七つの世界第4話
とうとうバトルロイヤル始まりました
是非是非見ていってください
時は3ヶ月が過ぎ蝉たちが鳴く季節になった。バトルロイヤルまで残り1ヶ月を切った。
城ヶ崎 新は未だ自分の才能をわからないまま、ただ一刻と時が過ぎるのを待つしかなかった。それを傍観することしかできない自分に一種の怒りを覚えた。
皆がバトルロイヤルに備えている時に、自分は何をすればいいのだろう?それでなにかできるのだろうか?何もわからないまま時間だけが過ぎていった。
また時が過ぎ秋を迎えた頃世間はバトルロイヤルの事でいっぱいだった。
バトルロイヤルに出るもの、バトルロイヤルを応援するもの、バトルロイヤルを観戦するもの、様々な立場の人達の感情が、会場の様子を示唆していた。
バトルロイヤルは、最初に各ブロックごとに分かれてそれぞれで乱闘する。そのうち1人だけが決勝戦に進み、勝者同士でトーナメントを行いそこで勝ったものすなわち優勝者だけが第2世界の切符をつかめる。そのために皆一生懸命頑張ってきた。今回のバトルロイヤルは約500人程が参加する。
「新くん明日からだねバトルロイヤル、楽しみだね!」
「うん、お互い頑張ろうね」
自分の今の状態を知るためにも、元の目的を達成する為にも優勝するしかない。
そのような思いを抱きながら時間はもう日が沈み、また日が昇ってくるのを一瞬に感じた。
ただいまより3日間、第28回第1世界バトルロイヤルを挙行致します。
皆さまの健闘とご武運を祈ると共に開式の言葉とさして頂きます。
たくさんの思いが交わる中、バトルロイヤルが始まる!
どうでしたか?
次話からは新と春華の戦いが始まります
また次に会いましょう