誕生日
「「リオン、4歳の誕生日おめでとう!」」
「パパ、ママ、ありがとー!」
「プレゼントもあるぞ」
「ぷれぜんと?何ー?」
「ショートソードだ。大事にするんだぞ!」
「ありがとう!ぼく、大事にするね!」
「ママからもあるわよ」
「なになにー?」
「好きなスキルを一つ手に入れることができる水晶よ。よく考えて使うのよ」
「わーい!ありがとー!」
何にしようかな?うーん…やっぱ無難にアイテムボックスかな!
「それでな、これからお前の兄ちゃんと剣の訓練をするんだが一緒に来るか?」
「うん!いきたい!ねぇねぇ、そういえばおにいちゃんは学校にいってるんだよね?」
「ああ、そうだ。お前も後2年したら行けるようになるぞ。」
「ええー。早く行きたい!」
「まあ、才能が認められたら、行けるようになるけどな。」
「才能?どんなの?」
「うーん…色々あるんだが一つはついてくれば分かるよ。」
「もしかして、剣術かなぁ?」
パパについていったら、庭に着いたの。そこではお兄ちゃんが剣の練習をしていたんだ!
「おにいちゃん!」
「お、リオンか。どうした?」
「おにいちゃんの訓練を見に来たの!」
「そうかそうか!でもあまり期待はしないでくれよ?」
「エイル、早速始めるか。」
「はい」
訓練を眺めること10分
「パパって強いんだねぇ」
「そうなんだよ。俺なんて一度も当てられないからな」
「ははは、ありがとうな。でもまだ本気出してないぞ?」
「えー?こんなにつよいのに?おにいちゃんのけんをはじいた後の動きがかっこよかったんだけどなー」
「「!?」」
「リオン、今なんて言った?」
「え?かっこよかったなって言ったんだよ」
「違う。その前だ。」
「弾いた後の動き?」
「そう、そこだ。俺の動きが見えてるのか?」
「うん!見えてるよ!かっこいいよね!」
「うーむ…お前には剣の才能があるのかもしれないな」
「才能?さっきゆってたやつ?」
「そうだ。才能と言っても、かかしを切るだけだが強度がかなり調節されていてな、6歳以上じゃないと切れないようになっているんだ。しかし…お前なら…試しに切ってみてくれないか?」
「持ち方はこれで、あってる?」
「…持ち方教えたっけ」
「ううん、おしえてもらってないよ!」
「だよな…まあいい、やってくれ」
「分かった!」
そして、思い切り降ってカカシに当てたけど、コツンという音がするだけで切れることはなかった。
「切れなーい」
「まあ、流石に無理か。ごめんな、リオン。」
「もう一回やってもいい?」
「いいぞ」
うーん…使えるものが分かったらなぁ…【使える魔法一覧】とかあったらなぁ…
「わっ、なんだこれ!」
「ん?どうかしたのか?」
「ううん、なんでもない!」
眼の前に出てきたのは青いボードのようなもの。そこには……
利用可能な魔法 魔法を検索【】
1基礎魔法
①身体強化 消費MP:2
②ライト 消費MP:2
④ファイア 消費MP:2
⑤ウォーター 消費MP:2
⑥ウィンド 消費MP:2
⑦電気ショック 消費MP:2
⑧キュア 消費MP:2
⑨ポイズンキュア 消費MP:2
⑩リペア 消費MP:2
⑪ポーション作成 消費MP:2
2炎属性魔法
3水属性魔法
4風属性魔法
5電気属性魔法
6回復系統魔法
「えむぴー?もしかして…ゲームの?」
「おい、どうしたんだ?やらないのか?」
「ごめんね、もうちょっと待ってて」
ゲームってことはステータスもあるんじゃないかな?
バレないようにこっそり【ステータスオープン】と唱えた。すると
「やっぱりできた。ゲームと一緒だ!」
名前:リオン
LV1
ユニークジョブ
ノーマルジョブ
サブジョブスキル 《アイテムボックス》
HP :5
MP :30
筋力 :9
知力 :5
俊敏 :2
体力 :4
物理攻撃:4
攻撃魔力:3
治癒魔力:3
付与魔力:10
「身体強化!」
身体強化をした後、もう一度カカシを切ると見事に真っ二つになった
「パパ!見てみて切れた!」
「まじか!リオン凄いぞ!」
「俺がこれを切ることができたのは6歳になる少し前なんだけどな…」
「えへへ、すごいでしょ!じゃあさ、学校いける?」
「ああ、行けるぞ。申し込むか?」
「うん!でも、ママはいいよっていてくれるかな?」
「言ってくれると思うぞ。その前に驚くと思うけどね」
「わーい!」
ママはどんな反応するかな?褒めてくれるかな?そんな事を考えながら足取り軽くママのところに向かう
「ママー!」
「あら、リオンじゃない。どうしたの?」
「あのね、カカシを切れたからね、学校におうぼしてもいい?ってききにきたの!」
「え?リオン、カカシ切れたの!?」
「うん!すごいでしょ!ほめて!」
「リオンは凄いわね。かなり強度があるのに」
「えへへ」
そしたらパパがね学校の話をしてくれたの
「それでな、リオンを学校に行かせてもいいか?」
「ええ、もちろんいいわよ」
「わーい!ママありがとう!」
「でも、魔法や錬金術、鍛冶とか色々やらないといけないことがあるのよ?リオンはできるのかしら?」
「確かにそうだな。一度見学に言ったほうがいいかもな。」
「今からいくの?はやくいきたい!」
「まあ待て、今週は忙しいから来週だな。」
「え~…」
「あと、森には入るなよ」
「もり?なんで?」
「最近、竜がここらへんまで来てるらしいからな。安全のためだ」
「わかった。もりにはいかないからちょっと遊んできていい?」
「んー……森にいかなならいいぞ」
「わーい!ありがとう!」
まだ魔法は身体強化しか使ってないけど他にも色々使ってみたいからね。許可してくれてよかった!
