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神ナリシ模倣者ト神門審判  作者: 高木カズマ
第四章 悪意ノ伝道師
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第十八話 遡りし時、取り返しのつかない喪失Ⅱ――不可逆の女神

「だから言ったじゃん。無駄チャンだってさー」


 連続していた爆音が止み静かになった室内に、どこか退屈さを孕んだ男の嘲弄が響く。

 それは、脱色を繰り返して傷んだくすんだ金髪に、首からぶら下げた大量のチェーンやネックレスが特徴のチャラついた男だった。

 この部屋の主にして、現在進行形で勝者としてこの場に君臨している痩身の男クライム=ロットハートは、足の裏で西洋人の青年の後頭部を踏みつけている。

 足元の金髪を、まるで空き缶でも踏みつぶすかのように地面にぐりぐりと押し付けるクライムのその手には、黒光りする拳銃が握られていた。 

 

 激しい戦いの果てに地面が剥き出しになった床の上にうつ伏せに倒れ、腹から真っ赤な血をドクドクと流しているレアード=カルヴァートは、力なく呻くだけで反撃する事も儘ならない。

 意志のみが先走りクライムを食い殺そうとして、けれど満身創痍の身体が付いていかないのだ。


 悔しさに、剥き出しの地面に食い込むほどに爪を突き立て、爪が剥がれた指から血が流れ落ちる。

 灼熱する鋭い傷みよりも、頭に鳴りひびく『目の前の男を殺せ』という鳴り止まない己の声がレアードを何より苦しめていた。


「俺チャンに掛かればお前程度の神の能力者(ゴッドスキラー)、拳銃一本あれば十分だっつーの。お前の思考を読んで思考と思考のその隙間、集中の途切れるベストなタイミングに鉛玉チャンをぶち込んでやればいいだけっしょ。それだけで意識の外側から不意を突くのと同じように、対応のできない攻撃を打ち込める。……ねえ、ガチガチの武闘派神の能力者(ゴッドスキラー)の癖に俺チャンみたいなインテリ系にバトルで負けちゃうのってどんな気持ちー? ねえねえどんな気持ちー??」

「……、……」

「うん? なになに? そんな小さな声じゃ聞こえねーから。もっとでっかい声で、ハイさんはい!」

「……死ぬのは、お前だ……」


 頭を上から押さえつける圧力に抗って僅かに首を傾け、ギラリと光るレアードの双眸がクライムを射抜く。 

 その刹那だった。レアードの腹に空いた風穴から勢いよく飛び出した極細の岩石の槍が、クライム=ロットハートの眼球ごと脳天を貫こうと迸ったのだ。

 クライムが勝利を確信し、完全に油断したタイミングをついた、予期せぬ一撃。

 クライム=ロットハートの不意を突くためにわざと己の傷を広げ、決死の覚悟で繰り出したその起死回生の一撃を、


「おっと、あっぶね」


 クライム=ロットハートは首を横に振る、ただそれだけの動作で余りにもあっさりと、避けた。

 旅先のまくら投げで飛んできた流れ弾を躱すくらいの、気軽さで。

 まるで初めからその攻撃が来るのが分かっていたかのような、そんな無駄のない動きだった。


「不意を突けば当てられるとでも思ったか? ……違うんだよなぁ、だからさぁ、俺チャンには全部お見通しなんだっつの。いくら策を巡らせようとも、いくら奇策で相手の裏をかこうとも、俺チャンには通じない。なぜなら、その考えそのものを読み取っちまうんだから! ……つーか、普通に躱しちまったけど、もしかして今の最後の奥の手チャンとかそんな感じだった? え、マジで? あれで終わり? ……なんかごっめんねー」


 相手の精神を逆なでする、そんなふざけきった言葉は、


「……んだよ、本当にもうお終いチャンかよ。つまんね。萎えるわー」


 精根尽き果て意識を失ったレアード=カルヴァートには、既に届いてはいなかった。

 極細の岩石の槍が、形を維持できずに小さな破砕音と共に砕けて消える。神の能力者(ゴッドスキラー)が倒れた事で、世界に対して干渉する力を失ったのだ。

 クライムは足の裏に敷いていたレアードの頭をつま先で小突くと、冷めた目で睨み付けて唾を吐きかけた。


「ったく、俺チャンのお楽しみを邪魔しておいてこの程度で気ぃ失いやがってよぉ」


 実のところ、クライムには他者の思考を完璧に読み取るような力はない。


 『心傷与奪ラピナーレ・クオレゼロ


 彼に宿った精神感応系の強力な神の力(ゴッドスキル)

