつか彼女が目にした不格好な輪。

 もう一度アレが見たいしアレが欲しい。


 ……世界は滅んだ。人類は地上からその姿を消し、『裁定戦争』なんて意味の分からないものが始まって、『七つの厄災』なる超常存在が匣の底より流れ出した。地上より消滅した人類の多くは処刑執行を待つ罪人のように、今も『魔力点』に囚われている。

 ラグニアと呼ばれるこの『魔力点』で命を失った人だって数え切れないほどにいるだろう。ハッピーエンドなんて都合のいいモノは、今更もう手に入らないのかもしれない。

 

 だとしても。

 まだ生き残っているクリアスティーナがそれを諦めてしまったら、生きたくても生きる事が出来なかった人達に、どんな顔をして詫びればいいと言うのだろうか。


(私が求めるものは完膚なきまでの勝利。敗北の結末を、私が塗り変える。そうでなければ、もう二度と、あの朝焼けは拝めない……ッ!)


 失わない。失いたくないから、失わずに勝利を。

 何一つ取り零す事のない完全勝利なんて、甘ったれた話である事は百も承知。

 それでも足掻く。

 確定した未来なんてないのだと、ノーラの敗走という固定された停滞けつまつを打ち砕こうと言うのなら、自らの意志で結末を変えるべく動かなければ変らない。

 

 で、あれば。動く準備は既に整っている。変える決意は既に終えている。

 戦場へと舞い戻り、傍観に徹した時間はおよそ三十秒。

 拮抗が崩れてノーラは一度殺され、最悪の光景に迸った幼い悲鳴はクリアスティーナの心臓をも抉っている。

 あんな哀しい悲鳴を耳にするのは、もう沢山だと言い切れる。


 幼い『厄災』を一度は見殺しにしてまで手に入れたその時間で、次元と空間を支配する少女は、ラグニアの地下に広がるこの地下牢獄の全貌を把握し、戦闘の繰り広げられるこの空間を掌握し、命がけの戦場を完全に支配する。


 仲間達の座標と数秒先までの行動を、囚われた人々の位置座標を、そしてエディエット=ル・ジャルジーとノーラの座標と行動予測をその脳ミソに叩き込む。


 未来予知にも等しい超演算は常時稼働。


 少女の干渉力が五体を満たし、周囲の空間にすら満ち満ちていく。


 五感を封じ、今や彼女は己の支配する者ディメンション・オブ・ルーラの力のみで世界に触れていた。 


 前提条件は整った。


 故に、勝利への道筋は既にこの手に掌握し(掴み)、支配しているのだから――

  


