表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神無月の夜に  作者: トウジョウ レイラ
6/6

神の力

次に目覚めた時には、胸の位置に紋章が刻まれていた。

「なんでっ…、私にはまだ1年あるのに…。」

事実を突きつけられると人間というものは、それを避けようとするのだ。その事実を知ってもなお、私の心は1年間という間村から出られないことを信じようとしないのだ。きっと嘘だ、冗談だろうと思ってしまうのだ。しかし、それを真実だと思わせてしまうのが、この神紋(しんもん)なのだ。

「お姉ちゃんっ…!!」

涙を見せていた私のところに雅純が走ってきた。

「大丈夫!?神様に何かされた!?」

「うぅん…。大丈夫、でも…。」

私が胸元に目を落としているのに気づいた雅純は、私の目を追って胸元に目を落とした。

「えっ…、これって…。神紋っ…?」

ありえない。

そう雅純の目が私の目と合った。

「大丈夫っ…だからね…?」

「大丈夫なわけないでしょ!!こんなことっ…!!」

「雅純!」

「っ…、ごめん…。」

声を上げてしまったが、雅純が慌てるのもおかしくない…。

でも、ここで慌てても意味が無いので私たちは山を降りることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