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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
141/196

男性用【女神懐疑 忠太の場合】

台本タイトルは【めがみかいぎ ちゅうたのばあい】と読みます。


台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。


※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。

 ♂1:♀0:不問0


 忠太ちゅうた

〈彼にとってのオリヴィーは、何物にも代えがたい芳醇ほうじゅん。だからこそ彼は今回の事にいきどおりを感じている〉


[あらすじ]《3分程度》

 十二の天使達は、オリヴィーと呼ばれる若い女神につかえていた。彼らは自由じゆう奔放ほんぽう悪戯いたずら好き。これはそんな天使達と女神オリヴィーの物語である⸺…。








【忠太】

 マジやってらんねぇ~っての! オリヴィーがオイラ達を疑ってる? 天使として黙ってられないだろう?


 知らねぇよ! 女神は女神で好きにやってろってんだ! 天使は天使で好きにやってんだから!


 ポリダンリュクス様も天使遣いが荒いというか、雑というか。

 そもそもの話だぜ? オイラはあんな右も左も分からねぇようなやす女神より、ポリダンリュクス様につかえたかったんだ。


 だってそうだろ? 創造神にすら、タメきけるような女神様だぜ? そんな女神様に仕えてるってこたァ、天使の中でもかなりの地位に立ててるって事な訳。


 だからオイラ、頑張ったんだぜ。毎日血を吐く勢いでさぁ。時々ポリダンリュクス様も、頑張ってるなーなんて声掛けてくれて…


 なのに、いざ配属ってなったらオリヴィー? 聞いた事もねぇ、生まれたて女神。

 最っ悪、最っ低。ウンザリすんだ。


 挙げ句の果てにゃあ、オリヴィーがオイラ達を疑ってる? こんなにくしてやってるのに恩知らずな奴だぜ。


 …まあ、確かに?

 オリヴィーと仲の良いライヴィン様の書類を水浸みずびたしにしたのは、オイラと朱音シュネだけどな。

 それはまぁ、ちょっとは反省してんだぜ。ライヴィン様を巻き込んだ事をな。


 オリヴィーだけを水浸しにしてやりゃあ良かったんだ。


 しっかし、不思議なもんだよな。

 ポリダンリュクス様は、どうしてなんのも無ければ、特に強い力も無いオリヴィーの事をあんなに贔屓ひいきしてんだか。


 まあ、それがあるからオイラはオリヴィーの天使してやってんだけど。

 だってよぉ、オリヴィーの天使やってたらポリダンリュクス様が、オイラを見初みそめてくれるかもしれねぇだろ?


 あ? “ずっとオリヴィーの所でやっていくんじゃないのか”って? バッカかよ、ンな訳ねぇじゃん!

 そんなんは、オリヴィーの世話焼いてる春祈シャンキとか、ただよって生きてるだけのたけるに任せときゃあいいんだよ。


 つーか、オイラ達疑ってるって、マジなんの話だっつーの。

 面倒くせーな。…でもポリダンリュクス様の頼みだしなぁ…。


 …ってかよ、お前はどうなんだよ。何か心当たりあんのか?


 あ? “ねーから、皆の話を聞いてる”って、何だよお前もかよ。


 はぁーあ…、マジ何なんだよ、オリヴィーのクセして、オイラを悩ませるとか…。これが解決したら、アイツの抱き枕を火達磨ひだるまにしてやろう!


 “書類じゃないのか”って? バッカだなぁ、お前。書類燃やしちまったらオイラ達がこまんだろうが。

 誰が調査して、書類にまとめて、上に提出してやってっと思ってんだよ。


(悪い顔をして)

 悪戯いたずらは計画的に、だ。


 じゃあ、オイラはそろそろポリダンリュクス様の帰還きかんを見届けねぇとだから、行くわ! また会議でな!










STORY END.

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