女性用【語り部音磨〜砂漠編〜】
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音磨
[あらすじ]《2分半程度》
語り部音磨は国語りだ。大陸の国をほぼ全て知っている彼女は今日も『あの友』との約束を守る為に語り歩いている―――。
【音磨】
こんちゃや。語り部の音磨。
国を語って早十三年。やっとこさ中堅の仲間入り。長いようで短かったけれど、まだまだ精進あるのみな。
じゃあ前置きはここまで。
今日語るのは砂漠の国サマァタ。有名どころでは瞳鏃殿の故郷だとかな。
砂漠の国、と言われて思い浮かぶのは今回語るサマァタの他にシュリル、アッダカルル。だけど国が所有するオアシスに番人が居るのはサマァタだけな。
聞いてる人の中にもサマァタに立ち寄った人らも居るな。あそこは暑いけど、暑いだけじゃない魅力がたくさんあるな。
今日は三つ紹介しような。
まず市場の規模が大きい。
サマァタにしか卸されてない品もたくさんあるな。わっちはサマァタに立ち寄れば魚の肝…えっと、なんて言ったか。闘魚だ。稀に若闘魚もあるから内緒で譲ってもらったりもするな。
次に夜でも出歩ける所だな。
砂漠の国は昼間は明るいけど、夜はずっと暗いから。その分、星も月も良く見えるけれど。
だから夜は衛兵が光魔法が宿ったカンテラを持って街を巡回するな。
事前に王宮へ書簡を送れば護衛もしてもらえるし。
最後にどことも敵対してない事な。
これ結構重要。争いは何も生まないし、わっちは戦えないから戦争や紛争の起こる地域では国語りが出来ないんな。
でも国を防御出来ない訳でもなく、他所の争いに巻き込まれた時には喧嘩両成敗したって話もあるな。
自分達の持つ武器を無闇に他人へ向けない強く優しい砂漠の国サマァタ。
場所は鬼張山より海のない南へ。道中お気を付けて。
それじゃあわっち。そろそろ次の国へ行こう。今度はもっと素敵な魅力を伝える為に。
お疲れ、またな。
STORY END.




