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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
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80/197

女性用【語り部音磨〜砂漠編〜】

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 音磨

[あらすじ]《2分半程度》

 (かた)()音磨(おとま)(くに)(かた)りだ。大陸の国をほぼ全て知っている彼女は今日も『あの友』との約束を守る為に語り歩いている―――。








【音磨】

 こんちゃや。語り部の音磨(おとま)

 国を語って早十三年。やっとこさ中堅(ちゅうけん)の仲間入り。長いようで短かったけれど、まだまだ精進(しょうじん)あるのみな。


 じゃあ前置きはここまで。

 今日語るのは砂漠の国サマァタ。有名どころでは(ひとみ)(やじり)殿の故郷(さと)だとかな。


 砂漠の国、と言われて思い浮かぶのは今回語るサマァタの他にシュリル、アッダカルル。だけど国が所有(しょゆう)するオアシスに番人が居るのはサマァタだけな。


 聞いてる人の中にもサマァタに立ち寄った人らも居るな。あそこは暑いけど、暑いだけじゃない魅力がたくさんあるな。


 今日は三つ紹介しような。


 まず市場の規模(きぼ)が大きい。

 サマァタにしか(おろ)されてない(しな)もたくさんあるな。わっちはサマァタに立ち寄れば魚の(きも)…えっと、なんて言ったか。闘魚(セト)だ。(まれ)(ジン)闘魚(セト)もあるから内緒で(ゆず)ってもらったりもするな。


 次に夜でも出歩ける所だな。

 砂漠の国は昼間は明るいけど、夜はずっと暗いから。その分、星も月も良く見えるけれど。

 だから夜は衛兵(えいへい)が光魔法が宿ったカンテラを持って街を巡回(じゅんかい)するな。

 事前に王宮へ書簡(しょかん)を送れば護衛もしてもらえるし。


 最後にどことも敵対してない事な。

 これ結構重要。争いは何も生まないし、わっちは戦えないから戦争や紛争(ふんそう)の起こる地域では国語(くにかた)りが出来ないんな。

 でも国を防御(ぼうぎょ)出来ない訳でもなく、他所(よそ)の争いに巻き込まれた時には喧嘩(けんか)(りょう)成敗(せいばい)したって話もあるな。


 自分達の持つ武器を無闇(むやみ)に他人へ向けない強く優しい砂漠の国サマァタ。


 場所は鬼張(おにばり)(やま)より海のない南へ。道中お気を付けて。


 それじゃあわっち。そろそろ次の国へ行こう。今度はもっと素敵な魅力を伝える為に。


 お疲れ、またな。








STORY END.

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