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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
81/197

男性用【七草老ゐて】

声劇タイトルは

【ななくさおいて】と読みます。



台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。


※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。

 ♂1︰♀0︰不問0

 古風(こふう)な男性

[あらすじ]《1分程度》

 僕の敬愛する先輩が目の前で土下座している。僕にじゃない。煙管(キセル)(くわ)えた着物の男に。どうやら先輩は彼に頼み事をしているらしい―――。





【古風な男性】

 ……。


 前回でボクの役目は終わったと思っていたんだがね…。ああ、そう頭を(こす)りつけるな。将来残念になるぞ。


 それよか。

 君はボクの助言すらまともに聞く気がないのかい。それともボクが『いいよ』と言うのを待っているのかい。

 どちらにしろ君は相変わらず強引で鬱陶(うっとう)しいな。


(それでも頭を下げる相手に辟易(へきえき)して)

 ……。


 君はこんな言葉を知っているかい。

 古い言葉だ。それこそまだ人間が自分達を『人間』だと決めて(おご)っていなかった時の。


古水(ふるみず)()つて (かべ)となせ』


 今となっては色んな解釈があるから一概(いちがい)にどうだとかこうだとか決めつけてはしまえないのだけれど。


 君はもう少しこの言葉を大事にすべきだよ。ボクはそう思えてしまってならない。


(土下座したまま動かない相手を見て)

 ………。


 はあ…。仕方ないな。

 今回限りだよ。

 心境(しんきょう)の変化、というより。


 耳元を飛ぶ(はえ)は殺せば黙るだろう?

 (キミ)を殺すにはこうするしかないだろうから。それだけさ。


 さあ、行こうか。

 ボクは気休め程度にしか働けないけれどね。







STORY END.

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