女性用【欲しいのは一つ】
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自信に満ちた女性
[あらすじ]《1分半程度》
ねえ、聞いて。ヒドい男に会ったの。隣に座った昔馴染みにお茶を差し出す。ありがとう、と受け取った彼女はため息を一つ零して話し始めた―――。
【自信に満ちた女性】
あなたに恋をしたって言われたの。
でもそれって、全然私の気持ち考えてないじゃない?
だから言ってやったの。
「貴方 それって恋してる自分に恋してるんじゃない」って。
そうしたらもう面白いのなんのって。
鬼みたいに顔を真っ赤にさせて、こう言うの。
『こっちがせっかく下手に出てやってるのに』って。
「そんなの知らないわ」ってそっぽを向いたら、
もっと顔を真っ赤にさせてこう言ったの。
『お前みたいな女 こっちから願い下げだ』って。
だから私も言ってあげたの。
「お前みたいな男 一億積まれても付き合ってあげない」って。
乱暴はされなかったのかって? されないわよ。そういう男って、手は絶対出さない小心者なの。
そんなことばかり言ってると貰い手がなくなるって? あら、余計なお世話。
私の嫁ぎ先はもう決まってるもの。
頼んでもいないのに勝手に気持ちを押し付けてくるような男じゃなくて、何年も待ってるのにいつまで経っても告白してくれない男がね。
やっと気づいた? アナタのことよ。私、本当に何年も待ってるのよ。
子供の頃の口約束? あら、でもアナタは今でも私が好きでしょ? 私もアナタが好き。
誤魔化したって意味無いわ、アナタが何にもしない内から私は外堀を埋めてたんだから。
2000年も待ったの。指輪も言葉も要らないわ。
静かに私にキスをして。
STORY END.