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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
42/197

女性用【語り部羽弥芝〜落馬編〜】

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 ♂0:♀1:不問0

 羽弥芝

[あらすじ]《2分半程度》

 (かた)()羽弥芝(はやしば)。そんな名前の語り部が一人居た。弟子を愛し、たくさんの友を(いつく)しんだ彼女の生き様はきっと後世(こうせい)に語り()がれる事だろう―――。











【羽弥芝】

 ほいさっさぁ! (あたし)羽弥芝(はやしば)! 語り部だから早速語ってくけど…ああ、ダメダメ。どこ行くのよぅ。


 語り部は嫌い? ()わず嫌いは良くないよぅ。1回食べてみない? 多分きっと(おそ)らくは〜…むふふ。クセになるよっ。


 今日語るのは(あたし)が馬に乗って落っこちちまった話ぃ〜。まぁまぁそう痛そうな顔せずに聞いてってよ。聞いてくだけなら痛くないからさ。


 (あたし)はね、動物が大好きでね。(ベティ)(がた)の魔物も結構好きなんだなコレが。いや、弟子には無闇矢鱈(むやみやたら)に近付くなって怒られちゃった事もあるけどね。


 そんでね、そんでね。

 (あたし)、馬に乗ってみたくて(うまや)を持ってる知り合いに()け合ってみたら何とオーケーが出てね! うっっれしくて思わず弟子に手紙出しちゃったよぅ。ビリビリに(やぶ)かれた手紙が返ってきたけどなぁ。


 まぁ、そうだね話を戻そう。

 知り合いの彼は(こころよ)く馬を貸してくれてね。初めてだって言った(あたし)の為に指導(しどう)もしてくれたんだけど……あっはは〜ん、(あたし)には馬に乗るセンスってやつが無かったみたいでねぇ。


 比較(ひかく)的大人しい馬を貸してくれたはずなのに大暴れ。知り合いの彼も驚いてたね、(あたし)はもう馬にしがみつく事しか出来なくてさぁ、おっとっとなんてバカみたいな事言ってる(ひま)すらなかったよ。


 馬にも悪い事しちゃってな。いやはや、弟子に何か聞けば良かったよね。あの子は元々傭兵(ようへい)だから馬に乗るのもお手の物だろうになぁ。……いや〜、ビリビリに破かれた手紙が増えるだけかね。


 とまぁ、馬から落ちた(あたし)は足の骨折っちゃってたくさんの「友達」が助けてくれたよぅ。相変わらず弟子は来てくんなかったけど…(あたし)の好物を届けてくれた「友達」がニヤニヤしてたからそこはまぁ、むふふ…お察しってやつだよねぇ。


 さって、そろそろ(あたし)は行こうかな。

 あ、そだそだ。そこのキミィ! 語り部って楽しいでしょ? 面白いでしょ? もっともっと聞きたくなったでしょ? 語り部のね、麒麟(きりん)って子はオススメだから探し出して聞いてみてね! そんじゃあまた次に会う時は皆の心が幸運に()ちていますように、って感じかなぁ!










STORY END.

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