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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
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男性用【騙される方が悪い】

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 ♂1:♀0:不問0

 溜息をく男子

[あらすじ]《2分程度》

 君の実力はきっと自分よりも上だろうから、自分よりも前で戦ってくれ。アホか、と言いたい気持ちを、ぐっとこらえて溜息を吐いた―――。














【溜息を吐く男子】

 ワタシ、ただの見学者なんだが? 戦うつもりもないし、ましてや誰かをいやすつもりもない。


 君は少し落ち着きたまえよ。

 敵が思った以上に多い? 敵のさくが思った以上に狡猾こうかつだった?

 敵も同じ事を思っているだろうさ。

 だけれど、彼らは向かってきている。


 何故なにゆえか? 勝ちたいからに決まっているだろう。

 勝って、帰って、家族に会いたいからに決まっているだろう。


 ならば、君も勝つ為に向かっていった方がいいんではないか?

 …だから何故ワタシなのか。救援者きゅうえんしゃでも協力者でもないのだぞ。


 そもそもだな、敵が強いから逃げ帰る、それも戦法せんぽうだとは重々承知しょうちだがな、そればかりでは勝てるものも勝てないだろう。


 大体、これはただの模擬もぎせんで、ケガ人は出ても死者が出る程ではないと事前じぜんに説明を受けたろうに。


 はあ…。


 クリアーネの担当生徒だから、少しは楽しみにしていたんだが、とんだ期待外れだったかもしれんな。


 ん? そもそもワタシは何故見学なぞに? だと?


 明日からこの学園で世話になるものでな。丁度ちょうど今日、生徒同士の模擬戦があると聞いて、ならば見ていっても良いかと聞けば、こころよい返事をくれたのだ。

 クリアーネも生温なまぬるい授業をしているようだな。


 ん? 編入生? 何の話をしている。


 ワタシはこの学園の教師に就任しゅうにんするのだ。

 この学園初の、エルフの教師にな。













STORY END.

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