そして着いたのは、村から少し離れた平原!
「ふぁいあ!」
早速魔法を使ってみると指先にマッチぐらいの大きさの火の塊がでた!同じ流れで他の魔法を使っていると
ピロリン、LV2に上がりました
魔法を使ってただけなのになぜかレベル上がったんだよね。なんでだろ?それでねステータス開いてみるとちょっとびっくり!
名前:リオン
LV2
ユニークジョブ《賢者(1/30)》
ノーマルジョブ
サブジョブ
スキル 《アイテムボックス》
HP :51
MP :230
筋力 :27
知力 :13
俊敏 :34
体力 :21
物理攻撃:23
攻撃魔力:70
治癒魔力:42
付与魔力:40
一瞬でこんなに上がると思っていなかったからしばらく固まってたよね。でもその時、
もっと大事なことに気がついたんだ。使える魔法が増えてるかもって。だってジョブが増
えたじゃん?
利用可能な魔法 魔法を検索【】
1基礎魔法
①身体強化 消費MP:2
②ライト 消費MP:2
④ファイア 消費MP:2
⑤ウォーター 消費MP:2
⑥ウィンド 消費MP:2
⑦電気ショック 消費MP:2
⑧キュア 消費MP:2
⑨ポイズンキュア 消費MP:2
⑩リペア 消費MP:2
⑪ポーション作成 消費MP:2
2炎属性魔法
•中級魔法
①ファイアボール 消費MP:15
•上級魔法
①ファイアドレイク 消費MP:30
3水属性魔法
•中級魔法
①スプラッシュ 消費MP:15
•上級魔法
①水獄鉢 消費MP:30
4風属性魔法
•中級魔法
①ウィンドカッター 消費MP:15
•上級魔法
①テンペスト 消費MP:30
5電気属性魔法
•中級魔法
①サンダー 消費MP:15
•上級魔法
①ライトニングラッシュ 消費MP:30
6回復系統魔法
•中級魔法
①ヒール 消費MP:15
•上級魔法
①ハイヒール 消費MP:30
7レジェンド魔法
①アルティメットキャノン 消費MP:100
本当にびっくり!基礎魔法を全部使ったから開放されたのかな?
最初はみんなご存知、ファイアボール!
拳大ほどの大きさの火の玉を飛ばす魔法だよ!
次はファイアドレイクだよね。簡単に言うと火のドラゴンを作って敵につこっませるというかなり派手で強力な魔法だったんだ!
あとは、スプラッシュかな?
霧を発生させてその霧に触れた敵を穴だらけにする魔法。
水獄鉢は対象を水の檻に閉じ込める魔法で、ウィンドカッターは不可視の刃を飛ばす技。テンペストは嵐を発生させる。サンダーは、空から稲妻を落とす。ライトニングラッシュは自分の周りに雷を召喚して敵に向かって連続で飛ばす魔法。ヒールとハイヒールは名前の通り回復魔法。一番気になるのがこれ、アルティメットキャノン。これだけは名前からだと想像できないから使ってみると、目の前に魔法陣が出
現しゆっくりと回り始めたの。最初は失敗かな?とか思ってたんだけど、段々と回るスピードが早くなっていって、少しした後に極太の金色の光線を放ったの!とってもかっこよかった!
「あれ?もうこんな時間か」
気がついたらいつの間にか夕方だったの、それでね急いで家に帰ろうとしたらね、森から魔法が飛んできたんだ!びっくりしたけどね水獄鉢を使ったら逃げることができたんだ。
森の中から現れたのは、パパが言ってた竜だったの!僕の魔法につられて出てきちゃったみたい。
最初は、ファイアドレイクを打ったんだけど効果がなかったからアルティメットキャノンを打ったら倒しちゃった!あんまり警戒する必要なかったね!竜を倒したらね
ピロリン、LV8に上がりました
ていう声が聞こえたんだ。まあ、竜って強そうなイメージがあるし経験値が多く入手できたのかな?
まあ、わからないからいいか。
でも竜の鱗とかって貴重そうでしょ?
だからアイテムボックスで全部しまって帰ったんだ!そこには、鉄とか金とか鉱石みたいのもたくさん落ちてたからそれも拾ったんだ。
全部やりたいことが終わったから家に帰ったんだけど……
「もう、リオンおそいわよ!」
「ごめんなさい、むちゅうだったから時間をわすれてた」
帰るのが遅すぎて怒られちゃったからもう少し早く帰ろうと心に誓ったんだ!