森の深層部
その後、僕たちは戦闘を重ねていたんだ!その数、およそ50回。本当に異次元な数。本当ににどうなっているんだろ?そうこうしているうちに森の最深部へとたどり着いたんだ!
「パパ……?…なに…?…あれ…?」
「あれは…もしかしなくても死霊竜か…?いや、そんな生易しいものじゃないな……あれは……冥界竜か……」
そこには禍々しい見た目をした1匹の竜がいたんだ!大きさは普通の竜の10倍ほど。とんでもない大きさの竜だったんだ!
「とりあえず、アルティメットキャノンをうってみるね」
「わかった。だが、あれに耐えることができるやつなんていないだろうからな。すぐに終わるだろうな」
「よし、いくよ!アルティメットキャノン!!」
極太のビームが直撃し、あたりに砂煙で覆われたんだ!
「やったか…?」
目を凝らしながら待っていると…無傷な竜が先ほどまでと変わらない位置でたたずんでいた
「なんだと!?直撃を食らって無傷だと!?」
「いや……けがはしていたよ……とんでもない速度でかいふくしているだけだよ……」
実際、よく見れば怪我をしている箇所を確認することができる。ただ、そこも煙を上げながら再生の途中だが……
「なるほど、攻撃が通っていないわけではないんだな?」
「うん、とおっては、いるけど…」
ほとんど無駄だと思うんだよねぇ…
「通っているなら攻撃を続けるだけだ!行くぞ!リオン!」
「あ、うん! わかった!」
攻撃すること5分、僕は違和感を感じたんだ!なんで、反撃してこないんだろうってね!
その時、竜の身体から黒い光が飛び出し、空中に静止して、力を溜め始めたんだ!
直感的にあれは危険だと判断したけど、パパも僕も攻撃しているから、素早くは逃れることができない。いきなり竜が動き始めるかもしれないから隙を与えるわけにはいかないからね!
だから僕は……
「パパ!!危ない!!」
パパを突き飛ばしたんだ!
丁度、その時、邪悪な力が放出された。
パパは効果範囲外に出ることができたけど……僕には直撃しちゃったんだ……
「パパ……ハヤク……ニゲ……テ……」
「リオン!!」