男性用【語り部埜薇〜鬼張山編〜】
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埜薇
[あらすじ]《3分程度》
語り部埜薇は灰色のローブを身に纏った武闘家だ。四六時中青白い顔をした彼はボソボソと語り紡いでいくのだった―――。
【埜薇】
おはようございます…語り部をしております…埜薇と申す武闘家でございます…癒術の才もありますが…自慢出来るものではありません…
今日も簡単に語って参りましょう…
今回語るは…この大陸の真ん中に…聳える鬼張山に…ついて…
あの山には大昔…九尾を封印し…弄んだとされる…悪い…悪い…魔術師が…住んでおりました…
その魔術師の…種族…はハッキリしておりませんが…頭にツノの様なものが生えていたので…山の周りに住んでいた者達は…恐れをなしてその山を…鬼張山…と呼んだのです…
その魔術師は…悪さを重ね…とうとう正義の騎士殿に…打ち斬られ…この世を去ったと…言います…
しかし…その魔術師が…死んだ次の年から…鬼張山は…時折噴火するように…なったと言います…
あの山が…噴火するようになったのは…ここ最近の事ですからね…
きっと…絶望の怨念がこもった…地獄なる場所から…我々に復讐しているのでは…と…
そんな逸話もありますが…我々語り部には…脅威にもなり得ません…
鬼張山は…その大きさから大陸一の山だと言われるほどです…魔術師の逸話がありますから…気味悪がって近付かない者も…居りますが…我々語り部は…至る所に足を延ばす…必要がありますから…鬼張山を…歩いて越える事も…少なくないのです…
鬼張山を越えれば…一人前だと…昔の語り部達はよく言いました…今でもその風習は残っていますが…鬼張山の麓に迂回の道が…出来た今では…あまり…根付いている…とは言い難いのやもしれませんね…
はい…それでは今回はここまで…
また会いましょう…神仏は我々を…見守っております故…
STORY END.




