男性用【語り部船良〜使い魔編〜】
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船良
[あらすじ]《3分程度》
語り部船良はとある僻地の気怠げな魔法使い。口喧しい使い魔と共に荒れ狂う世界を渡り歩く。さあ、今日はどこに行こうか―――。
【船良】
あ、ちっす。船良です。魔法使い兼語り部やってます。
長い語りは得意じゃないんで、短い話を一つ語ります。この蝙蝠は俺の使い魔みたいなもんで、語りやってる時は寝てて静かです。
あー、皆さんは魔法使いって一言で聞いて、何を思い浮かべますかね。
あー、雨乞いは、ちょぉっと違いますかねぇ。それ、求める方なんでぇ。どっちかっつーと俺降らす方なんで。
うぇ? 呪文は唱えるのか? うーん、呪文を唱えることを、詠唱っつーんですが。それは魔法使いに成り立てのモンがやるやつで、俺はあんまし使わないです。
どうやら皆さん、魔法使いっつーんに、馴染みが無いようですから、今日はそっちの語りをしましょう。
では、魔法使い。を語るに欠かせないこの使い魔と呼ばれる相棒について、一つ。
使い魔とは、我々魔法使いが使役する、主従関係が絶対的な魔物や精霊の事です。
彼等を使役する為には召喚をしなければいけません。まぁ俺には必要ないんすけど、成り立ての初心者は魔法陣を描かないと駄目ですね。魔法陣描いとけば詠唱が多少雑でも成功しますからねぇ。
まぁ、魔法陣描かない場合は勿論の事、詠唱が完璧でないと駄目なんですけどねぇ。…いやはや面倒臭い。
因みにここでグースカ寝てる俺の使い魔は、俺が魔法学園に居た時からの相棒です。
使い魔にはそれぞれ得意とする属性と苦手とする属性があります。俺の使い魔の得意属性は風。苦手属性は雷。
まぁ苦手と言っても、当たって即死するほど雷に対して弱い訳では無いんですがね。身体異常が付与されやすい不利点が……っと、さーせん。魔法使い関連の語りになると、少し興奮しちゃうみたいです。
話を戻しましょうねえ。
魔法使いは魔物や精霊を召喚して終わり、ではありません。彼等の得意属性と苦手属性を把握し、彼等を使役する為の自身の魔力量も考えなければいけません。
魔法使いと使い魔は一心同体。蔑ろにして潰えてしまうのは自分、なんて笑い話にもなりませんからねえ。
皆さんの中に、もし初心者が居るなら知っといて下さい。使い魔召喚で命を落とす事だってありますからねえ。
まあ、気を付けてくださいな。
それじゃあ、俺はこの辺で。
女神ルーゼルッタの加護が皆さんにあらん事を――。
STORY END.




