証明と力
すると、一件のメールがきていた、、
内容は
「あなたの力がイマイチ信用できないので明日の午後、雨にして力を証明してほしい。証明できたらちゃんとした依頼をもっていきます」
というものだった。
(面倒くさいな…)
と思いながらも、ただでさえ少ない依頼のチャンスを断れるわけもなくする事にした。
「分かりました」
と返信して、その日は他の依頼もなく終了した、、
~次の日~
事務所のソファーで寝ていた晴人は起きあがり、テレビをつけるとちょうどお昼の天気予報がやっていた、、
(寝すぎたな。。)
急いで洗面所の方へ行き、歯磨きやらをすませスーツのネクタイを絞め直す、その間にお天気お姉さんの声が聞こえてくる。
「今日の午後はとてもいいお天気です。」
(今日は疲れるな、、)
はぁ~とため息をつきお気に入りの黒のレインコートを着て外にでかけていった。
外にでると回りの人からは変な視線を感じたが無視して雲が少しでている所へ向かう。
ちょうど雲のでている真下にくると空を見上げた。
すると、雲がどんどんと集まり、やがてポツリポツリと雨が降ってきた、その雨はだんだんと強くなり
やがてはどしゃ降りとなった…
回りの人々は嘘だろと空をみて急いでそれぞれの仕事場へ向かった。
晴人は息がみだれ額に大量の汗をかきながら事務所にもどると、、
事務所のパソコンにメールがはいっていた。
「依頼をお願いします。」