女性用【バラくさい庭園にて 前編】
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うすら笑みを浮かべた女
[あらすじ]《2分程度》
貴方は目が覚めるとバラの香りがキツい庭園に居た。色様々な庭園を歩いていると桃色のバラへ水を撒いている不気味な女を見つけたのだった―――。
【うすら笑みを浮かべた女】
あら、おはようございます。
もうお目覚めになられたのですか? ああ、私? 私は…バラの妖精です。…………、ふふ。冗談ですわ。
この庭園の管理人、といったところでしょうか。…えぇ、見て回ってもよろしいですよ。
……え? どうしてこの庭園に居るか分からない、ですか。
ふふ。そう不安そうにせずとも大丈夫ですよ。ちゃんと“気付ける”ハズですから。何にって? それは貴方がちゃんと自分で“気付か”なければ意味を為さないものです。
……さて、私はこのバラを育てなくてはなりませんから、庭園を見て回りたいのならどうぞご自由に。
ああ、そうでしたそうでした。
庭園を見て回るのでしたらこちらをどうぞ。
蕾のバラが三本と満開のバラが一本…、意味、ですか? さあ、私には何の事やら…。
はい。私はこちらで待っていますのでお気を付けて…いってらっしゃい。
……私を、忘れてしまったのならばそれで構いません。えぇ、構いませんとも。それすらも貴方は望んだのですから。
ですが、全て忘れてしまうだなんて薄情なお方……。ふふ、良いのです。良いのですよ…。
私が思い出させてあげますから…。
STORY END.
蕾のバラ三本と満開のバラ一本の花束
「あのことは永遠に秘密」