 その力の一部には、読心能力じみた物も含まれてはいるが、この神の力(ゴッドスキル)の本質はそこにはない。相手の心を読むのは、あくまで副次的な力に過ぎず、故にそこまで精度も高くはない。

 確かにクライムは対峙する人間の心理状態を読み取り、今一番言われたい事や言われたくない事を読み取る事はできる。が、あくまでそれだけ。

 心理状態は読めても、相手の思考までを事細かに知る事ができる訳ではない。


 それをまるで全て相手の手の内全てを知っているように振る舞い、ブラフとハッタリで相手を揺さぶり相手の反応から真偽を割り出して誘導、支配する。

 こちらの思い通りに誘導されているとも知らず、結果として相手は自滅する。

 それがクライム=ロットハートの戦い方だった。


「こんなモンで許される訳ないっしょ? ……ならどうしてやろうかね。やっぱりお前が一番苦しみそうな事をしてやらねえとだよなぁ? 例えばそうだな、このままお前を餌にお前の大切な姉チャンを釣って、また壊して遊ぶとか楽しそうじゃね? ……キヒッ、キャヒヒヒヒ!! いいね、なんだか気分良くなってきたぜ! なんならそれを今日のお楽しみにしていいレベ――」



「――おい」



 クライム=ロットハートは“身の毛がよだつ”という言葉の意味を、この瞬間真の意味で知る事となった。


「――ッ!?」


 気が付けば全力で後ろに飛んでいた。

 その声が聞えた瞬間、クライムの本能的な部分がこの声の主とは対峙してはならないと、全力で警鐘を鳴らしていた。

 どこから現れたとか、どうやって侵入したとか、何が目的かとか、そんなくだらない疑問はどうでもいい。

 ただ事実として、ソレが今クライムの目の前に立っているという事象から目を逸らせば、それがすぐさま己の命に直結するのだと一瞬で理解した。

 身体中の穴という穴が開き、だらだらと嫌な汗が流れ出てくる。

 脚が震え、浮かべた笑みは引き攣り、張ろうとした強がりは、口から出る前に出口を見失い霧散する。

 それでも悲鳴を上げて涙を流し、命乞いをしながら逃げ出さなかった事だけは自分を褒めるべきか。


 そのレベルでの脅威が、目前に迫っているのだと、遅れながらに自覚した。

 自覚して、もう全てが手遅れなのだとクライムは気が付いた。

 生殺与奪を握られる感覚に、背筋が凍りつく。


「……く、はは。今日はやけに迷子チャンの多い日だな」


 それは十歳くらいの少女の形をしていた。

 健康的な浅黒い褐色の肌、そしてその肌に映える、アメジストの輝きを持つ紫の髪が揺れる。

 そして宝石のように輝く、薄ら昏い妖艶さと星々の煌めきを内包した薄紫色の瞳。普段はイタズラげに笑うその瞳が、今は鋭く細められ、抜き身の刃のような切れ味を周囲に放っていた。

 申し訳程度の膨らみの双丘のある肢体を、露出度の高い黒を基調とした衣服で覆っているその少女は、姿格好から見ても明らかにただ者ではない。

 そしてそれを裏付けるだけの圧倒的存在感が、その紫の少女から放たれている。

 少女は、低く唸るような声で問う。

 

「貴様がクライム=ロットハートじゃな?」

「……へっ、だったら何だってんだよ? かわいいお嬢ちゃん」

「……これは忠告なのじゃ、吾輩の問いには正しく答えよ。でなければ、次はないと思え」


 忠告、という言葉の意味をこの時クライムは正しく理解していなかった。

 せいぜい、次ふざけた事を口走ったら半殺しにされる。

 その程度の脅し文句だと思っていた。

 けれど違った。


 ──違和感に、気付く。

 

 クライム=ロットハートの右腕が、音もなく地面に落ちていた。

 

