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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
16/196

女性用【凄腕ウィッチの魔法論】

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 ♂0:♀1:不問0

 凄腕魔法使い

[あらすじ]《3分程度》

 とある世界のとある国。魔法に(おび)える人々へ魔法の楽しさを教え駆け回る魔法使いは今日も一日頑張ります―――。







【凄腕魔法使い】

 こんにちはっ! あたしは旅の魔法使い! ちょっぴり炎は苦手だけど他の魔法は大得意! ……ってあらら、君達魔法嫌い? キラキラしてて綺麗だよ?


 ……あー、まぁ…そうだよね。魔法って基本的に魔族とか魔物とかが使うものだし怖いのはちょっと分かるかも。


 でもね、あたしの魔法は誰かを傷つける為にあるんじゃないよ! そんな事に魔法を使っちゃあ、魔法が可哀想(かわいそう)だもん。あたしの魔法はみんなを楽しませる為にあるの!


 ……あちゃー、まだ信じてくれない?

 んん〜、どうしようかなぁ。あ、じゃあさ! 君の持ってるそれ見せて! 大丈夫! 壊したりしないよ! ……って、これ壊れちゃってるんだね。


 うん、大丈夫。直してあげるよ。

 これ、複雑な壊れ方してるね。何かあったの?


 ……ええ? それってつまり…若い魔法使いが魔物を倒すのに魔法を暴走させて村のあちこちを壊しちゃったってこと?


 えぇええ……ごめんねぇ。それじゃああたしの事も怖いはずだよねぇ。不用意に話し掛けちゃ(まず)いよねぇ…………あ、でもこのペンダントは直させて! 実力不足の魔法使いが馬鹿をやったお()び!


(ペンダントを直しながら)


 最近よく居るんだよね。

 魔法が使える人間が増えてきたでしょ? そうするとさ、自分が持ってる魔力の量も考えずに『これくらいか?』なんて自己判断してドカドカ魔法撃ちまくっちゃう馬鹿(うましか)さんがさ。

 見える魔法が全てじゃないんだよ。

 後先考えずに魔法を使うのは(おろ)か者のやる事。


 そういうのは魔法使いだなんて呼べない。実力不足もそうだけど経験も不足してるし、何より魔法に全然寄り添えてない! 魔法使いが魔法を使えるのは偶然(ぐうぜん)と奇跡の産物(さんぶつ)だってのに……!


 あ…………。ご、ごめんね。愚痴(ぐち)っちゃって…。あのね、村の大人達に伝えて。


 全ての魔法使いが悪い訳じゃないんだよって。少なくともあたしは君達も、君達の家も……君達が守りたい人達も、宝物も……守りたいし楽しませたいし、笑顔にしたい。


 ごめんね、あたしと同じ魔法使いが君達を傷付けてしまって。ここで見える魔法を使うのはやめておくよ。


 それじゃあ、またね。

 そのペンダント、壊れにくい魔法を掛けておいたからさ、大切にしなね。









STORY END.

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