女性用【語り部羽弥芝〜語り部編〜】
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羽弥芝
[あらすじ]《2分半程度》
語り部羽弥芝。そんな名前の語り部が一人居た。弟子を愛し、たくさんの友を慈しんだ彼女の生き様はきっと後世に語り継がれる事だろう―――。
【羽弥芝】
ほいさっさぁ! 私は羽弥芝! 今日はね、何について語ろうかなあ。
あ、そぅだ! 皆はこうして私の語りを聞いているけれどちゃんと「語り部」の存在意義って理解してる?
うーん、微妙な反応だなあ。
よぅし、今日は語り部の私が語り部について語っちゃうよぅ!
そもそもこの大陸って交流手段とか伝達手段とかがあんまり機能してないっていうか、他の大陸に比べて遠くにいる人に連絡する方法が少なすぎるの!
ここで出てくるのが私達、語り部! 私達は色んな所に足を延ばしてるからその地方地方の情報が手に入れやすいの。
うぅーん、例えばね!
北からやって来た・・・むんっ、駄洒落じゃないよぅ!
もう、脱線させないでよぅ。
あのね、北からやって来た語り部に争いが起きそうだなんて聞かされちゃったら北に行くのは止しておこうってなるでしょ?
逆に南からやって来た語り部から豊漁で困ってるって聞いたら南から魚を提供してもらえるかもだし。
ね? 語り部ってこの大陸では情報塔なんだよ! それに雷が雨のように降ってくる、だとか。鬼張山が時折噴火する、だとか。
他の大陸からの人とか旅人さんにも役に立つ情報もたくさん持ってるしね! 語り部ってね、落語家とか朗読家にはあんまりイイ目はされないけど、それでも出来るだけ息がしやすい道を探して生きてる。……ちょっとだけ面倒な職なんだっ。
でもね、やってみるとやっぱりすっごく楽しいんだ。じゃあ今日はここまで!
また次に会う時は皆の心が幸運に満ちていますように、って感じかなぁ!
STORY END.




