表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

伝説の幕開け



(^q^)「ぼきのなまえはさいちれす」






これは現実では運動もできず、頭も悪い。顔も悪く、女関係にも縁は無し

更に友人も数える程しかおらず、いつからか親にも相手にされず、昔は後ろを可愛くちょこちょことついてきた妹からも見下されるようになってしまった高校生、目黒佐一(めぐろさいち♂)の物語


こんな冴えない主人公だと話がすぐに終わってしまうと思う…しかし!この目黒佐一、なんと他人と違ったある「特殊能力」を持っていた!


それは…


【ドリームコントロール!!】


自らの意思で睡眠状態に陥った時の映像を調整、改変できる能力!すなわち…


「まぁ夢の中で好き勝手できるだけっすけどねwwwwうはww切ねえwww」



「最初はもう本当にやることがなくて、エロゲも2chも飽きたし。なんかもう生きてる意味ねーなーとか思ってたら夢日記っての見つけたんすよ

自分の見た夢を日記につけてたら精神崩壊するとかなんとかのやつね

俺結構心は強いほうなんすよ。「お前は誰だ」とか「1人かくれんぼ」とかやってたし?まぁ何より中学からずっとぼっちってのがいい精神修行になったんですかね(笑)

まぁとりあえず夢日記。やってみるかってなって、ジャポニカの自由帳買って絵日記って感じでつけてたんすよ、夢をね(笑)

授業の時間も理解できないわけだからほとんど寝てるし調度いいから授業中寝て休み時間に日記つけてっての繰り返してたんすよ

あんときのリア充達の俺をみる目ときたら、今思い出しても鳥肌もんですよ(笑)

そりゃそうですよね。自分が夢の中でセック○してるのを画ありで日記つけてるわけですから(笑)

んでそん時クラスのDQNが(ry


…とまぁそういうわけで、いつの間にか夢を自在に操れる力を手にいれたんすよwwwww」


これが目黒佐一さんが体験した、【ドリームコントロール】を手にいれることになったルーツらしい


「ちょww待てwww大体ドリームコントロールってなにwwww俺そんな厨二ネームつけてないwwwwww」





「…でさーその女めっちゃ着痩せしててさー脱いだらマジすげーのww」


「マジかしww」


「マジマジww写真撮ったからみるか?ww」


「見るしww…うおっやべーしwww」


「だべ?ww

……おw」


この二人は倉本と鈴木。ストーリーには全く関係ないから名前は覚えなくてもいい


そして二人が話している場所はもちろん教室。ホームルームが始まるまでの数分をここ、3年A組で談笑に使っているようだ

てか倉本君その写真後で俺にも


二人はDQN…まぁいわゆるプチヤンキーだが、教室の扉がガラガラっと開いて入ってきたある人物を見て口角を釣り上げているみたいだ


そしてその人物がカバンを置きに机に向かって行くところを、倉本君は両手を広げて通せんぼしてしまった


「おっはよう駄目黒臭一くん♪」


「今日はちゃんと体洗ってきたし?ww」


入ってきたのは目黒佐一君、通称「駄目黒臭一(だめぐろくさいち)」周りもその光景を見てくすくすと笑っているということは、このやりとりは初めてじゃないのだろう


さて、怖いDQN二人に囲まれちゃった絶体絶命の臭一君はこの場をどうやって切り抜けるのかな?


…お?


「…ッフ」


おーーっとぉ!?これはぁー!?


「げっwwこいつまた漏らしやがったww」


「超スプラッシュしてんしww」


なんと臭一君!!失禁だぁー!!!

謎の余裕の笑みを浮かべているがそれはもはや苦し紛れにしか見えない!!


「ぎゃーww臭一また漏らしてるーww」


「超受けるんですけどwwてかくせぇww」


周りのギャルもたまらず悲鳴を上げるこの異常事態!!しかしクラス中まるで日常茶飯事のようだ!!つーかマジくせぇ!!


「おーい臭一wwお前それちゃんと拭いてリセッシュしとけよwwあと5分でHR始まるから巻きなw」


「お任せあれ…」


しかしクラスメイトが見ている中でたった二人に囲まれて二秒で小便を漏らしているというのにこの余裕はなんなんだぁー!?まるで自分が漏らしていることに気付いていないかのような表情だぁー!!


「やれやれだぜ…」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