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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
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68/197

男性用【語り部埜薇〜鬼張山編〜】

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 ♂1:♀0:不問0

 埜薇

[あらすじ]《3分程度》

 (かた)()埜薇(のら)は灰色のローブを身に(まと)った武闘家(モンク)だ。四六時中(しろくじちゅう)青白い顔をした彼はボソボソと語り(つむ)いでいくのだった―――。











【埜薇】

 おはようございます…語り部をしております…埜薇(のら)と申す武闘家(モンク)でございます…癒術(ゆじゅつ)の才もありますが…自慢出来るものではありません…

 今日も簡単に語って参りましょう…


 今回語るは…この大陸の真ん中に…(そび)える鬼張(おにばり)(やま)に…ついて…


 あの山には大昔…九尾(きゅうび)封印(ふういん)し…(もてあそ)んだとされる…悪い…悪い…魔術師が…住んでおりました…


 その魔術師の…種族…はハッキリしておりませんが…頭にツノの様なものが生えていたので…山の周りに住んでいた者達は…(おそ)れをなしてその山を…鬼張山…と呼んだのです…


 その魔術師は…悪さを重ね…とうとう正義の騎士(きし)殿に…打ち()られ…この世を去ったと…言います…


 しかし…その魔術師が…死んだ次の年から…鬼張山は…時折(ときおり)噴火(ふんか)するように…なったと言います…

 あの山が…噴火するようになったのは…ここ最近の事ですからね…


 きっと…絶望の怨念(おんねん)がこもった…地獄なる場所から…我々に復讐(ふくしゅう)しているのでは…と…

 そんな逸話(いつわ)もありますが…我々語り部には…脅威(きょうい)にもなり()ません…


 鬼張山は…その大きさから大陸一の山だと言われるほどです…魔術師の逸話(いつわ)がありますから…気味(きみ)(わる)がって近付かない者も…居りますが…我々語り部は…(いた)る所に足を()ばす…必要がありますから…鬼張山を…歩いて越える事も…少なくないのです…


 鬼張山を越えれば…一人前だと…昔の語り部達はよく言いました…今でもその風習(ふうしゅう)は残っていますが…鬼張山の(ふもと)迂回(うかい)の道が…出来た今では…あまり…根付(ねづ)いている…とは言い(がた)いのやもしれませんね…


 はい…それでは今回はここまで…

 また会いましょう…神仏(かみぼとけ)は我々を…見守っております(ゆえ)











STORY END.

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