「──なッ!? ぁ、あがぁぁああああああああああああああああっっッ!?」


 何らかの力が働いているのか、やけに四角い切り口からの出血はない。

 いつ、何をされたのか。何が起こったのか分からない。

 ただ、クライムの認識が追いついたその時には既に右肩から先――右腕が出血さえなく地面に落ちていて、痛みも何もなく“忠告”が終わっていた。


「騒ぐな。そう心配せずとも、すぐには殺しはしないのじゃ」

「なん、こんな……ふざけっっ──」


 口が、


「──騒ぐな、と。言ったはずじゃ」 


 とれた。


「──ッ!?」

 ぽとり、と。

 まるでレゴブロックでできた人形のパーツを取り外すように、クライム=ロットハートの口にあたる部位が、キューブ状に切り抜かれて顔から転がり落ちる。

 やはり出血はなく、痛みもない。けれど、口という機能を奪われた。その事実に驚愕を叫ぼうにも、言葉はおろか呻き声一つあげられない。当然だ。舌も切り取られた部位の中に含まれているのだから。

 

「ふむ。確かに静かにはなったが……これでは何を尋ねても答える事ができなさそうじゃのう。仕方ない、“戻してやるか”」


 何気なく少女が呟くと同時。


「ッ!!?」


 キューブ状に切り抜かれたはずの口が、元に戻っていた。

 もはや時間の連続性にすら意味がない。時系列や因果関係さえ無視するような蛮行だ。

 反射的に手を口元に当てる。唇も舌も上下の歯も、確かに全てが元通りになっている。

 否、まるで最初から、そんな事実は存在しなかったとでも言うかのように。

 今度は驚愕に言葉もないクライムに、少女はくだらなそうに、


「……言っておくが幻覚やまやかしの類ではないぞ。その昔、吾輩の力を全てチンケな幻術だと勘違いしおった馬鹿者がおったらしくてな。……貴様とて早々と死にたくはないじゃろう」

「……」

「賢明な判断じゃな」


 すたすたと、軽い足音を響かせて少女がクライムへと近づく。

 視線を、さらに鋭く、抜き身の刃のようにして、


「再度、問う。……貴様が『創世会』の幹部の一人、クライム=ロットハートじゃな?」

「……ああ、そうだぜ」

「この街の暴動を引き起こしているのは貴様か?」

「……ああ、そうだぜ」

「その結果、関係ない人間が巻き込まれると分かってか?」

「……ああ、そうだぜ」

「……それは何の為じゃ」

「……そうだな、命令でもあるけど……あえてこんな方法を取ったのは、強いて言うなら俺チャンの趣味っしょ」

「そうか」


 ならば、と少女は短く言葉を区切り。


「死ね」

「!?」


 息が、詰まった。 

 口から泡を吹き、飛びそうな意識の中で喉元を押さえる。

 その華奢な細枝のような腕で首を締められた訳ではない。目の前の少女は何もしていない。

 ただ、現象として、クライムの喉奥にキューブ状の異物が気道を塞ぐようにして埋め込まれていた。

 円筒形の気管に正六面体を詰め込んだからか、微妙に生じた隙間から、かろうじて酸素を取り込める。

 が、それはむしろ苦しんで苦しんで苦しんで、けれどちょうど死ねないように調整された、悪意ある必然だ。

 目の前の少女は言外に語っていた。

 簡単に死ねると思うなよ、と。


「貴様が……」


 少女は語る。


「貴様がこんな事をしなければッ! 吾輩は、吾輩は……エルピスにあんな怖い思いをさせずに済んだのじゃ……! エルピスと、ずっと友達のままでいれたのに!」


 少女は語る。


「全部全部全部貴様のせいじゃ。恨んでやる、憎んでやる、呪ってやる、祟ってやる、何もかも台無しじゃ!」 


 怒りを燃やして、涙を流して、唾を飛ばして、語る。


「どうして……。どうしてなのじゃ? 吾輩は……吾輩はただ楽しく遊んでいたかっただけなのに、退屈が嫌だったから。つまらないのが嫌だったから。寂しいのは嫌だったから。だから外に出てきただけなのに……。友達だって、生まれて初めて出来たのに! どうして貴様は邪魔をする!? ……人とは、命とは、もっと大切な物なのではなかったのか? 吾輩にそれを教えてくれた人は、貴様のようなゴミクズとも、友達になれるとそう言うのか!? ……そんなの否じゃ、嫌じゃ、ありえない……ふざけるな!」


 こんなに叫んだ事はないという程に叫んだ。

 憎しみを燃料に怒りを燃やして、己の中に燻る感情を全力で吐露した。勢いのままにぶちまけた。


 別に、パンドラのこの慟哭を聞いて、目の前の男が罪を悔い懺悔することを望んでいた訳じゃない。

 そんな事には絶対にならないであろうという確信があったし、今更謝られたところでパンドラはもう止まれないし、許す事もできない。一切の容赦も躊躇もなく、極限までいたぶり苦しめてからクライム=ロットハートを殺すだろう。

