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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
45/197

男性用【語り部船良〜使い魔編〜】

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 船良

[あらすじ]《3分程度》

 (かた)()船良(せんら)はとある僻地(へきち)気怠(けだる)げな魔法使い。口喧(くちやかま)しい使い魔と共に荒れ狂う世界を渡り歩く。さあ、今日はどこに行こうか―――。







【船良】

 あ、ちっす。船良(せんら)です。魔法使い(けん)語り部やってます。


 長い語りは得意じゃないんで、短い話を一つ語ります。この蝙蝠(こうもり)は俺の使い魔みたいなもんで、語りやってる時は寝てて静かです。


 あー、皆さんは魔法使いって一言で聞いて、何を思い浮かべますかね。

 あー、雨乞(あまご)いは、ちょぉっと違いますかねぇ。それ、求める方なんでぇ。どっちかっつーと俺降らす方なんで。


 うぇ? 呪文は(とな)えるのか? うーん、呪文を唱えることを、詠唱(えいしょう)っつーんですが。それは魔法使いに()()てのモンがやるやつで、俺はあんまし使わないです。


 どうやら皆さん、魔法使いっつーんに、馴染(なじ)みが無いようですから、今日はそっちの語りをしましょう。


 では、魔法使い。を語るに()かせないこの使い魔と呼ばれる相棒について、一つ。


 使い魔とは、我々魔法使いが使役(しえき)する、主従(しゅじゅう)関係が絶対的な魔物や精霊の事です。


 彼等を使役(しえき)する為には召喚(しょうかん)をしなければいけません。まぁ俺には必要ないんすけど、成り立ての初心者(ルーキー)は魔法陣を()かないと駄目ですね。魔法陣描いとけば詠唱が多少雑でも成功しますからねぇ。

 まぁ、魔法陣描かない場合は勿論(もちろん)の事、詠唱が完璧でないと駄目なんですけどねぇ。…いやはや面倒臭い。


 (ちな)みにここでグースカ寝てる俺の使い魔は、俺が魔法学園に居た時からの相棒です。


 使い魔にはそれぞれ得意とする属性と苦手とする属性があります。俺の使い魔の得意属性は風。苦手属性は雷。

 まぁ苦手と言っても、当たって即死(そくし)するほど雷に対して弱い訳では無いんですがね。身体(しんたい)異常(いじょう)付与(ふよ)されやすい不利点(ふりてん)が……っと、さーせん。魔法使い関連の語りになると、少し興奮(こうふん)しちゃうみたいです。


 話を戻しましょうねえ。

 魔法使いは魔物や精霊を召喚して終わり、ではありません。彼等の得意属性と苦手属性を把握(はあく)し、彼等を使役(しえき)する為の自身の魔力量も考えなければいけません。

 魔法使いと使い魔は一心同体(いっしんどうたい)(ないがし)ろにして(つい)えてしまうのは自分、なんて笑い話にもなりませんからねえ。


 皆さんの中に、もし初心者(ルーキー)が居るなら知っといて下さい。使い魔召喚で命を落とす事だってありますからねえ。


 まあ、気を付けてくださいな。


 それじゃあ、俺はこの辺で。

 女神ルーゼルッタの加護(かご)が皆さんにあらん事を――。











STORY END.

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