エピローグ
若い頃は2日徹夜も何とかなった。
但し、何とかなると言っても、辛うじて起きている状態で、眠くて仕方がない状態。
基本的に私は睡眠が大好きなのだ。
しかし、5日間不眠の期間は、全く眠くならなかった。
痛すぎて常に覚醒させられるので眠気が湧いてこない。
これ以上の痛みは、末期癌とか急性膵炎とか、死と隣り合わせの病だろうか?
仮に手足を切断したとて、こんなに痛くは無い気がする。
よく何か痛いと『死ぬほど痛ぇ!!』と冗談めかして言うし、連載中の小説『信長Take3』では登場人物に『死ぬのは死ぬほど痛いんだぞ!?』と言わせた事もある。
しかし私は、今回の経験で『死なない程度の死ぬほど痛い痛み』を知った。
骨折もギックリ腰も軽く凌駕する、死なない程度の激烈な痛み。
ついでに偶然だったが、『歯に対する拷問は誰も耐えられない』との情報もインターネットで知った。
全くもって同意しかできない!!
今更手遅れかも知れないが、俺は更に念入りな歯磨きを決意した。
これにて、この話は完結となるが、何か異変が起きれば、完結済みの設定を変更して追加話の投稿があるかもしれないが、そうならない事を祈るばかりである――
短編で1万字越えは長すぎかと思い、最低200字程度の話に分割してみました。
読みやすいのか、鬱陶しい分割なのかの実験も兼ねています。
あと、目次の見た目を重視した結果の分割でもあります。
【改めてご注意! 医学用語が出てきますがフィクションです!】
この小説(?)は途中で意識が朦朧としている期間の記憶が曖昧です。
特に、医者でも無い私が医学用語を出すのを鵜呑みにしないで下さい、とお願いすると共に、そんな状態で説明された医学用語は間違って認識している可能性すらあります。