男性用【言われて、初めて】
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少しうざったい男
[あらすじ]《1分半程度》
チッチッチッと舌を打って首を振った。そうじゃない、そうじゃあ無いんだよ。貴方はイラつく気持ちをぐ、と抑えて。彼の言葉に耳を傾ける―――。
【少しうざったい男】
僕はさ、無能になりたいんだよね。
自分の行動に何の責任も取らなくていいし、
周りの事なんて見る気も無ければ、
相手の気持ちを推し量れもしないじゃない。
良いよなあ、そういう無能。
そういう無能に限って、自分は仕事が出来てると思い込んでる所が、最低過ぎて…最高なんだよなぁ。
良いよなぁ、そういう無能…。
周りはみんな、無能よりも精神的に大人だからさ、無能は気付かないんだよ。嫌われてる事も、厭われてる事も。
だって無能だもんなぁ。
自分さえ良ければ、ぜーんぶ良し。後片付けなんて知らないし、前準備も知ってる奴らがすればいいだけ。
知らない事を聞こうともしないで、ボーッと突っ立ってたら、先輩や誰かしらが指示を出してくれると思ってる。
あーあ…。
無能ってそれだけで全て諦めてもらえんじゃん。
「あ、この子には何を教えてもダメなんだな」ってさ。
「この子、全然人の話聞いてないじゃん」ってさ。
…良いよなぁ、そういう無能。
こういう事言われてもさ、イラつくから聞こうとしないもんな。
都合の悪い言葉はぜーんぶ聞こえないフリ、聞けないフリ。
誰々さんが自分をいじめるんだぁって上司にチクるんだよなー。
………。
お前だよ、お前の事言ってんだ。いい加減にしろ、無能。
STORY END.