プロローグ
【ご注意! 医学用語が出てきますがフィクションです!】
この小説(?)は途中で意識が朦朧としている期間の記憶が曖昧です。
特に、医者でも無い私が医学用語を出すのを鵜呑みにしないで下さい、とお願いすると共に、そんな状態で説明された医学用語は間違って認識している可能性すらあります。
私の名前は松岡良佑。
第11回ネット小説大賞を受賞し、小説家の端くれも端くれとして活動中の男だ。
今日は、予想外の場所からによる、病気の治療と、完治に至るまでの地獄の期間の話をしようと思う。
まず、先に病名から言うと『歯周炎&蜂窩織炎』と診断された。
歯周炎とは、歯の根に膿がたまり、その圧力から歯痛を引き起こすのだ。
蜂窩織炎は、皮膚からバイ菌が入り炎症を起こすのだが、例えば足が蜂窩織炎になれば、左右で倍近くの差が出る位に腫れと熱と痛みに襲われる。
一説では力士の職業病とも言われており、土の上で稽古するのが原因とも言われる。
そんな歯周病と蜂窩織炎だが、どうやら私の場合は、右上の歯の歯周炎によるバイ菌が、顔の蜂窩織炎を引き起こし、右顔面が腫れあがったのだ。
足と顔では筋肉の量が違うので『顔左側の倍腫れた』なんて事は無かったが、蜂窩織炎の特徴である赤み掛かった顔の腫れは、確実に右目を塞ぐ程度には腫れてしまった。
そんな経緯をここに記そうと思う。