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4話目 適正・選考試験週間【電子的な手紙】

え~っと・・・遠まわしに言ってますが、メールです。


「あれ?」


「どうしたの?コウ」


「メールが来てるから、隼十からと思ってたら・・・!?」


「えっ?だれ?」


いまだこんな感じで登校の途中だったのだが、俺にメールが来た・・・そのメールは・・・・・・


「生徒会からの・・・・・・・招待状・・・

あっ!マモルも誘えとさ」


「へ~。やっぱりね」


「おいおい、可笑しいだろそれ」


そう言って俺はマモルの可笑しいと思えたところにつっ込んでいった


「まず、なんで俺に招待状メールが来るって分かってたんだよ!」

「そんなこと、前々から分かるでしょ。

コウは受験でのテスト結果からでは、僕より有名人なんだよ!

そんな人材を生徒会が見逃すわけが無いじゃないか」


「じゃあ2つ目、生徒会って言ったらこの学校での中心で、生徒のトップ的な存在だぜ!

アリスや隼十がこの話を聞いたら超驚愕しそうな事なのに誘われるほどの有名人って何故分かったんだ?」


巧は1つ目を考えたときは気楽に質問したのだが、2つ目の疑問が浮かんだ時にはそうはいかないと考えたのか、重要なことを聞きだすような口ぶりで質問した


「それはね 僕が生徒会に進言したんだよ。『テストの内容なら僕よりも優秀な人がいる』ってね。」


「じゃあそれって・・・」


「そう、僕は前に招待されていたんだよ

そうなるとコウの次の質問の答えにもなるね『なんでマモルにも招待状が来るって分かったたんだ!』でしょ?勿論答えは、『前々から知ってたから』って事になるね」


俺は驚きのあまり言葉が出なかった

何で、マモルは俺を生徒会に推薦させるような形をとったんだ?

そしてこれは何でとは言わないが、俺の考えを読めたことにも・・・・・・驚いた・・・


「で? 何時に来いって書いてある?」


「えーと、うっ 登校したら直ぐに来いだとよ」


「じゃあ 早く行こうか」


「おお・・・」


(こんな簡単に呼ばれて良いのか?)と巧は疑問に思いながらも親友と共に、道を歩いていった――――――






「隼十の奴・・・どういうつもり?」


一方その頃、こちらもう直ぐ先程の二人と会いそうな予感が誰にでもするアリスは怒りと疑問が頭に湧いていた為試験勉強に全く集中できていないまま・・・歩いていた


(こんなメールをよこして

何を考えてるのか見当もつかない)そんな疑問が生まれている


(・・・・・・!!)


「もしかして、こんなメール送ったのは、私の集中力を欠いて勉強の邪魔する為?!」


アリスは、そうして自分の考えを1人で述べた・・・・・・・不審者である


「それなら、隼十にいたずらメールを返さなくちゃ!」


アリスは迷うことなく携帯を取り出し、・・・・・・・・・隼十に送った

その後、また歩き始めた――――――





「ちょっと! コウ」


「なんだよ」


「もっと急ごうよ

生徒会室にいくんでしょ!」


「はぁ~・・・やっぱ行かなくてよくね?」


ギロッ


護は巧を睨んだ。その瞳はいつもの優男と同一人物には見えない


「うっ 分かったよ・・・」


「そーそー それで良いんだよ」


そう言ってマモルはニコッと屈託の無い笑顔を向けた。こんなギャップも持てる要因なんだろうな・・・と、俺は小さくは無い敗北感を覚えた・・・

しょうがない、俺の負けだな・・・・・・生徒会室に・・・行くか・・・


「お、おはようございます。護君」


「ん? あ、おはよう。その髪形よく似合うよ」


そう言われて、軽い気持ちで挨拶したつもりだった女子生徒は、突然の出来事に困惑して逃げていってしまった

はぁ~。やっぱり毎朝の事だけど・・・悔しいよ・・・・・・あ~あ~。そんなに喜んじゃって、さっきの女子は仲間にとても嬉しげに今おきた自分の幸運を話している所だった。


「よお・・・おはよう・・・」


あれ?何か違和感があるな・・・いつもは「おっ! 巧!! おはよー!!!」って感じにハイテンションなのに・・・


「おい。 お前、なんか元気ね-じゃん

どうかした?」


そんな隼十に俺は、当然の質問をぶつけたつもりだった・・・・・・が、その質問は、隼十だけでなく、マモルや、周りに居るうちの生徒達すらも、驚かせるものだった・・・


「え・・・ え? 何この空気・・・」


その結果、俺は周りから嫌~な目で見られてしまった・・・


「何アイツ、余裕発言? 超ムカつく。」

「しかも護君と一緒に居るなんて・・・」

「さっさと護君と離れてほしいね」


そんな事を周りの生徒がこそこそと話していたがかまわず話を続けた

とりあえず聞かれるのは嫌なので歩調は速めた


「で、何でそんなに驚くんだよ」


「はぁ~。何でコウはそんな簡単に忘れられるのかな~?」


開口一番に言葉を発したのはマモルだった


「オレ達は今日のために頑張ってたんだから そういう言い方したらこうなるのは当たり前じゃん」


次に隼十がやや不機嫌な顔をしつつ、言った

なるほどね。 今日は『適正選考試験ンス』だったか

それなら元気なくて当たり前だな・・・


「よっしゃー!!

護! 最後に復習問題を出してくれ!!」


「いいよ~」


お~お~。 頑張っちゃって・・・・・・しかしマモルは結構マイペースなのかもな・・・・・・


「ほら。また歩くの遅くなってるよ 

生徒会室に行くんでしょ」


そんな事を考えてた俺は、護に促されてとりあえず、歩調を速めた


「あれ? 何で隼十は今の話をスルーしてんだ?」


「護に教えてもらったから・・・・・・あれ? メールだ。」


俺の質問に簡潔に答えた隼十は、メールを見始めた


「なに・・・コレ・・・・・・」


「どれどれ?」

「見せて」


俺とマモルはそのメールを見せて貰ったそこには・・・


『あなたは、このメールを読んだ瞬間に呪われました。

テストを気にして勉強してるなら・・・・・・確実に失敗します』と無名で、謎のアドレスで記載されていた・・・・・・・・・


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