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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
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168/196

男性用【言われて、初めて】

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 ♂1:♀0:不問0

 少しうざったい男

[あらすじ]《1分半程度》

 チッチッチッと舌を打って首を振った。そうじゃない、そうじゃあ無いんだよ。貴方はイラつく気持ちをぐ、と抑えて。彼の言葉に耳をかたむける―――。














【少しうざったい男】

 僕はさ、無能になりたいんだよね。


 自分の行動に何の責任も取らなくていいし、

 周りの事なんて見る気も無ければ、

 相手の気持ちをはかれもしないじゃない。


 良いよなあ、そういう無能。


 そういう無能に限って、自分は仕事が出来てると思い込んでる所が、最低過ぎて…最高なんだよなぁ。


 良いよなぁ、そういう無能…。


 周りはみんな、無能よりも精神的に大人だからさ、無能は気付かないんだよ。嫌われてる事も、いとわれてる事も。

 だって無能だもんなぁ。


 自分さえ良ければ、ぜーんぶ良し。後片付けなんて知らないし、ぜん準備じゅんびも知ってる奴らがすればいいだけ。

 知らない事を聞こうともしないで、ボーッと突っ立ってたら、先輩や誰かしらが指示を出してくれると思ってる。


 あーあ…。

 無能ってそれだけで全てあきらめてもらえんじゃん。


「あ、この子には何を教えてもダメなんだな」ってさ。

「この子、全然人の話聞いてないじゃん」ってさ。


 …良いよなぁ、そういう無能。


 こういう事言われてもさ、イラつくから聞こうとしないもんな。

 都合の悪い言葉はぜーんぶ聞こえないフリ、聞けないフリ。

 誰々さんが自分をいじめるんだぁって上司にチクるんだよなー。



 ………。




 お前だよ、お前の事言ってんだ。いい加減にしろ、無能。
















STORY END.

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