「――行きます」



 いっそ、気負いのない言葉と同時だった。

 まず――戦えないダニエラとミランダと、彼女たちを守る戌亥紗。さらにはサマルドの遺体までもをまとめてリズ達の元へと転移させる。

 後方から間の抜けた戌亥の声が聞こえるも、いちいち説明の暇はない――


「――アスティっ!?」


 さらに座標を書き換え己を転移。

 突如隣に現れた妹の横顔を目にしたレギンの息が詰まる音がクリアスティーナの耳にも届く。


 暗闇だった為に今まで気付かなかったのだろう、クリアスティーナの顔に走る惨い傷跡に、一つ年上の姉は動揺を隠せない。

 しかし、希望ヒカリを失った少女はその喪失を感じさせない堂々たる立ち姿で掌を手前に翳して、


「――空間圧搾フランジット・トラクトス連続多重展開オーバーポイントッ!」


 声に、空間を捩じ切る歪な斬閃が召喚され、甲高い破砕音と共に空間を埋め尽くさんとするエディエットの刃を粉微塵に粉砕した。


 ……まるで、この空間を支配するのは『厄災』などではなく自分だと宣戦布告するかのように。

 瞬時に走った数多の斬閃はあまりに凄絶で美しく、例えどれだけその身を穢し貶めようとも、その気高さは決して失われることは無いのだと理解する事が出来たから。


「……すみません、レギンちゃん、皆。ディアくんの治癒に手間取って少し遅れました」


 キラキラと粉雪の如く舞う銀粉の中。

 両の瞳を閉じたまま、されど勝利を見据える少女の凛とした立ち姿が、怪物どもの戦闘に踏み込めずにいた貞波たちを勇気付け、励まし、奮い立たせる。


「……なあ、おいアスティ。ディアベラスの野郎は……」

「大丈夫、ディア君くんは無事ですよ嫌忌くん」


 普段は散々言っている癖に安否が気になって仕方がない様子の貞波にはっきりと答える。それだけで彼女の心にも確信が灯り、今更のように彼の生存に現実味を感じ安堵の感情が胸一杯に広がっていく。


「ほら! スピカ知ってたもん。ベラちゃんはこれくらいじゃ死なないって……!」

「……アスティ、それで? ここからどうするし」


 瞳を包帯で覆った顔をパァっと破顔させて飛び跳ねるスピカに、呆れたような笑みを浮かべるリリレットが肩を竦めて先を促した。


 いつものやり取り、いつもと何も変わらない光景にちじょうがそこにある。

 『厄災』を前に臆する気持ちこそあるものの、彼らはまだ少しも挫けてはいない。


 なにより彼らはずっと待っていたのだ。再びクリアスティーナが自分達の隣に並び立つこの瞬間を。


「先も言った通りです。私達はノーラの援護を目的とし、まず刃の群れを砕きます」


 戦場を掌握し勝利を支配する少女の存在そのものが、肩を並べ共に戦う家族達の追い風となり加護となる。


刃の樹木(アレ)は確かに致死ではあるけど、特定の対象……ノーラという『厄災』に特化しています。ならば恐れる必要などどこにもない。私達は戦える……!」


 クリアスティーナの負った負傷が与えた動揺など、その余韻一つ残っていない。


 そこに在った少女の姿は、旗を掲げる乙女そのもの。

 しかして彼女は先陣を切り進む救国の聖女でも英雄よろしく全てを終わらせる悪魔でもなく、クリアスティーナ=ベイ=ローラレイという名の一人の少女して彼らの隣りに在り続ける。


「行きましょう、進むべき勝利への道はこの手の中に。私達が目指す結末の為。皆で生きて勝利を得る為に、皆の力を貸してください――ッ!」


 それこそが逃亡者の集い旗(エスケイプ・フラッグ)の在り方であると、並び立ち支えるべき最愛の家族の勇姿に、逃亡者たちが勝鬨をあげた。


 さあ、反撃だ。旗を振れ。

 此処は地の底袋小路。退路は断たれ、されど降伏などあり得ない。

 ならばこれは背水の陣、逃げ惑った果ての果て、追い込まれた鼠は猫を噛む。


 我々は逃亡者。


 忍び寄る『厄災』というの魔の手など、いつものように潜り抜けて見せよう。



☆ ☆ ☆ ☆



「……ん、此処は……」


 最初、ぼやけた像を結ぶもやけに暗い視界に夜中に目が覚めてしまったのかと思った。

 平和ボケした呆けきった思考を垂れ流す事数秒、ベッドの中にしてはやけにごつごつとした背中の感触と節々の痛みに正気を取り戻す。

 思考が現実に――正確には自身が意識を失う直前にまで追いついて、全身が総毛立った所で隣で健やかな寝息を立てる愛おしい存在に気付き、全身が一気に弛緩した。


「ようやくのお目覚めネ、状況の説明は必要カ?」


 追い打ちを掛けるような容赦ない言葉に、苦笑を零しながら女は現実を――事此処に至るまでの道のりまでをもほぼ完全に把握していた。


「……いいや、やるべき事は分かってるさね。確かにそいつは、アタシの仕事だよ」

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