表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
2/195

男性用【嘆きは力なり】

台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。


※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。


 ♂1︰♀0︰不問0

 謎の男

[あらすじ]《1分半程度》

 薄暗い路地で男は目の周りが赤く()れた小さな子供に出会う。少し不思議で不気味な雰囲気を放つ男は意味深に言葉を(こぼ)しながら子供に近付いた――。







【謎の男】

 やあやあ、また会ったね。ん? 初めましてだったかな。そうかそうか、ふむ、そうだったか。そりゃ失敬(しっけい)

 僕の名前は・・・あー、忘れたから後で思い出す事にしよう。


 (一息ついて)

 そう言えば君はこんな薄暗い路地で何をしているんだい? 小さい男の子がこんな所で一人とは・・・あ痛ッ、女の子かそうか()まない、わざと間違えたんじゃないんだ。本当だ、信じてくれ。

 まぁそんな事よりこんな薄暗い路地に女の子一人とは随分(ずいぶん)危ないじゃないか。


 (驚いたように)

 おや、トモダチを殺してしまった? 随分(ずいぶん)物騒(ぶっそう)で楽しげな話じゃないか。


 (微笑ましくして)

 ほらほら、泣いてないでお兄さんに全て任せてご(らん)よ。トモダチはどこだい? おや、あんな高い所に。

 (嬉しそうに笑って)

 ・・・あれ、どうやって降ろそうか。君、あれどうやって殺したの、あははっ凄いなぁ。尊敬しちゃうよ。


 (後ろの少女を目を見開きながらも微笑んで見遣(みや)って)

 ・・・ねえ、君。

 “あれ”、“どうやって”、“殺したの”?

 “あれ”ってさ・・・“キミ”だよね?






STORY END.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 謎の男とすることで興味を引くのがいいと思う [気になる点] 男の正体です。死神という解釈でいいですか? [一言] 読んでるだけで面白いです。 これからも頑張ってください。
[良い点] 少し不気味だなだと思うと同時にゾワゾワするような、読んでるうちに惹き込まれるようなとてもいい作品だと思います! [一言] 自分、ピカピカという配信アプリをしている者なのですが、この「嘆きは…
[良い点] 不気味な雰囲気の中で繰り広げられていく会話。楽しかったです。 [一言] ツイッターの方で声劇動画としてシメジさんの作品を紹介させていただきました。ありがとうございました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