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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
182/196

女性用【窮屈な呪い】

台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

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※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。

 ♂0:♀1:不問0

 口調が強めの魔女

[あらすじ]《2分程度》

 “どうして普通の子に育たなかったのかしら”なんて母親の言葉を胸に刺したまま、目の前の扉を開く。出迎えた魔女は、随分ずいぶんラフな恰好をしていた―――。











【口調が強めの魔女】

 『普通になりたい』? それが貴方の答え? ……ふーん。“普通”ねえ。


 …それって、どんな“普通”? いや、『え?』じゃなくて。どんな“普通”になりたいの?

 どんなのでもいいの? じゃあアタシ適当にやっちゃうわよ?


 『違う』でしょう? だから聞いてるの。どんな“普通”がいいの? って。


(相手の言葉を聞いて)

 ……………。


 ふーん…そういう“普通”がいいの。


 別に謝らなくていいわよ。貴方が選んだ“普通”がそれなんでしょ? …何? それも『違う』の?


 ………、ねえ。貴方の言う“普通”って、誰が望んだ“普通”なの?


 貴方じゃない誰かが望んだ“普通”を、貴方は欲するの? それがいいの?


 誰かが貴方に求めた“普通それ”は、本当に貴方の為になっているの?


 ……ねえ、貴方はそれでいいのね?


(黙り込む相手に少し嘲笑わらって)

 だって、窮屈きゅうくつよ? それ。

 誰かに強制される目標ほど、億劫おっくうなものってないもの。夢や目標ってね、自分が望むからいいの。自分が決めるからいいの。

 勿論もちろん、誰かのアドバイスや助言じょげんを参考にする程度なら、それほど締め付けられはしないけれど。

 自分ではない誰かの意見を鵜呑うのみにして、言いなりになって、縛られてしまっては、…勿体無もったいないわ。


 それで? 貴方はどうなりたいの?


 …ええ、そうね。何でも良いわよ。だって貴方は、貴方が望めば何にでもなれるわ。

 貴方の未来は一つじゃないもの。



(相手の言葉に微笑んで)

 …そう。それが貴方の答えね? 良いじゃない、前の答えよりずっと良いわ。


 うん、その願いならアタシもつまらなくないわ。…ふふ、それじゃあ。


 これからの貴方の未来に、楽しさも苦しさもありますように!














STORY END.

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