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7話目 適正・選考試験週間【鉄槌者】

ちょっと短いかな?

「いや~、良かった」


こんな一言で今回の話が始まったのは理由わけがある。と言わないと、全く話が伝わらないだろう。

そんな理由わけは・・・・・・、当然前回の引きから見ても、隼十のメールの行き先である

そのメールは色々(面倒なので省かせてもらう)あって、アリスに辿り着いたと判明した。


「何が良かったよ! アンタがこんなメール送ったせいで色々と気にしてたんじゃない!」


怒っているのは、勿論アリスだ

すると護が


「それって、アリスちゃんが隼十君にメール送ったって事?」

「え? マモルそれって・・・?」


「確かにアタシ、送ったけど・・・」


そういった瞬間、巧と隼十が、一気に喋りだした―――。


「あ! 朝のメール!」

「おー、あれか!」

「そーそー、巧へのメールの行き先の件で忘れてた!」

「良かったじゃん知ってる人ので」

「ほんとほんと! コレがまた新しい事件の始まりだったとか言われたらね~」

「それ、悲惨すぎだろ!」

「ま、ありえねーけど」

「まーな」

「「あははははははははははははははははははははhhhhhh」


二人が楽観的に喋ってる間に、護は何かを考えていた

そして、その様子を見ているアリスがまた物語が進むようなことを告げた。


「そのメールって、私のアドレスだって気付かなかったの?」


「「ははははは・・・。ん?」


「そうか! 僕が感じた違和感って・・・!」


何でそんな違和感、感じ取ってんだよ、という疑問を抱きながら、巧は隼十の見せたメールを思い出した。ついでにアリスのメールアドレスも


「確かに全然アドレス違うな!」


うそ・・・、と隼十は、ショックを受けていた

アリスは突然黙り込み

護は苦笑して

巧は、嫌な汗が流れていた



コレがまた、新しい事件の始まりだった――――――。






あっという間にに次の日を迎えた。

事件の話は既に全校生徒に広がっているのだが、そんなことには興味を持たない生徒が大半だった。

大半ということは、一部の生徒は興味を持っているということになる。

この道を歩いている4人もそうだった。

おなじみの4人なので説明は省かせてもらう。


「と、言うのは嘘で」

「アリスと隼十はそんなことは御構い無しに勉強を続けている」


くそっ! この説明に語弊があるのを見抜かれてしまった・・・

そんな事情を勉強中の二人は勿論の事、知らない為頭から?マークを盛大に出しているが、頑張って考えないようにしていた


「それにしても、手がかり全然ねーじゃん」


「全然って訳でも」


「じゃ、何があるっていうんだよ」


「昨日の隼十に来たメール。

 この新しい問題が偶然起きたと思える?」


巧と護の順番で話を続けているが一応小声。

何せここは、教室の中なのだから。


「思えない。」


そんな最中さなかの質問に巧はきっちり自分の感想を返答として伝えた


「だよね。幾ら偶然にしても出来過ぎてる・・・・・・」


「この脅迫じみたメールの件も生徒会に伝えんのか?」


「うん。伝えることには伝える」


「そうか・・・」


しかし、生徒会に伝えたって新事実が分かることは無い。そんな思いが二人の頭の中を巡っていた。


「さて! 勉強しとこうかな?」


「はぁ~。俺もしとこうかな?」


「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」


そんな巧の発言に、護、アリス、隼十は静まり返って自分の耳を疑っているような顔をし、じっと巧の顔を見ていた。

いきなりの行為だったので、巧はビビッておっかなびっくりに聞いた。


「えーーーっと・・・・・・。何がそんなに驚いたの?」


若干口調がおかしいのは、そういう理由があるからで決して、決して・・・決して!(しつこい)作者のミスではない。


「そりゃ・・・・・・」

「驚くでしょ」

「僕の言い方真似てんだから!」


・・・・・・んんっ?? 何かとんちんかんな返答が混じっていたな・・・、とか思った人! それは正しいです!! マモルは時々天然です。と巧は、誰にしているかも分からず、謎の説明をして作者が決め切れていないキャラ設定の補足をしていた。

因みに巧は多くの人が認めているほど物真似が得意である。しかし、その特技が聞いたり見たりしているのを完璧に覚えることが起因していて彼の記憶能力の賜物である。ということは誰も気付いていない。


「護。違うだろ!

 オレ達が今驚いたのは――――」

「あっ。コウが勉強するって言ったこと」


と、遅れて気付き後から発言したのは護だが、その結果隼十の台詞が潰されてしまった。

しかし隼十はめげない!


「そうそう。護やっときづ―――」

「そんな護様もカッコイイ!!」


またもや隼十の台詞は潰されてしまった。今回の鉄槌者ハンマーは、アリスだ。

しかし隼十はめげない!!


「でも、護にもそんなとこあるん―――」

「俺が勉強するって言い出すのそんなに凄いか!?」


またまた潰された。しかも今回は、だな。というたった二文字を言い損ねてしまったのだからショックは大きい。そして、今回の鉄槌者ハンマーは巧だ。

しかし隼十は・・・め、め、めげ・・・・・・


「めげるわーーーー!!!」


ついに我慢し切れなかった隼十は叫びだした。

そして、崩壊したダムのように、今まで塞き止められていたことばは溢れて行く。


「何でそんなに台詞潰すんだよ!!

 そんな事されたら精神的ダメージ大きいんだからなっ!!

 大体。ここまで的確に潰してくるなんて陰謀か? 策略か?

 そんな事考えてんなら勉強始めよーぜ!!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

その直後に訪れたのは沈黙。隼十を無視する方法を皆考えているためだ

皆というのは、隼十以外の3人では・・・・・・無い。

教室にいる皆だ。


「よし。三人・・で勉強始めようか」


「そうだな・・・」

「早くしましょ」


そう言って、巧、護、アリスは隼十から遠ざかっていった。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんなリアルな反応する?」


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