第4話 幽霊の決意
彼女だ。
忘れるはずもない。
才能の存在感が強すぎで感じしきれない圧迫感。
世のすべてを圧倒するその存在感は彼女、そのものだった。
色んな才能を探しながら発達した感覚が脳があったら焼き切る勢いで刺激をされる。
幸せの甘さ、怒りの辛さ、悲しみの苦さ、楽しみの感触。
それらの無数の才能の匂いが重なりあい、カオスな存在感を出していた。
私はまるで、血の匂いを嗅ぎつけ興奮したピラニアのように、ただ衝動に身を任せて、匂いの元へ飛び向かった。
「ミケちゃん…」
急いだ先に、彼女が視野に入る。
「ようやく再開できた…我が天使…」
彼女の周りに数え切れない濃密な色のオーラーを見えてくる。
死後、徐々に鋭敏になった私の視覚には才能がオーラのように映るようになっていた。
普通の人間は1つの色しか持ち合わせてない。
その濃さがその人の才能、努力の量を表していいた。
今まで依代にしていた多くの才能たちでさえ、多くて3色だったのだ。
それらの一部は私にも引き継いていて、実は私には薄いが数十色のオーラがついている。
しかし、今までのオーラのすべてを彼女一人のオーラが圧倒する。
私が認知できるすべての色、それを超える数の種類の色のオーラをまとっていた。
そして、オーラーの中の彼女を見ると…
「美しい…」
美しいすぎる。
持ち帰り、私のためだけのジオラマを作りたいくらい。
多分、彼女はまだ10歳になってない幼少期。
小さい幼女はロングの黒髪で、光り輝くその髪を自然におろしていた。
真っ白な肌色に純度100%の黒さを見せる両目。
大きいその目と鼻、うすすぎず太すぎない唇。
そのすべての要素が美しく整っていて、その小さい顔の中で完璧なバランスを保っていた。
服はどうしていていたかというと、スーツをアレンジしたものになっっていた。
ジャケットは黒く、ちょうど会うサイズで、襟と服のボタンに白いフリルがついていた。
そして、一番目を引くのは白いシャツに明るい赤の大きいリボンのネクタイだった。
黒と白のモノクロでまとめている中、その赤は鮮烈で、目に入る。
背伸びしているような服でとてもかわいい。
そんな彼女は大きい黒い革のスーツケースの上に座っていた。
その上で、彼女の両目は周りを興味津々に見つめていて、好奇心を丸出しにしていた。
多分、旅行に来ていて、ホテルに向かっているのだろう。
ああ、本当にかわいいな。
「今回こそ、絶対なくさない。」
生きていた時は一回なくしてしまった。
ただ、今回は絶対そんなミスはしない。
どんな手段を使ってでも、守り抜いてみせる。