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2分後に感動の結末  作者: 佐和多 奏
5/9

しにたいと思う気持ち

 死にたい。

 そう、思っていた。

 そんな時に。

 インターホンが鳴った。

 どうせ死ぬのなら、こんなの怖くないって思って、ドアを開けた。

 母親だった。

 おれは、初めて親に、死にたいという気持ちを伝えた。

 そうすると、親は。

 自分の決めた道だから自分で、進んだ方がいいと思う。

 自分で、選んだ方がいいと思う。

 でも。

 私は。

 あなたに、死んでほしくない。

 それだけは伝えておく。

 じゃあね。

 親は、そのまま立ち去った。

 大切に、思ってくれている人がいる。

 それだけでも。

 少しだけ。

 死にたい気持ちが、抑えられた。

 友達から、電話がかかってきた。

 死にたいんだよ、って言ったら。

 おれは、死んでほしくないよ〜、って、泣いていた。

 今日は、生きようって、思った。

 

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