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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
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126/196

男女兼用【死に場所探し 参】

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 ♂0:♀0:不問1

 ねこ師匠

[あらすじ]《1分半程度》

 とある平和な島には『ねこ師匠』と呼ばれ慕われる化け猫が居ました。一人目の弟子に会いに行ったねこ師匠は少し思いに(ふけ)ります―――。








【ねこ師匠】

 ふみゃぁぁぁ……。まさかあのドロボウ猫が一番弟子と(つがい)にニャってたとはニャ…。


 しかも…子供も三匹居たニャ……。

 一番弟子が幸せニャら構わニャいんだけどニャ…ただあのドロボウ猫…、ワチの事覚えてニャかった……ぅぅぅ、


 ニャァァァァァァァァっっ! 思い出したら腹立ってきたニャ! (ニャに)が「どニャたでしたっけニャ?」だ!


 ワチの大事ニャ宝物を(うば)って、あの(へい)の上で下品(げひん)に笑ってやがったクセにッ! むっかつくニャ!


 ふーっ……(さけ)んだら、ちょちっと(いか)りが収まったニャ…。一番弟子の島を死に場所にすんのはやめにすっかニャ…。こんニャとこじゃ、眠ろうもんも眠れニャくニャる…。


 ふーっ、次は二番弟子の島だニャ。

 アイツんとこは静かニャ冬の島だったかニャ。寒そうだニャ…そういや、昔に「ししょーは来ニャい方がいいニャ」ニャなんて言われてたぐらいニャ。ちっと対策してから行くか。


 ……、ワチが死ぬニャなんてニャったら、あいつ…(ニャ)くかニャ…………ニャんてニャ。

 (ニャ)く訳ニャいニャ。馬鹿ニャ事言ってニャいでさっさと行くニャ!









STORY END.

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