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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
131/196

女性用【語り部音磨〜湖畔編〜】

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 音磨

[あらすじ]《2分半程度》

 (かた)()音磨(おとま)(くに)(かた)りだ。大陸の国をほぼ全て知っている彼女は今日も『あの友』との約束を守る為に語り歩いている―――。











【音磨】

 こんちゃや。語り部やってる音磨(おとま)

 あれ、名前知ってる? 珍しいな、…ああ、(かた)(おい)な。専属(せんぞく)は居ないけど(たま)に聞いてってるな。好きに(しる)せな。


 今日語るのは美しい湖の国メイダ。

 メイダって聞くと、大半は湖畔(こはん)毒沼(どくぬま)って答えるけど、今日は湖畔の方の話。

 メイダの湖畔には宿屋とか、飯屋(めしや)とか色々ある。

 夏はかなりの頻度(ひんど)で夜通し祭りをしてるな。結構掘り出し物もあったりするから、行ってみるのも手だな。


 メイダは雷を(つかさど)る女神を信仰(しんこう)する国な。

 女神の名前はミュイダー。古代ルジシアの神の一人な。

 …あれ、神って一人って数え方で良かったんな?


 ………まあいいか。


 メイダでは年に何回か、湖の中心に女神ミュイダーが愛した、ペルクと呼ばれる鳥の模様(もよう)が浮き上がるって言われててな。

 わっちは見た事ないけど、言葉を失うぐらい絶景だって話だな。


 湖畔の市場には女神ミュイダーに(あやか)った品々が、たっくさんあるな。

 ただ、ここだけの話。他所(よそ)から入ってきた悪い奴らに(だま)されてぼったくられる被害が、ちょこちょこ増えてる。


 他所(よそ)の奴と、メイダの民を見分ける方法が一つだけあるから、覚えておくといいな。


 “ルーダッテ ミュダ ミュイダー”


 メイダの古い言葉で『女神に(ちか)って嘘は無いか』って意味になるんな。

 そうすると、メイダの民は手の中で雷の魔法を発動させてくれる。

 その魔法で発動する雷の色は紫色。これは女神の加護(かご)を受けた、メイダの民しか発動出来ないものな。


 もし、怪しいと思ったらそう聞いてみるといい。メイダの民もぼったくり商人には嫌な顔してたから、喜んでやってくれるんな。


 雷の女神ミュイダーの加護を受け、美しい湖を大切にする民が住まう国メイダ。


 場所は鬼張(おにばり)(やま)より北へ。道中お気を付けて。


 それじゃあ、わっち。そろそろ次の国へ行こう。今度はもっと素敵な魅力を伝える為に。


 お疲れ、またな。








STORY END.

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