忘れていた感情
「ぐっ...ぐぁあ!!!頭が...っい...爆発しそうだ!」
この痛みはなんだ..!機械じみた声が止まらない!
魔法の副作用?いや違う...!恐らく急激にレベルが上がって身体が追いついてないんだ...!どうにならないか!
「うぁぁぁあ!」
【頭部への痛覚確認。スキル【苦痛耐性】を獲得】
【スキル【成長力促進】により【苦痛耐性】のスキルレベルが最高値へ到達】
【スキル【苦痛耐性(極)】の自動使用を決行】
「くっ...はぁはぁ...収まった...」
正直死ぬかと思った...
「今回は、器用には感謝しないとな...」
(アビリティ)
名前:クサカベ・シンヤ
年齢/種族/性別 : 19/人族/男
レベル:1000\∞
HP:20000/20000
MP:50000/50000
STR:30000
INT:60000
AGI:40000
DEX:測定不能
スキル:器用(極)・鑑定(極)
成長力促進(極)・経験値50倍
異世界人・五大元素魔法(極)
苦痛耐性(極)New・限界突破(極)New
なるほど、こいつのおかげか『鑑定』
『苦痛耐性:苦痛に対する耐性が付く。スキルレベルが最高値の為、苦痛に対する耐性が100%となる。尚、このスキルは常時発動状態』
これから苦痛を受けても平気になるのか
便利だ。
『限界突破:レベルが上限に達すると20%の確率で獲得できるスキル。スキルレベルが最高値の為、レベル上限が無限となる』
これはすごい、いくらでも強くなれるってことか。
でも、強くなっても力が制御できなきゃ意味が無い...
今後の目標も決めるとなると、訓練も大切だな。
まずは人を...いや、訓練もせず人と会ってもし人を傷付けてしまっては元も子も無い。
決めた...まずは訓練だ。
その為には寝床と食料だな
寝床は...
「お?」
ちょっと進めば森があるな
行ってみるか
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よし、寝床は完璧だな
草を敷いてベッドもできた、だがまぁ寝心地はイマイチだが...
そして食料だ、さっき俺が放った魔法で死んでしまった魔物?でいいのかな、そいつらから食べれそうな肉を持ってくることにした。そしてついでに便利なスキルも獲得できた
『亜空間:異次元の空間を作り出すスキル。物や人、無機物、有機物を入れたり出したりできる。スキルレベルが最高値の為、容量は無限』
言わばアイテムボックスだ。
亜空間の中では時間が止まっているらしく
生物を入れても腐らないときた、かなり便利。
よし着々と進んで行ってるな!いい感じだ!
「?...俺...もしかして、楽しんでる...?」
そうか...これが...忘れてた、この感覚
この底から込み上げてくる意気揚々な感じ
「俺今、楽しいんだ!」
ん?もうこんなに暗いのか?そういや異世界と地球の時間軸ってどうなってるのかな
考えながら寝るか、明日は訓練だ。
「背中いてぇ...」