男性用【女神懐疑 猛の場合】
声劇タイトルは【めがみかいぎ たけるのばあい】と読みます。
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猛
〈彼にとってのオリヴィーは、そこに居ても居なくても変わらない存在。だからこそ今回の件も彼にとっては、何ら日常と変わりないのだった〉
[あらすじ]《2分程度》
十二の天使達は、オリヴィーと呼ばれる若い女神に仕えていた。彼らは自由奔放で悪戯好き。これはそんな天使達と女神オリヴィーの物語である⸺…。
【猛】
うぇ~? オリヴィー君がボクらの事を~?
(少し考え込んで)
……んー、確かにポリダンリュクス様も~…そんな事、言ってたような、…んー…言ってなかったような…?
そう考えると、ボクらとオリヴィー君ってぇ、近いようで遠いよねぇ。女神とそれに仕える天使なのにぃ。
今もさぁ、オリヴィー君がボクらを疑ってるって言うけどぉ、それが何かは分からないんでしょ~?
逆に考えるとぉ、オリヴィー君だってボクらの事、ちゃんと分かってないから疑えちゃうんだな~ってそんな感じ~…?
“よく分からない”…? あっはは~、ボクも~。
とりあえずキミはさ、色んな人に話を聞いてるみたいだけど、何か収穫はあったー?
何にもなし…だよねぇ。
さっきも言ったけどさぁ、ボクら、オリヴィー君について何も知らないんだもの。
数百年前のあの事件の後で、誰にも知られずに生まれた、ポリダンリュクス様の秘蔵っ子。
これくらいしかオリヴィー君に関しての情報無いしさ~。
ん? うん、もちろん。これはポリダンリュクス様とキミとボクと春祈しか知らない事~。
それは一生、ずっと、永遠に。
………ふふ、きっとこれは運命なんだ。ボクら十二の天使と、キミ。そして女神オリヴィーが出逢ったのは。
だからきっと、みんなの話を聞き終わる頃にはオリヴィー君が何を疑ってて、ボクらが何かやっちゃったのか、それとも何もやっちゃってないのか…ハッキリ分かってしまうんだなぁって、…まあ。そんなトコかな~。
ねえ。オリヴィー君は一体何を考えてると思う? 自分の事? ボクらの事? それとも天界全ての事? それとも……キミの事かな~?
ボク…は、何でもいいや~。
漂って生きてるだけの気まぐれ天使って事で~。
まあ、ほら。後いくつの天使に話を聞くの? 五?
なら早くしないとポリダンリュクス様が帰還しちゃうね~。
ふふ、頑張ってね~。
STORY END.