 けれど、

  

「か、は……っ」


 最初、パンドラはそれを呼吸ができない事から漏れる嗚咽だと思った。

 だけど、


「はは、かひっは……っ! ひははっははっ、ごぅ、はっ腹いてぇええええっっハハハハハははははははっははははははッ!!」


 クライム=ロットハートは笑っていた。

 息が余計に苦しくなるのも、肺の中の酸素がなくなるのも無視して、腹を抱えて嗤っていた。

 

「なにが、……何がおかしいのじゃ!」

「だって、かひゅ……。そうだろ? 神様チャンが何を……ひゅう……言い出すかと思えば、……友達? くふっ。ふはははははははッ! はふゅ、かひゅ……傑作チャンにも程があんだろ怪物ぅ!」  


 クライム=ロットハートは、苦しげに顔を歪めながらも、無理やりにその表情に笑みを刻み付けて、


「俺チャンは知ってるぞ、『特異体』。今まで何人も何人も何人も、それこそ数えきれない程殺してきたんだろうがよぉ!? ぜひゅ、ひゅ、……それを今更、命は大切です? 友達と平和に過ごしたい? ひょっとして頭お花畑チャンなんじゃねーのお前!? ひゅう、ひゅう、……へ、そんな目で睨んだって怖くねえんだよこのクソアマ。ああ前言撤回だ。お前なんて怖かねえんだよ、悪意に怯えてビービ―泣いてる餓鬼風情がっ、『三本腕』の一角たる俺チャン相手に調子乗ってんじゃ、ひゅう、ひゅう……ねえよ!」

「……今決めたのじゃ。貴様にはやはり永劫にも思える苦しみを与えてやる。死が救いだと思えるほどに、殺してくれと懇願する程にこの世の地獄を見せてやる」

「かひっ、きひひひっ、悪意と地獄の意味さえ知らねえ赤子が、ひゅ、ひゅ、……一丁前に絶望チャンを語ってるんじゃねえよ」

「まだ吾輩を愚弄するか。よほど苦しみ死にたいらしいな貴様」

「ひゅぅ、ひゅぅ……隠そうとしたって、ひゅ、はふゅ、ひゅぅ、……無駄チャンよぉ、動揺してんの丸見えだぜ?」

「うるさい黙れ」

「ひゅ、ひゅ、……おいおい、ひゅ、ひゅ、……言葉遣いにも余裕なくなってきてんじゃねーかよ。分かってるんだろお前だってよぉ、ホントは――」

「――黙れ!!」


 パンドラの右手が、音速を軽く超える挙動で閃いたその時。


『――。――っ、――――!』


 微かに耳に届いた声が、パンドラの右手をクライム=ロットハートの喉仏まで僅か三ミリの位置で停止させた。


「……この声はまさか、ゆうま、か……?」


 悪鬼のようだったパンドラの表情が、道に迷い途方に暮れた子供のように呆ける。

  

 緊張感と脱力感とが共存するような奇妙な時間が流れ、ふとした瞬間パンドラが突きつけた手刀が解かれた。 

 その途端に、クライムの喉の奥にあった異物感が消失する。 

 呼吸が正常に回る。

 異質な力による窒息から解放され酸素を求め喘ぐクライムに、パンドラは猛獣のように鋭い視線を向けて、宣言する。


「……今日はここで退いてやる。貴様に訪れた悪魔的な偶然に感謝するのじゃな。だが覚えておけ、これは宣戦布告じゃ。貴様は……貴様ら『創世会』は許さない。いずれじっくりとなぶり殺す。それに相応しい舞台で全てを終わらせてやる」


 クライムに背を向けたパンドラの足裏が、地に落ちた腕を何の感慨も無く踏み潰す。

 たいして重くも無いであろう少女が触れた途端、それはキューブ状の肉片へと分解されるように破裂した。

 振り返りもせずにパンドラが右手を振った。

 すると、半透明の巨大な正六面体が、少女を包むシェルターのように一面ずつ生じる。


「吾輩はパンドラ。この世のありとあらゆる万能を内包する箱の女神。貴様らに絶望と災厄を齎す者じゃ」


 そして六つの面が完全に少女の姿を包み込んだ後、ふたたびほどけるように開いた箱の中――そこには誰の姿も見当たらなかった。

 キューブが空間に溶けるように四散する。


 何も残らない。

 そこに誰かが居た証拠さえ、圧倒的存在感ごと綺麗に消え失せていた。

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