男性用【嘆きは力なり】
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謎の男
[あらすじ]《1分半程度》
薄暗い路地で男は目の周りが赤く腫れた小さな子供に出会う。少し不思議で不気味な雰囲気を放つ男は意味深に言葉を零しながら子供に近付いた――。
【謎の男】
やあやあ、また会ったね。ん? 初めましてだったかな。そうかそうか、ふむ、そうだったか。そりゃ失敬。
僕の名前は・・・あー、忘れたから後で思い出す事にしよう。
(一息ついて)
そう言えば君はこんな薄暗い路地で何をしているんだい? 小さい男の子がこんな所で一人とは・・・あ痛ッ、女の子かそうか済まない、わざと間違えたんじゃないんだ。本当だ、信じてくれ。
まぁそんな事よりこんな薄暗い路地に女の子一人とは随分危ないじゃないか。
(驚いたように)
おや、トモダチを殺してしまった? 随分と物騒で楽しげな話じゃないか。
(微笑ましくして)
ほらほら、泣いてないでお兄さんに全て任せてご覧よ。トモダチはどこだい? おや、あんな高い所に。
(嬉しそうに笑って)
・・・あれ、どうやって降ろそうか。君、あれどうやって殺したの、あははっ凄いなぁ。尊敬しちゃうよ。
(後ろの少女を目を見開きながらも微笑んで見遣って)
・・・ねえ、君。
“あれ”、“どうやって”、“殺したの”?
“あれ”ってさ・・・“キミ”だよね?
STORY END.