女性用【語り部羽弥芝〜落馬編〜】
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羽弥芝
[あらすじ]《2分半程度》
語り部羽弥芝。そんな名前の語り部が一人居た。弟子を愛し、たくさんの友を慈しんだ彼女の生き様はきっと後世に語り継がれる事だろう―――。
【羽弥芝】
ほいさっさぁ! 私は羽弥芝! 語り部だから早速語ってくけど…ああ、ダメダメ。どこ行くのよぅ。
語り部は嫌い? 食わず嫌いは良くないよぅ。1回食べてみない? 多分きっと恐らくは〜…むふふ。クセになるよっ。
今日語るのは私が馬に乗って落っこちちまった話ぃ〜。まぁまぁそう痛そうな顔せずに聞いてってよ。聞いてくだけなら痛くないからさ。
私はね、動物が大好きでね。獣型の魔物も結構好きなんだなコレが。いや、弟子には無闇矢鱈に近付くなって怒られちゃった事もあるけどね。
そんでね、そんでね。
私、馬に乗ってみたくて厩を持ってる知り合いに掛け合ってみたら何とオーケーが出てね! うっっれしくて思わず弟子に手紙出しちゃったよぅ。ビリビリに破かれた手紙が返ってきたけどなぁ。
まぁ、そうだね話を戻そう。
知り合いの彼は快く馬を貸してくれてね。初めてだって言った私の為に指導もしてくれたんだけど……あっはは〜ん、私には馬に乗るセンスってやつが無かったみたいでねぇ。
比較的大人しい馬を貸してくれたはずなのに大暴れ。知り合いの彼も驚いてたね、私はもう馬にしがみつく事しか出来なくてさぁ、おっとっとなんてバカみたいな事言ってる暇すらなかったよ。
馬にも悪い事しちゃってな。いやはや、弟子に何か聞けば良かったよね。あの子は元々傭兵だから馬に乗るのもお手の物だろうになぁ。……いや〜、ビリビリに破かれた手紙が増えるだけかね。
とまぁ、馬から落ちた私は足の骨折っちゃってたくさんの「友達」が助けてくれたよぅ。相変わらず弟子は来てくんなかったけど…私の好物を届けてくれた「友達」がニヤニヤしてたからそこはまぁ、むふふ…お察しってやつだよねぇ。
さって、そろそろ私は行こうかな。
あ、そだそだ。そこのキミィ! 語り部って楽しいでしょ? 面白いでしょ? もっともっと聞きたくなったでしょ? 語り部のね、麒麟って子はオススメだから探し出して聞いてみてね! そんじゃあまた次に会う時は皆の心が幸運に満ちていますように、って感じかなぁ!
STORY END.




