熱湯を舐めてはいけません
実は私、最近最悪な出来事に遭いまして、その出来事のせいで、執筆活動を2週間以上行うことが出来ませんでした。
実際どんな出来事が起こったかと言いますと、それはタイトル通り熱湯が関連しているのです。
そう、その最悪な出来事とは『火傷』です。
でも、火傷と言っても指先が沸かしている薬缶に当たったとか、食べ物を焼いているフライパンに当たったとか、そう言う程度の火傷ではありませんよ。
実は左脚全体を覆う大火傷を負ったのです。
それは、沸かしたての熱湯をポットからカップラーメンに注ぎ、そのポットを元に戻そうとした時、肘がカップラーメンに当たってしまい、なんと長ズボンも履いていない左脚にその熱湯が注がれているカップラーメンが思いっ切り落ちてしまったと言うものでした。
その時はしまったと感じ、急いで浴槽に入りひたすら水を入れて脚を冷やしました。
約30分間痛みは殆ど取れないまま脚を冷やし続けていたのですが、このままではいけない、どうにかしなければと浴槽から出てスマホを取り、また浴槽に入ってそのまま親に電話をしました。
この時、痛さと思わぬ出来事でパニック状態になっていためか、隣県にいる親に連絡を取ると言うよく分からない行動を取っておりました。
親には病院に行けと言われましたが、歩いてでもいける近くにある病院はこの日休診日であり、歩いてではいけない病院に行くしかないと言う状況でした。
しかし、左脚を怪我した状態だと当然自転車を漕ぐことは不可能であり、1人で病院には行けないと言う状況でした。
そのため、その日休日であった親は今からそちらに向かうから水で冷やしておきなさいと言って向かってくれました。
よく考えたらタクシーを呼べばそれで済む話ではあったのですが、多分親も私の悲痛な訴えに焦っていたのだと思います。
幸い、車で約1時間程度で来れるほどの距離でしたので来てくれることになりました。
その間ずっと水に浸かって冷やしていたのですが、その時点では、皮が剥がれたり、小さな黄色い水膨れが10何個か出来ている程度でした。
そして、親から「そろそろ着くからすぐに出れる状態にしておいて」と連絡を受けたため、浴槽から出たのですが、出ると飛んでもない激痛が走りました。
そのため、なんとか歩いて濡れた衣類を脱いで、新しい衣類に着替えたのですが、何もせずとも激痛が走り、また左脚に服が当たると尚痛みが走ると言う最悪な状態に。
暫くその状態で待っていたのですが、「着いたよ」と連絡をもらった時はなんとか歩きながら家を出て、車に乗り込みました。
そして、病院へ向かいました。
幸いなことに混んではおらず、すぐに見てくれました。
先生からは「結構酷い火傷を負ったね」と言われ、左脚全体をガーゼで覆うと言う処置をしてくれました。
塗ってくれた薬が効いたのか、それともガーゼにより服が当たらなくなったためなのか、ともかく痛みはだいぶマシになりました。
そして、先生から「明日は少なくとも来てね」と言われました。
そのため、その日は親に泊まってもらい、次の日もその病院に通いました。
その時の状況は水膨れの数が増えており、また足首のところもに大きな水膨れが出来ていました。
その大きさはだいたい一拳分の大きさでした。
先生からは「これはかなり深刻だね」と言われ、また「最低でも一週間はガーゼを替え続けなければいけないね」と言われました。
しかし、私はまともに歩くことが出来ない状態なため、一人暮らしもまともに出来る状況ではなく、また親が実家に帰ったら色々サポートするよと言ってくれたため、地元の病院に通うことを伝えてその病院からは去りました。
そして、実家に帰ることになりました。
結果的には、親を呼んで正解だったのかなと思いました。
何故なら、家の中が散乱していたからです。
まず、カップラーメンを落としたため、濡れたカーペットを洗わなければなりませんでしたし、移動した際に落とした物の片付けをしなければなりませんでした。
正直に言ってあの怪我の状態で、あれだけの片付けや洗濯をしろと言われてもかなり厳しい状態です。
不幸中の幸いでした。
その次の日は、昔通ったことのある実家の近くにある病院に通うことにしました。
その時の状態は足首と太ももに一拳分の水膨れが出来ておりました。
先生からは「よく歩けるよね」と言われました。
話によると人によっては痛すぎて歩くことも出来ないため、下手したら入院していると言うことでした。
まだ入院しないだけマシだったのかと思うとこれも不幸中の幸いだったのかもしれません。
しかし、先生からは「これは暫くの間は毎日ガーゼを替えないといけないね」と言われました。
そのため、それから日曜日や祝日を除いて10日ほど毎日ガーゼを替えに病院に通うようになりました。
この間は毎日水膨れが出来ておりましたし、歩く度に痛みを感じていたため、自分も替えなければヤバいと感じておりました。
先生からは詳しく言われてはおりませんが、多分私の火傷の深さは深達性Ⅱ度と、神経まではやられていないものの、真皮まではやられ、強い痛みを感じると言う状況で完治するまでには約3週間かかると言うほどの火傷だと推測しました。
約10日後、痛みはおさまったものの、今度は痒みが左脚全体に襲いかかりました。
痒くて痒くてしょうがないのです。
痛みは何をしても痛いため何も出来ませんが(敢えて言うなら痛み止めを飲むぐらい)、痒いのは搔いたら一時的に緩和されるため、悪化すると分かっていても思わず掻いてしまうのです。
ある意味、痛みよりも苦痛でした。
かと言って、ガーゼを外すわけにもいかず痒みと約1週間ほど戦っていました。
こうして、約2週間半をかけてほぼ完治までの状態まで回復し、こうして今執筆をしております。
本当にこの2週間半は痛みと痒みにより、手は怪我していなかったものの、レビューや読書、執筆の活動に対するやる気ほぼ皆無でした。
そりゃ、歩いたら痛みが走り、座る時は左脚を出した状態で座らなければならず、またまともに寝返りを打つことが出来ないと、歩行や着席、就寝とあらゆる場面で大変な目にあったので、当然と言えば当然なのですが、個人的にはレビューが毎日続けられなかったと言うのはかなりショックでした。
それに何よりも親に迷惑をかけてしまったことが何よりも申し訳なく思います。
今回大怪我を負ったのは、手が滑ったことと、暑かったため、長ズボンを履いておらず素足で熱湯がかかってしまったと言う完全に自分の不注意から起こった事故です。
カップラーメンを食べ終わるまで長くても15分程度だから大丈夫だろうと言う油断から招いてしまった事故です。
今回の出来事を持って熱湯と火傷の恐ろしさを身に染みて実感させられました。
また、私は神経をやられるほどではありませんでしたが、私が火傷を負ったことを親友に話すと、彼女の父は私と同じくポットで熱湯を溢したものの、筋肉が見えるほどの神経を冒すほどの火傷を負ったことがあり、大変だったと言っておりました。
皆さんもたかが熱湯とか、たかが火傷と舐めないでください。
火傷はかなり身近に起こる恐ろしい事故です。
舐めたり、油断したりすると私のように本当に痛い目に遭いますので、熱湯(熱いもの)を扱う時はしっかりと衣服を身に着けて、十分の注意を払ってください。
(追記)
長ズボンや長袖を着たまま火傷をすると、衣類が肌に張り付くことが多いので、衣類を着たまま火傷を負った場合は、基本は脱がずそのまま冷やす方が良いようです。
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