表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あとはご自由にどうぞ。~神様が本気出してラスボス倒したので私はただスローライフする~ 【ComicREXでコミカライズ連載中!!】  作者: 鬼影スパナ
おうち充実編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/315

色々と教育に悪すぎるんだ!! ●挿絵アリ


 ディア君のランクがEになったところで、私は改めてブレイド先輩にディア君をお任せすることにした。


「ディア君。私は商談を済ませてくるから、その間ブレイド先輩に冒険者の何たるかを教わっておいてよ。お酌すると色々教えてくれるいい先輩だよ、私が保証する」

「おいおいカリーナ、俺らに子守をしろってか?」

「へいマスター、先輩方に酒とツマミを。あ、ディア君のご飯代も置いときますね」

「任せろカリーナ。俺達がバッチリ面倒見ておいてやる」


 話が早くて好きよ。


「よろしくな、ディア」

「よ、よろしくお願いします。ブレイドさん」

「あ、ディア君に手ぇ出したら後が怖いから気を付けてね」

「人の女には手ぇ出さねぇよ……いや男だっけ。どっちにしろ出さねぇよ」


 ならいいけど。私は冒険者ギルドを後にする。

 そして向かう先は――もちろんローションの納品先、シュンライ亭である!


 すまんなディア君、これから行くシュンライ亭は色々と教育に悪すぎるんだ!!

 大人のお店なんだ!!

 もしかしたらうっかり朝帰りになるかもだけど、先輩ならきっと任せられるから!!


 そんな軽い足取りでシュンライ亭にやってきた私。

 まだ日が高いので開店はしていないが、私はローションの納品に来たのだ。裏側の勝手口からコンコン、すみませーんと声をかける。


「おや。カリーナ。アンタかい、無事戻ってきてたんだね」

「ハルミカヅチお姉様! お久しぶりです、ちゃんと戻ってきたしローション仕入れてきましたよー」

「ほぉ、そうかい。まぁ入んな。酒は出せないけど茶くらいなら飲ませてあげるよ」


 えへへ、相変わらず顔がいい。性格もいい。そしておっぱいにおみ足。

 ハルミカヅチお姉様の後ろについて店内へ入る。目の前に揺れる色艶のいい狐尻尾はあまりにも誘惑が強すぎる。もふりたい、吸いたい。でも怒られるだろうから我慢……!


「さ、見せてみな。粗悪品じゃないだろうね?」

「はいどうぞ」


 私は33袋のローションを取り出した。テーブルがいっぱいになった。

挿絵(By みてみん)


「……仕入れてくれとは言ったけど、こんなに買ってきたのかい」

「多い方がいいかなって」

「確かに何個までとは言わなかったけどねぇ。どれ、中身は……ふむ」


 お姉さまは指を軽く唾で濡らしてからローションの粉をつけ、ペロリと舐めた。

 ふむふむ、と吟味している。緊張するなぁ。


「極上品だね……これを1袋銀貨1枚じゃぁ儲けにならないだろう?」

「まぁ、ほぼ仕入れ値と同額ですね。交渉して少しオマケしてもらった分が儲けって感じで」


 というか普通なら輸送費とか人件費にあたる部分で大赤字だろう。


「……アンタ商人向いてないんじゃないかい? アタシゃ何かのついでに2、3袋買ってきてくれればいいかなって思って言ったんだが。なんなら多少混ぜモンしてかさましするもんだろ、こういうのは」

「いやぁ、お姉様の依頼だから全力で応えたくて!」

「ったく、仕方ない子だねぇ」


 やれやれ、と肩をすくめるハルミカヅチお姉様。


「……これなら量をケチってもいいくらいだから、3袋で銀貨4枚、全部で銀貨44枚……キリよく45枚の買取りにしてあげるよ」

「え、いいの? わーいお姉様太っ腹!」

「あぁン!? アタシのこの引き締まったお腹が太いって!?」

「すみません!」


 私は土下座する勢いで謝った。女性に太っ腹はなかったな、うん。


「でもホントにいいんですか? 銀貨45枚なんて」

「何、気にすんな。多少周りの店に配ってやればこれでも元が取れるさ」

「はぇー、そういうもんなんですね」

「ほら、アタシの気が変わんないうちに取引終わらせちまうよ」


 商人ギルド証を使い、お金をやり取りする。これにて納品完了だ。



「あ、そうだ。お姉様、こういうの作ってみたんですよ」

「ん? なんだいその珍妙な玉付き棒は」


 私はマッサージ器具を取り出した。至って健全なやつである。

 ディア君に作るのを手伝ってもらったやつである。

 全くエロではないやつなのだが、私はこの店にあるべきだと確信している。


「この棒の使い方はですね……ここがスイッチで、震えるので……」

「ふむふむ?……へぇ、震える魔道具ねぇ。デンマっていうのかい、確かにこりゃ肩に効くねぇ。胸重いと凝るから割といい具合だ」

「ちなみに肩以外に当ててもいいんですよ。例えば……」

「……あン? ま、待ちなよ。これをそんな……!? い、痛くないのかい?」

「試してみます? あ、これを小型化したやつもありましてねぇ、まぁ今のとこは試作品が数個しかないんですが……」


 実演をふまえてお姉様に熱烈アピールしたところ、試作品ワンセットを銀貨5枚でのお買い上げとなった。やったぜ、これでちゃんと仕入れた材料で作って売り物にしよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「あとはご自由にどうぞ!」の書影です! Ixy先生の書いたカリーナちゃんとディア君ちゃんだぁ!!!
1588.jpg 1657.jpg 1837.jpg



書き下ろし:『ハリボテ魔導士と強くて可愛すぎる弟子』MF文庫Jで発売中!!!

ラノオンアワード2022年10月刊の笑った部門受賞!! 売れて!!!!

322206001084.jpg

新作、コミカライズお嬢様ですわー!!
TsDDXVyH
― 新着の感想 ―
[良い点] ガタッ [気になる点] ハルミカヅチお姉さまのを詳しく教えてほしいがそのあたりのことは危険そうなので聞くに聞けない! 気になりすぎる~~~!! [一言] 生殺しは許してくれ
[良い点] イラストありがとうございます〜 素敵なお姉様ですねw そしてそろそろ健全じゃない使い方を試すべき(笑)
[一言] コレはKENZENな作品です。電動魔具マッサージ機はあくまでもコリをほぐす為のものです 明らかにKENZENなのでお間違いなき様に KENZENに肩凝りをほくし、腰の痛みをほぐし、足裏をほぐ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